メールありがとうございます。

「最低な彼と復縁したい」という願望を叶えたいとのことですね。

あなたは彼と復縁して、以前と同じような仕打ちを受け、辛くなったり怒りが止められなくなったりという経験をしたいということでしょうか？

それとも、そんな中でも彼との楽しい思い出があり、そうした時間を再び彼と共有したい思っているのでしょうか？

また、気になったのは「諦めようと思うと自分が鬱のようになってしまうので諦めない」という部分ですが、そもそもそれは願望なのでしょうか？

よく分かりませんが、「鬱のようになってしまうのが嫌だから」それを願望だと思うことにしているように取れます。

おそらくですが、問題になっているのは潜在意識にある異性関係にかかわる信念とホメオスタシスではないかと思います。

私たちの異性関係にかかわる信念は、幼少期の特に異性の親に大きな影響を受けます。

つまりあなたの場合は父親ですね。

父親の母親に対する仕打ちなどを見て育つことによって、その子どもは「男女関係は辛いもの」という信念を潜在意識に植え付けることになります。

その結果、自分では望んでいないように思えても「自分を傷つけるような異性」を求めてしまうようになるのです。

母親や自分が父親から暴力を受けていたという場合には分かりやすいですが、そうでなくても父親が仕事ばかりで母親がさみしい想いをしていたとか、両親の夫婦関係が幸せそうに見えなかったという経験がある場合には、それをベースにした信念を作り上げてしまいます。

辛い経験をさせられ「最低」と罵れるのに、それでもその彼を求めてしまうのであれば、信念(思考の癖)がそうなっていることが多いです。

次に「諦めようとすると鬱っぽくなる」とのことですが、これはホメオスタシスの働きで、潜在意識があなたをこれまでの流れに引き戻そうとしているとも考えられます。

ホメオスタシスとは「恒常性維持機能」と言われるもので、簡単に言えば「現状を維持しようとする機能」のことです。

「男女関係は辛いもの」「男は女を虐げるもの」という信念を持っている場合、その辛い想いをさせる彼から離れることは、信念に反したものだと判断されます。

そのため、潜在意識は「それはいつもと違うよ」と言って元の場所に引き戻そうとするわけです。

その結果、「鬱っぽくなる」という形で、あなたを「最低の彼」に向かわせようとするのです。

以上を踏まえた上で、それでも「最低の彼との復縁」を果たしたいのであれば、私がとやかく言えるものではありません。

しかし異性との関係を通して幸せを感じたいのであれば、潜在意識に植え付けられた信念から見直してみる必要があるでしょう。

その場合は、今ある信念をリセットして、新しい信念を作り上げる必要があります。

信念のリセットには自愛・クリーニングが効果的です。

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その上で、イメージングをして新しい信念を作り上げます。

なぜ新しい信念を作り上げるのにイメージングが効果的かと言えば、信念が「記憶と感情」のセットだからです。

そして、記憶とは(過去の)イメージです。

当たり前ですが、過去の記憶は今、この現実で起きているわけではありませんよね？

私たちは過去のできごとを思い出すとき、それを「イメージ」として頭の中に映し出しているわけです。

そして過去の記憶(イメージ)と、それに伴う感情を何度も思い出し味わうことで、信念をより強固なものにしてしまうわけです。

であれば、逆に「未来のイメージ(理想のイメージ)」を映し出し、そこに感情を伴わせることで新しい信念を作り上げることもできるというわけです。

まずは今ある信念の確認、そしてそれが望むものでなければリセットする。

それと同時に、あなたにとって「理想の異性関係とは何か？」をイメージしてみてください。

はじめはボンヤリしていたとしても、繰り返しイメージすることでどんどん鮮明になってきます。

そして、鮮明になるにつれて、そこに感情を乗せることは難しいことではなくなります。

ちょっと駆け足での説明になりましたが、信念の書き換えについてはこのブログでもいろいろ書いていますので、よければ見てみてください。

あなたの幸せを願っております。