チャクラとは
外部から体内へ気を取り込み、
排出する役目を持つ「気の出入り口」です。
主なものは脊椎上、
そして頭頂部にかけて
一直線に7つ並んで位置しており、
そのそれぞれが
身体のいろいろな部位や
精神に対応して機能しています。
「チャクラ」とサンスクリット語で
「回転する輪」というような意味で、
その名の通りチャクラは
時計回りにくるくると回転しており、
その中心には気が出入りする穴が開いています。
「チャクラが乱れる」とは、どんな状態?
健康な人のチャクラは
時計回りに一定の速度で回転し、
また中心の穴が大きく開いて
十分な気を取り込んでいます。
現代のストレス社会に生きる
多くの人のチャクラは小さく閉じ、
気の循環が滞ったり
チャクラの回転が不安定
(早すぎたり遅すぎたり)で、
中には回転が
逆になってしまっている人も
いると言われています。
これが
「チャクラが乱れている」状態で、
そのままでは心身ともに不調をきたし、
攻撃的で独善的な性格になったり、
身体の各器官の働きが悪くなったりします。
7つのチャクラ別に見る不調のサイン
7つのチャクラはそれぞれ、
私たちの身体の神経系や
内分泌系とつながっており、
神経やホルモンの分泌と
密接に関連しています。
ここでは、
7つそれぞれのチャクラが
乱れた場合に現れるとされる
不調のサインをまとめてみたいと思います。
第1チャクラの不調サイン
第1チャクラは
すべてのチャクラの土台となるもので、
会陰部(性器と肛門の間)にあります。
この第1チャクラの状態が、
他のすべてのチャクラの状態にも
影響を与えると言われており、
ここが乱れると
他のチャクラの状態も
思わしくなくなるとされています。
第1チャクラが乱れると、
以下のようなサインが現れます。
- 気力が湧かない・疲れやすい
- 行動するのが億劫になる
- 孤独・居場所がないと感じる
- 腰が重い
- 経済的に不安定
- 大事な選択に迷う
第2チャクラの不調サイン
第2チャクラは
丹田(おへそから4~5㎝下の辺り)にあり、
自己肯定感や男女の性に関係しています。
第2チャクラが正常な状態だと、
第1チャクラから取り込んだエネルギー(気)を
精神や感情に反映させることができます。
しかし、
第2チャクラが乱れていると、
それらのエネルギーの循環が滞り、
感情面が希薄になります。
第2チャクラは乱れると、以下のようなサインが現れます。
- 楽しくない・感動が薄い
- 異性に対して積極的になれない
- 生殖器に不調をきたす
- 性的興味が薄い・または過剰
- スタミナ不足
第3チャクラの不調サイン
第3チャクラは
感情をつかさどるチャクラで、
みぞおちにあります。
「腹が立つ」というように、
第3チャクラがあるお腹(胃腸)は
感情と非常に密接な関係にあり、
第3チャクラが正常だと
精神的にポジティブになります。
しかし第3チャクラが乱れていると、
身体的には胃腸の調子がすぐれず、
便秘や下痢になったり、
精神的にはイライラしやすく
情緒不安定になると言われています。
第3チャクラは乱れると、
以下のようなサインが現れます。
- イライラしやすい
- 情緒不安定
- 食欲不振
- 胃腸の調子が悪い
- 集中力が持続しない
- 意志が弱い
第4チャクラの不調サイン
第4チャクラは胸(心臓)にあり、
7つのチャクラの中心にあるため、
主に身体にかかわる第1~第3チャクラと
主に精神にかかわる第5~第7チャクラとを
調和させる役目を担っています。
第4チャクラが正常だと、
いわゆる「心が開いた」状態になり、
他者とのコミュニケーションがスムーズに、
そしてより深い部分で
他者を思いやり愛することができます。
第4チャクラが乱れていると、
他者を信用することができず、
そのため他人の気持ちを過剰に気にしたり、
自分に自信が持てずに
他者に過度の依存をするようになります。
第4チャクラは乱れると、
以下のようなサインが現れます。
- 他者の気持ちが過剰に気になる
- 人間不信
- 過剰な感情移入
- 心臓などの循環器に問題
- 心を閉ざす
- 他者への依存
第5チャクラの不調サイン
第5チャクラは喉の辺りに位置し、
コミュニケーションや表現力を
つかさどっています。
第5チャクラが正常だと、
自分の気持ちを誤解なく
他者に伝えることができ、
ポジティブな言動で
他者と円滑なコミュニケーションを
取ることができます。
発言に説得力があり、
特にリーダーとなる人には
この第5チャクラが活性化している人が
多いとされています。
また、声にも魅力が増すので、
歌手など「声」を職業とする人には
興味のあるところではないかと思います。
第5チャクラが乱れていると、
余計なことを口にして
他人を傷つけてしまったり、
自分の気持ちを
正しく伝えることができずに
相手に誤解を与えてしまったり
ということになります。
第5チャクラは乱れると、
以下のようなサインが現れます。
- 声が通らない・張りがない
- 自分の気持ちを伝えられない
- 悪口・陰口を言いたくなる
- 唇や口内、喉の不調
- 口だけで行動が伴わない
第6チャクラの不調サイン
第6チャクラは眉間にあり、
「第三の目」とも呼ばれます。
直感、インスピレーション、
予知能力やものごとの本質を見る力などの
「目に見えないものを見る力」を
つかさどっています。
第6チャクラが正常な状態だと、
ものごとの本質を見抜き、
正しい判断ができるようになります。
また、インスピレーションや
斬新なアイディアなどが湧くようになり、
知覚・記憶力が劇的に向上するとされています。
第6チャクラが乱れていると、
思考は不安定で直観が鈍り、
記憶力が低下し、物覚えが悪くなります。
ものごとの本質が見抜けなくなるため、
間違った情報に振り回されたり、
見当違いなものに執着したり
するようになります。
第6チャクラは乱れると、
以下のようなサインが現れます。
- 直感が鈍い
- 将来のビジョンが描けない
- 記憶力が落ちる
- 観察力・洞察力に書ける
- 間違った情報に惑わされやすい
- アイディアが湧かない
第7チャクラの不調サイン
第7チャクラは頭頂部にあり、
潜在意識からのメッセージを
キャッチする場所とされています。
第7チャクラは
7つのチャクラの中でも特殊で、
他の6つのチャクラのバランスが
取れてはじめて活性化します。
第7チャクラが正常な状態だと、
潜在意識からのメッセージを
受け取りやすくなり、
自分がこの世に生まれた意味や
今世でなすべき使命に気付き、
そこへ至るまでのビジョンが
見えるようになります。
第7チャクラが乱れていると、
高次の自己(ハイヤーセルフ)との
つながりが遮断され、
自分自身に限界や制限を
感じるようになります。
その結果、
目に見えるものしか信じることができず、
物理的なレベルでのものごとの解決に
執着するようになります。
第7チャクラは乱れると、
以下のようなサインが現れます。
- 何をやってもうまくいかない
- スピリチュアルに過度に傾倒する
- スピリチュアルなことを毛嫌いする
- ものごとを否定的にとらえる
- 限界・制限を感じる
チャクラを整える方法
チャクラが乱れていると、
心身ともにさまざまなところで
不調をきたします。
その反面、
チャクラの状態が整うことで
心身ともに健康になり、
さらに潜在意識とのつながりが
強化されることから、
人によっては「超人的な能力」を
身につけることも不可能ではない
とされています。
それでは、
チャクラを整えるには
どうすればいいのか?
ここでは
日常的に取り組めるものを中心に
いくつかご紹介します。
日光浴
日光浴は手軽ですが、
とても効果的なチャクラ調整法です。
日光(太陽光)というのは
エネルギーなわけですが、
私たちの体内を流れる
「気」というのもエネルギーです。
そのため、
日光浴をすることで、
太陽のエネルギーをチャクラから
取り込むことができます。
一日中引きこもっていて
日光を浴びる量が極端に少ないと、
チャクラが閉じて気の循環が滞ってしまいます。
そうすると心がネガティブになり、
行動力が低下する、
その結果さらに引きこもる……
という悪循環に陥ります。
鬱の改善に日光浴が
効果的とされているのも、
チャクラが関係しているのかもしれませんね。
適度な運動
適度な運動、
たとえばランニングやヨガなどの
運動が効果的です。
特にランニングは
下半身を鍛えることができ、
第1チャクラや第2チャクラ(丹田)の
活性化につながります。
仕事に追われていると
ついつい運動不足になりがちですが、
毎日15分程度でも
運動するようにするといいでしょう。
またヨガは、
そもそもチャクラやプラーナなどの概念と
密接に関連しているものですので、
チャクラの活性化にもちろん効果的です。
中でもクンダリーニ・ヨガは
チャクラの活性化を目的とするモノですので、
興味があればチャレンジしてみるといいでしょう。
健康的な食生活
インスタント食品や化学調味料に偏らず、
なるべく自然なものから
栄養を摂るよう心がけましょう。
言うまでもありませんが、
私たちの肉体は私たちが
食べたものでできています。
普段の生活で意識することは
少なかったかもしれませんが、
食事の前に
「今から食べるものが自分の身体になる」
ということを意識してみると、
食生活も自然と変化が現れるでしょう。
瞑想
毎日の瞑想を習慣にすることも、
チャクラの調整には効果的です。
このブログでは丹田呼吸瞑想法を
おすすめすることが多いですが、
まずはそこまでやり方にこだわらず、
静かな場所で目をつむり、
呼吸に意識を集中するところから
始めてみてください。
なお、
ソルフェジオ周波数や
クリスタルボウルの音色を聞きながら
瞑想するとより効果的です。
まとめ
以上、
チャクラが乱れると起こる心身の不調と
その改善方法についてお伝えしました。
なお、
チャクラは開きすぎると危険ともいわれ、
あくまでもバランスの取れた状態が理想です。
とはいえ、
今回ご紹介したようなチャクラの調整方法は、
チャクラ云々以前に「健康な生活」を送る上で
是非取り入れて頂きたいこととして、
さまざまなところで実践を推奨されているものです。
そのため、
ここでご紹介した調整法を実践して
チャクラが開きすぎる
というようなことはありません。
「チャクラ」というと、どうしても
スピリチュアル色が濃くなりますが、
生活に根付いたものとして
気軽に取り入れてみて頂ければと思います。