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はじめまして。楽しく読ませていただいています。

「引き寄せの法則」は会社での昇進や異動といった、組織内のことにも効果がありますか？

会社内での自分の評判を良い方に変えるとか、そういうことにも効果がありますか？

実は最近、その辺りのことで「入社以来最悪」な状態になっており、うつになりそうで、食欲がなく、げっそり痩せてしまいました。
資格が取りたくてスクールで勉強もしていますが、そちらも身が入らない状態です。
これでは合格できるか不安です。

引き寄せの法則では「良い気分でいること」が大事だといろいろな本で読みましたが、毎日そのことが不安で不安でたまりません。

「左遷部署」っぽい部署にいるのですが、ここから出たい、出られるかな、とそればかり考えて、暗くなっています。

良きアドバイスをいただけたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

玉野虎さんも、お体に気を付けてお元気でお過ごしください。

メールありがとうございます。

引き寄せの法則は、この世界(宇宙)において常に働いている法則です。ですから、「恋愛には効果があるけど昇進や異動には効果がない」というような類のものではありません。

そういうようなことがあるとするならば、それはあなたが「こういう場合は引き寄せが働かない」と考えてしまっていることが原因です。

引き寄せの法則をテーマにした書籍やブログなどを調べて頂ければ、理想の仕事や地位、人間関係を引き寄せた体験談はたくさんあります。

そういう人たちが願望を引き寄せるまでに、どのように過ごしていたか、どのようなことを実践していたかを意識して見ていけば、何かヒントがつかめるのではないかと思います。

ところで、書籍『ザ・シークレット(2007年／角川書店／ロンダ・バーン著)』の中で、こういう話が紹介されています。

同性愛者で芸人として活動する男性が、自身が働く会社で同僚によるいじめを受けていました。また、芸人として上がる舞台でも観客に同性愛者であることをからかわれ、とてもつらい思いをしていたそうです。

その男性は助けを求めるために、自身のその状況を書いてある学者にメールを送りました。そして、学者はそのメールに以下のように返信しました。

「あなたの書いてよこしたメールを読み返してみてください。不満や怒りに満ち溢れ、ネガティブな言葉で埋め尽くされていますよ。まず普段から使う言葉をポジティブなものに変え、自分がなりたい状況をイメージしてください。」

それから男性は自分のなりたい状況を具体的にイメージし、ポジティブな言葉を使うように心がけました。

それから数週間すると、男性をいじめていた同僚たちは異動したり、男性に絡んでくることがなくなりました。舞台でもからかわれることはなくなり、逆に芸人として人気者になることができました。

一言一句正確に覚えているわけではありませんが、おおよそこんな内容です。

この話を踏まえて、一度あなたが送ってくださったメールを読み返してみてください。どうでしょうか？

• 入社以来最悪
• うつになりそうで、食欲がなく、げっそり痩せてしまいました
• これでは合格できるか不安です
• 毎日そのことが不安で不安でたまりません
• そればかり考えて、暗くなっています

あなたの言葉も不満や怒り、不安ばかりで、会社や周りの人への感謝も、自分のなりたいイメージもないと思いませんか？

厳しい言葉になってしまいますが、あえて言わせてもらいますね。

周りへの感謝の気持ちも持たず不満ばかり漏らしていれば、そりゃ人生がいい方へ向かうことなんてありません。

左遷部署っぽいところにいようが、会社はそんなあなたに籍を確保し、毎月給料を払ってくれているわけです。にもかかわらず、そこにいることに不満を感じて「そこから出たい」としか考えていない人の評価は上がるのでしょうか？

不満や不安ばかりで周りに感謝しない人に、優しくしようと思う人はいません。社内の評価や人間関係がうまくいっていないのであれば、その原因は周りではなくあなた自身にあります。

他人は自分を映す鏡です。周りの人が優しくないのであれば、まずあなたが周りに優しくなりましょう。

引き寄せの法則を活用する上で、もっとも大切なものは「感謝の気持ち」です。まずはあなたのいる場所があることに感謝して、少しだけ意識して普段使う言葉からポジティブなものに変えられてはいかがかと思います。

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