諦めたら叶った?潜在意識と思考の関係

2016.03.14 2019.09.23 引き寄せの法則

ずっと片想いを続けていて、想い疲れて諦めたら両想いになれた、というような話をあなたも聞いたことがあるのではないかと思います。本日は、この「諦めたら叶った」というできごとがなぜ起こるのか、引き寄せの法則の観点から考えていきたいと思います。

「諦めたら叶った」は恋愛系の願望で起きやすい?

こういう「諦めたら叶った」系の話は、恋愛関係の話で多く見られますが、お金の引き寄せ関係の話ではあまり見られません。

これはどういうことかと考えてみると、恋愛は相手がいることなので「相手の気持ち次第だから…」と諦めやすい条件であるのに対し、お金は人間でなく、また努力次第で何とかなるのではないかと考えやすいため、諦めにくいのではないかと考えられます。

諦めることと執着を捨てること

引き寄せの法則関連のブログなどで、「諦めることは執着を捨てることと同じ」と言われていることがよくあります。しかし、私の考えでは「諦める」ことと「執着を捨てる」ことはやはり違うと思います。

私は、「諦める」とは願望が叶うことを投げ出して現実を受け入れること、「執着を捨てる」とは願望が叶うことを確信して現実を受け入れることだと思います。そのため、引き寄せの法則の理屈からいけば、執着を捨てると願望はまず叶います。

しかし実際には、諦めた場合でも願望が叶ったという体験談もたくさんあります。これはどういうことかと考えてみると、「諦められない」「執着を捨てられない」ときの思考の状態にあるのではないかと思います。

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願いが叶うのは現状を受け入れたとき

諦めたときも執着を捨てたときも共通して言えることは、思考が「現実を受け入れる」という状態になることです。

引き寄せがうまくいかない、と言っている人に多く見られるのは、願望が叶っていない現状に強く意識を集中し、渇望感や不足感を潜在意識に焼き付けてしまっている点です。

潜在意識は強い思考に反応して、その思考に似たものを引き寄せますので、渇望感や不足感が強ければ当然さらに渇望感や不足感を感じさせるようなできごとを引き寄せます。

願望は時間差で叶う

引き寄せの法則は、その人の思考に「反応して」似たものを引き寄せます。そのため、願望が現実世界に現れるにはその人が思考してから時間差があるわけです。

諦めたら叶ったという人の場合は、それまで現状に対する不満を持ちつつも、願望に対して強く思考を傾けていたのでしょう。そしてある日何らかの理由でその願望を諦めたことで思考が現状を受け入れる状態になった。そのことでそれまで障害になっていた渇望感や不足感が消え、強く望んでいたことが現実に現れる結果となったわけです。

諦めた状態であれば、当然その願い自体すでに望んでいないわけなので、理屈では、いずれ現実世界から消えてしまうでしょう。しかし実際、諦めたとしてもそれが実現してしまえば、うれしいと感じるのが自然だと思います。

その願望が叶った状態を「うれしい」「幸せ」と感じることで、その思考に引き寄せが働き、その状態が続くだけでなく、さらなる幸せを引き寄せるというわけです。

大事なのは、現実を受け入れること

以上が、願望を諦めたら叶うという体験談に対する私の考えです。

諦めるとか執着するとか、その違いは対して重要ではありません。願望を実現するために大切なのは、現実を受け入れるということです。願いが叶っていない現実にフォーカスしすぎて「こんなはずじゃない」などと考えていることが、願望実現への最大の障壁になっています。

引き寄せがうまくない人の大きな特徴として、過去や未来について考えすぎて「今」を軽視している点です。引き寄せの法則は(当たり前ですが)「今」思考していることに似たものを引き寄せるわけですから、うまくいかないのは当然です。

願望を叶えたいなら、諦めても執着を捨ててもどちらでもいいので、「今」しあわせでいられるように意識してみてください。今日まであなたを生かしてくれたこの世界に感謝して、いつも助けてくれる周りの人に「ありがとう」と伝えてみましょう。そうすることで、きっと潜在意識が願望実現のために動き出しますよ。

PS:このブログでは引き寄せ初心者の方に向けて、引き寄せの法則を分かりやすくお伝えしています。「引き寄せについてもっと知りたい」「引き寄せるための思考・習慣を身につけたい」という方に向けた情報は、noteで発信しています。マガジンでは過去の有料記事もすべて読めるようにしています。