ただ連絡先等は知らず、どうすれば良いかわからず途方にくれていたところスピリチュアルや引き寄せの法則について知りました。
よく引き寄せの法則の記事等を読むと会いたかった人と偶然再会したみたいな内容を目にします。
そこで質問ですがこういった偶然の再会は引き寄せの法則が働いて起こる事なのですか?
そうだとしたらイマイチ原理が良くわからないので教えて頂きたいです。
宜しくお願い致します。
メールありがとうございます。
この世界には、一定の条件下で常に働く「法則」というものが存在します。
よく知られているのは万有引力の法則や質量保存の法則などですが、引き寄せの法則もそういった「法則」の一つなわけです。
引き寄せの法則は「似た者同士が引き寄せ合う」法則なわけですが、その名の通りこの宇宙にあるすべてのものは、似た者同士が常に引かれ合っているのです。
では、何をもってして似ている・似ていないとするのかというと、人間の場合は潜在意識に植え付けられている信念(正確には、信念に基づく思考)です。
信念と合致するものに近づき、合致しないものは遠ざかったりしているわけです。
そしてこの「信念」というものは、過去の記憶(特に幼少期)と感情がセットになったものです。
たとえば子どもの頃に父親から暴力を受けて育ったという女性は、「男性とは暴力をふるうもの」という信念を受け付けられてしまうことがあります。
それにより、顕在意識ではそんな男性を求めていなくとも、信念と合致する、すなわち暴力をふるう男性にばかり引かれてしまうことになるのです。
まず一つにこの「信念」、その人が持っている波動と言い換えてもいいかもしれませんが、その人の持っている性質・特質というものが引き寄せ合う要因となっていると考えてください。
次に、この世界のすべてのものがつながっており、互いに影響しあっているということです。
書籍『「感謝」で思考は現実になる』には、以下のようなことが書かれています。
二〇一五年八月、科学雑誌の「ネイチャー」で世界を驚かすような研究が紹介された。ここにあるもの(たとえば私たちの思考)が、向こうにあるものに影響を与えるということが、ついに証明されたのだ。遠く離れた物体が互いに影響を与え合うというのは、量子論の核となる考え方の一つだ。二つのダイヤモンド約一キロ離れた場所に置くと、それぞれの中にある電子が、同時に回転する方向を変える――これはたしかに、伝統的な物理学にとっては衝撃的な発見だ。
実際のところ、この種の実験はすでに一九七〇年代には始まっていたが、オランダのデルフト工科大学で行われたこの実験は世界に衝撃を与え、「ニューヨーク・タイムズ」紙をはじめとする世界中のメディアで大きく取り上げられた。この実験によって、地球上の存在がすべてつながっているということが証明されたからだ。言い換えると、私たちの意識には、とてつもなく大きな力があることが証明されたのだ。
『「感謝」で思考は現実になる』(著)パム・グラウト/(訳)桜田 直美/サンマーク出版 より引用
つまるところ、私たちはすべてつながっており、その思考によって互いに影響しあっているということです。
私たちの持つこうした性質によって、引き寄せの法則は成り立っていると考えられます。
以上のことを踏まえれば、偶然の再会というものがどうして起こるのか、イメージができるのではないでしょうか?
すべての人がつながっており、思考によって影響しあう。
そして、似たもの同士が引かれ合うのです。
たとえばAさんがBさんのことを考える。
そうすると、Aさんはその思考によってBさんと似た性質の波動を発するようになり、互いに引き寄せ合うというわけです。
実を言えば、引き寄せの法則についてはいろいろな切り口から説明することができ、実際にたくさんの書籍などで解説されています。
ですので、イマイチ原理が分からないと仰るのであれば、まずはご自身でいろいろな情報を当たってみることをおすすめします。
あなたの幸せを願っております。