【潜在意識メール相談】現実の彼に振り回されたくないのですがどうしても振り回されてしまいます。

2016.10.20 メール相談

初めまして。いつも拝見させて頂いてます。

私には約2年お付き合いしている彼がいます。彼には妻子がおられます。
彼には待っていてほしいと言われていましたが、今年に入りやっぱり子供と離れられないと言われました。それでも信じてお付き合いを続けています。私自身もバツイチ子持ちで子供がいます。

諦める事なども考えましたがどうしても無理でした。そんな時にこちらのブログやバキュさんのブログと出会い参考にさせて頂いておりました。

現実の彼に振り回されたくないのですがどうしても振り回されてしまいます。現実が気になってしまいます。どうすれば良いのか分からず今回相談をさせて頂いた始末です。

どうか良いアドバイスを頂戴出来ればと思います。
よろしくお願い致します。

メールありがとうございます。

私は思考についてお話しするとき、よく川に例えます。

川は、山に降った雨が地面を伝うところから生まれます。

はじめは小さな水の筋に過ぎないものが、他の流れと合流し、次第に大きな流れになります。そして、海にたどり着くころには幅も広く、水深も深い大きな流れとなります。

もしこの川の流れを変えようと思ったら、どうすればいいでしょうか?

たとえば、岸から少しずつ土を盛ったり、支流をせき止めたり、ときには源流から手を加える必要があるでしょう。このように、流れを変えようと思えば、それ相応の抵抗が必要になります。

川に限らず、この世界のすべてのものは一定の方向に絶えず流れています。そして、動きはじめや方向を変えるときにはそれだけ力がかかるのです。

マニュアルの自動車だって、発進するときは1速で、その後、2速、3速、… という風に徐々にギアを上げていきますが、動きはじめの1速が一番馬力は強いのです。

そして、すでに動いている状態で入れる2速以上のギアはその推進力を利用するために、より弱い力でも十分車を進めることができます。

また自動車に乗っていて右折左折をする場合、当然ハンドルを行きたい方向に切りますが、そのときにタイヤにまったく抵抗がなければどうでしょう?

雪や氷の上を走るときをイメージしてもらうと分かりやすいですが、タイヤと地面の間に抵抗がなければハンドルを切ったところでまっすぐに滑って行ってしまいます。

このように、何でも方向を変えたり動きだしたりするためには抵抗が必要になるのです。

私たちの思考も、これまでの思考の習慣や信念によってある方向に流れています。それを変えるには、川や自動車と同じように抵抗が必要になるのです。

現実の彼にどうしても振り回されてしまうのは、これまでのあなたの思考の習慣のためです。この流れを変えるためには、やはりそれだけの抵抗が必要になるのです。

そして、この抵抗を生み出すための方法が、アファメーションやイメージングというわけです。

あなたがどのような方法を実践されているのか分かりませんが、どうしても過去の思考の習慣に引き戻されてしまう、つまりどうしても彼に振り回されてしまうのであれば、それを上回るだけの抵抗を生み出すしかないでしょう。

現実は、過去の思考の結果です。その結果を受けて思考するということは、過去に作り出した流れに乗って次の現実を生み出すということです。そのため、現実があなたの望まないものなのであれば、その望まない現実の上に新たに現実を作り出してしまうことになります。

先ほどの川の流れのたとえで言えば、アファメーションやイメージングによって信念を書き換えることは、川の源流を変えることと似ています。まったく新しい川を作り出すようなものです。

そしてその新しい川は、過去の川の流れありきでは作り出す必要がないのです。あなたが流れを発生させたいところに源流を生み出し、その川を徐々に大きな流れに育てていくことができるのです。

ちょっと抽象的な話になりすぎましたので、もう少し具体的に言い換えてみます。

今のあなたの置かれている状況は、おおまかにこのような感じかと思います。

  • 彼には妻子がいる
  • 彼は子供と離れられない
  • 自分はバツイチで子どもがいる

このような現実に囚われるということは、これまでの流れに流されて生きていくということです。それはこれまでの現実の上にさらに現実を積み重ねていく作業ですから、おそらくあなたの望んでいる現実とは異なるものになっていくでしょう。

あなたが彼の子どもを引き取って、彼と彼のお子さん、そしてご自分のお子さんと一緒に家庭を築いていきたいのか、それとも彼のお子さんとは離れて彼とあなた、そしてあなたのお子さんとで暮らしていきたいのか、メールの文面ではあなたの願望がどのようなものなのか把握できませんが、いずれにしてもなりたいイメージを明確にする必要があるかと思います。

もし、「彼の子どもについては彼次第」などと考えてイメージがぼんやりしているようでしたら、それは思考の源流が定まっていないことになりますので、いくら思考を変えようとしても難しいかと思います。

今の現実においての彼やあなたの家庭の状況など踏まえて願望を考えるのではなく(そもそも望まないものの上で願望を明確にするのは無理がありますが)、それとは切り離してあなたの理想のイメージを明確にされることをおすすめします。

どうしても現実の彼に振り回されてしまうのは、

  • 今の現実ありきで願望を持ってしまっている
  • 思考の流れを変えるための抵抗が十分ではない

などが考えられるかと思います。今一度、願望実現のために自分がどのようなことを実践しているのか、そもそもその願望が心から望んでいるものになっているか(=今の現実ありきで考えてしまっていないか)を振り返ってみて頂ければと思います。

【追記】

「子どもと離れたくない」という彼の考えを変えようとは考えないようにしてください。

他人に思いを強要するような思考は、彼にあなたに対する居心地の悪さを植え付けてしまうことになります。

ただ、あなたと彼が一緒に幸せに暮らすイメージに集中しましょう。そのイメージの中で彼の子どもとあなたの子どもがいれば、そのような現実を引き寄せるよう潜在意識が動きますし、彼の子どもがイメージの中にいなければ、そのような現実を引き寄せます。

「彼が子どもと離れたくないと言っている。だから子どもも一緒に暮らす方が現実味がありそう」という風に願望を決めるのではなく、あくまでもあなたがどうなりたいのかを大事にして頂ければと思います。

(あなたが彼の子どもと暮らしたいのかそうでないのかはメールからは判断できなかったため、一応このように書かせて頂きます。)

PS:このブログでは引き寄せ初心者の方に向けて、引き寄せの法則を分かりやすくお伝えしています。「引き寄せについてもっと知りたい」「引き寄せるための思考・習慣を身につけたい」という方に向けた情報は、noteで発信しています。マガジンでは過去の有料記事もすべて読めるようにしています。