【メール相談】騒音に悩まされない理想的な物件を引き寄せたいと思っています。

2017.12.18 2018.03.10 メール相談
はじめまして。
今騒音問題で悩んでいます。
引っ越したいと考えて、騒音に悩まされない理想的な物件を引き寄せたいと思っています。
でも、上階からの音がするたびにビクッとして動悸がとまらなくなり、感情をどうすればいいのかわかりません。

騒音のない一軒家に住む!
何度も何度もイメージして1年くらいになりますが、なかなか引き寄せられません。

音がする度にその事に意識して怒りがこみあげてくるのがいけないのでしょうか?
音がした時は、どのように考えればいいと思いますか?
ネットで随分検索しましたが、答えが見つかりません。

メールありがとうございます。

ご相談内容を拝見して気になったところを踏まえて、私なりの考えを申し上げたいと思います。

まず、感情とはどういうもので、どんな役割を持っているのかを考えてみたいと思います。

感情とは、今自分が何を思考しているのかを知らせるシグナルのようなものです。

いいことを考えればワクワクしたり楽しい気分になります。逆に嫌なことを考えればイライラしたり落ち込んだりしますよね。

私たちは、いいことを考えながら嫌な気分になることはできないようになっています。そのため、感情の仕組みを知ることで、今自分がどんな思考をしているのかを知ることができるわけです。

そして、その感情に意識を集中するほど、その源となっている思考がより強烈になるのです。ですので、こみあげてきた怒りに意識を集中するほど、よりネガティブな思考が強くなり、さらに怒りが大きくなるという結果を招いてしまいます。

また注意が必要なのが、感情を抑えつけようとすることも、感情に意識を集中するのと同じということです。

感情というのはただのシグナルのなので、それをただ抑えつけようとしても、その元となる思考が変わらない限りは止めることはできません。

そればかりか、その感情に集中することで、そこに引き寄せの作用点を作ることになるため、その感情をさらに味わうことになるような現実をあなたのもとに引き寄せてしまいます。

思考があって、感情があります。思考のないところにいきなり感情は湧き出してきません。そのため、湧き出した感情を抑えつけるのではなく、その源の思考を変えるのが効果的です。

望まない感情がわいてきたことに気付いたときは、何か別のいい気分になれることを意識して考えるようにします。これは何も「静かな住まい」とか、騒音と相反することを思考する必要はありません。

どんなものでも、自分が気分よくなれるようなことを考えるように習慣づけるのです。

騒音に驚いて怒りがわくたびに、意識して思考を切り替えてください。ここまで申し上げたことから分かるかもしれませんが、実は、あなたの怒りの根源は騒音ではありません。あなたの思考です。

「周りの住民に迷惑にならないように暮らさなくてはいけない」というようなあなたの信念と反するできごとが身に降りかかったため、それに反応してネガティブな思考が発生します。それによって、あなたはイライラしたり、怒りを感じたりしているわけです。

はじめのうちはなかなかうまくいかないかもしれませんが、思考の習慣づけはある程度の根気が必要だと思って取り組んでみてください。

ちょっときついことを言ってしまいますが、「現実に起こっていることが気になってしまう」という場合の多くが、ただ単に根気が足りない場合が多いです。

川の流れを変えることをイメージして頂くと分かりやすいかもしれませんが、流れを一気に変えようとすると、ものすごい負荷がかかりますよね。

だけど、「少しずつ、でも確実に」という意識で取り組んで頂ければ、やがて思考の習慣自体が変わってきます。

上で感情に注目すると、さらに同様の感情を引き寄せるということを言いましたが、これはポジティブな感情でも同じことです。

「ちょっといい気分」からはじめることで、その思考に引き寄せられてどんどんいい気分になる思考やできごとが引き寄せられてきます。

次に、「騒音のない一軒家に住む!」というようなイメージをされているとのことですが、引き寄せの法則や潜在意識を活用する上で重要なのは、ポジティブな言葉やイメージで願望を潜在意識に伝えることです。

書籍『ザ・シークレット』でも少し触れられていますが、「遅刻したくない」と思考しても、引き寄せられるのは「遅刻する」という現実です。

潜在意識は肯定形・否定形の区別をしません。

そのため、「騒音」という言葉やイメージは、それをほしくないと思っても騒音を引き寄せます。

「騒音がない一軒家」という形ではなく、「静かで快適な一軒家」という形でイメージを膨らませてみてください。一見たいした違いはないように感じられるかもしれませんが、実はここが大きなポイントです。

やってみて頂くと実感されるかもしれませんが、「騒音のない」というところからスタートするイメージと、「静かで快適」というところからスタートするイメージでは、イメージのクオリティが断然違ってきます。

「感情」と「言葉」、この2つの役割と重要性を意識して取り組んでみて頂ければと思います。

あなたの幸せを願っております。

PS:このブログでは引き寄せ初心者の方に向けて、引き寄せの法則を分かりやすくお伝えしています。「引き寄せについてもっと知りたい」「引き寄せるための思考・習慣を身につけたい」という方に向けた情報は、noteで発信しています。マガジンでは過去の有料記事もすべて読めるようにしています。