引き寄せの法則を恋愛に活用しようとしている人の中には、「好きな人からの連絡を引き寄せたい!」と考えている人もいるのではないでしょうか?
好きな人から連絡が来るとドキッとしますし、会話が弾むとそれだけで一日幸せな気分で過ごせます。
逆に連絡がこないと、気になってスマホを何度も見てしまったり、他のことが手につかなかったりもしますよね。
だから、「連絡を引き寄せたい」と考えてしまうのも無理のない話なのですが、実際のところ連絡を引き寄せようとするのは引き寄せを遠回りさせてしまうおそれが大きいです。
今回は、好きな人からの連絡を引き寄せようとするのは時間を無駄にするおそれがあること、そして好きな人との関係を発展させるための引き寄せ的アプローチについてお伝えしたいと思います。
あなたは最終的に好きな人とどうなりたい?
ちょっと考えてみて頂きたいのですが、あなたは好きな人と最終的にどうなりたいでしょうか?
おそらく多くの人が「カップルになって幸せな時間を共有したい」のではないかと思います。
「連絡さえあれば、あとはその人に別の恋人ができてもかまわない」と考える人はなかなかいないでしょう。
ということは、本当に叶えたい願いは「好きな人と恋人同士になる」ということになります。
そして「連絡が来る」というのは、願いを引き寄せる上での一つの過程にすぎないわけですよね。
引き寄せの法則では結果に焦点を当てることが重要
引き寄せの法則では、結果に焦点を当てることが重要と言われます。
どういうことかと言うと、願望が叶った状態をイメージすることで、それが現実として創り出されるということなんですね。
引き寄せの法則によって願いが叶うプロセスを簡単におさらいすると、こんな感じです。
- 願望が叶った状態をイメージする
- イメージによって願望が潜在意識に伝わる
- 潜在意識が願望と現実とのギャップを認識する
- 潜在意識がそのギャップを埋めるために動き出す
- ギャップが埋まることで願望が現実になる
つまり、潜在意識が働くことによって、この世界のあらゆるものが調整され願望のイメージが現実世界に作り出されるわけですね。
潜在意識の能力は私たち(顕在意識)の百万倍とも言われています。
言いかれば、潜在意識は私たちが認識しているよりもずっと多くのものを認識していて、ずっと遠くまで見渡せるのです。
そのため、ときには私たちが予想もしていなかったような過程で願望が叶ってしまったり、ある日突然(のように感じる形で)叶ってしまったりということが起こるわけです。
ところが、私たちは願いが叶うまでの過程を指定してしまったらどうなるでしょう?
潜在意識の視点ではもっと効率的に願望実現までたどり着くルートが見えているのに、私たちが叶うまでに「ここを通るべきだ!」と通過点を限定してしまうと、潜在意識はそこを通らざるをえなくなります。
その結果、本当はもっと早く現実化できたはずのものがずっと時間がかかってしまったり、ひどい場合には現実化にたどり着けないことだってありえます。
何が言いたいかと言うと、願望は「好きな人と結ばれたい」なのに、その過程のひとつにすぎない「好きな人から連絡が来る」にこだわってそれを引き寄せようとすると、潜在意識に遠回りさせてしまうおそれがあるということなんですね。
過程はすべて潜在意識に任せる
繰り返しますが、潜在意識には私たちが見えていないものが見えています。
むしろ私たちに見えているものの方が、ほんの少しなのです。
潜在意識にとって、あなたのゴールである「好きな人と結ばれる」を現実化させるためには、連絡が来ることではなく「街でバッタリ会う」の方が簡単なのかもしれません。
もしかしたら「好きな人と口論になる」という過程を通った方が、「結ばれる」という現実を引き寄せるには効率的なことだって全然ありえるわけですね。
つまり、過程にすぎない連絡を引き寄せるより、ゴール(好きな人と結ばれること)に意識を集中して、そこまでの過程はすべて潜在意識に任せる方が、ずっとスムーズに引き寄せができてしまうというわけです。
まとめ
以上、好きな人からの連絡を引き寄せようとするのは時間の無駄になりますよ、というお話でした。
昨今のスピリチュアルブームで引き寄せの法則を扱うブログが増えましたが、中には平気で「連絡の引き寄せ方は~」というようなことを書いているものもあります。
でも引き寄せの法則の本質に照らせば、「連絡が来る」という過程を引き寄せようとするのは願望成就の障害になる可能性が高いです。
焦点を定めるべきは、いつも結果です。
好きな人との幸せな時間を引き寄せること、そして連絡が来ることはそこにたどり着くまでの過程のひとつにすぎないということを忘れないで頂きたいと思います。