片思いってつらいですよね?
でも実は、片思いを”つらい”と感じていることこそが、片思いが成就しにくい原因なのです。
片思いがなぜつらいのか?
といえば、それは
- 好きな人に振り向いてもらえない
- 好きな人にすでに恋人がいる
- そもそも話したこともない
などなど、
相手の思いが自分へ向いていないことに対する寂しさや欠乏感などの「満たされない思い」が原因なわけですよね。
しかし、引き寄せの法則の観点から考えると、このような「満たされていない」という思考は片思い成就を遠ざけてしまうことになります。
言いかえれば、片思いを成就させるには、欠乏感や寂しさではなく「満たされている」という思考、つまり幸せとかドキドキというようなものを先取りして感じることがポイントになるわけです。
引き寄せの法則で片思いを成就させるための3つのポイント
それでは、片思いを成就させるためにはどうすればいいのでしょう?
ポイントとなるのは、次の3つです。
- 片思いの相手にとってもっとも心の安らぐ存在になる
- 目に見えないところで片思いの相手とつながっている
- 片思いの相手以上に、自分のことを愛する
それでは、一つずつ見ていきましょう。
片思いの相手にとってもっとも心の安らぐ存在になる
これは片思いを成就させるうえで、一番大切なポイントかもしれません。
人間は無意識とか潜在意識のレベルで、自分にとって心地よいものに引き寄せられる性質があります。
そして、人間はどんなときに心地よいと感じるのかと言えば、
それは
自分が自分のままでいられる
状態のときです。
先ほど、片思いが成就しにくい原因のところで
- 振り向いてもらえない
- 好きな人に他に相手がいる
という欠乏感の話をしました。
こうした思考は見方を変えれば、
なんで私を見てくれないの!?
という、相手の思考や行動を強制しようとする思考なわけですね。
こうした思考は、波動として相手に伝わります。
そうすると片思いの相手は無意識のレベルであなたに対し居心地の悪さを感じて遠ざかろうとします。
この状態になってしまうと、たとえ物理的な距離が近いとしても精神世界(情報世界)ではあなたと片思いの相手との間に大きな隔たりができてしまいます。
これを克服するために重要となる考え方は、
相手にとって心安らぐ存在になる
ということです。
片思いの相手は、あなたの思いに応えてくれていないかもしれない。
他の人と恋人関係となって幸せに過ごしているかもしれないし、そもそも言葉を交わしたことさえないかもしれない。
でもどんな状況でも、片思いの相手が今この瞬間も幸せであることを願ってください。
その人が今どこにいて何をしているのか分からなくても、心の中で「あの人が今、幸せでいますように」と願い、その人の笑顔をイメージしてみてください。
片思いの相手にとって、現在の恋人と一緒にいることが幸せなのだとしたら、それを一緒になって喜ぶのです。
そうしていると、やがてはその現在の恋人に対しても、
好きな人を幸せにしてくれてありがとう
という気持ちを持ち出すでしょう。
実はこれが、本当の意味で「相手を思う気持ち」なのですね。
- 振り向いてくれない
- 一緒にいられない
という欠乏感は、突き詰めて言えば
相手を通して自分の欲求を満たす思考
から来ています。
どんなときでも、どこにいても片思いの相手が幸せでいることを願い、また幸せでいることを喜び感謝できると、現実は自ずと変化しはじめます。
目に見えないところで片思いの相手とつながっている
この世界に存在するあらゆるものは、目に見えない世界でつながっています。
ですのでもちろん、あなたと片思いの相手だって、実は今この瞬間もつながっているのです。
さらには、あなたの胸に秘めた思いでさえ、実はすでに相手に伝わっているのです。
ところが、その思いが先に言った欠乏感から来るものであることが多いため、無意識のうちに相手を遠ざけてしまっているケースがよくあります。
ところで、私たちがなぜすべての人とつながっていると言えるのか?
ということですが、これは結論から言えば「波動」です。
私たちは常に波動を発しており、思考(=イメージ)によって波動の質が変わります。
たとえば楽しいことやワクワクすることを考えればポジティブな波動、嫌なことや悲しいことを考えればネガティブな波動、という具合ですね。
そしてそれぞれの波動と波動が共鳴し合うことで、引き寄せが起こるというわけです。
言いかえれば、あなたが片思いの相手の幸せを思うとき、あなたは相手にとって限りなく心地よい波動を発するわけですね。
そうすると人間は本質的に「快の波動」に引き寄せられ、「不快の波動」から遠ざかるため、まず距離や時間を超越した精神世界(情報世界)で引き寄せ合い、少し遅れて物質世界(現実)でも同じことが起こるわけです。
なお、引き寄せの法則では「他人に思考は変えられない」という考え方が一般的です。
しかし「波動」というものの性質について考えた場合、ある人(Aさん)の思考は、他者(Bさん)の思考に影響を与えます。
だからこそ、魅力的な人の周りには自然と人が集まり、反対に人の悪口ばかりの人は孤立したりするわけですね。
「他人の思考を変えられない」というのは、先ほども言った相手の思考や行動を強制しようとする思考が元になって波動が発せられた場合です。
その場合、BさんにとってAさんの波動は不快なわけですから、もちろん遠ざかろうとします。
ということは、AさんがBさんにとって快の波動を発していれば、Bさんはその波動に共鳴しはじめるというわけですね。
これは、たとえBさんがネガティブな波動を持っている状態でも同じです。
Bさんがネガティブな波動を発しているとき、Bさんはネガティブなものごとを引き寄せやすい状態です。
それならばAさんがBさんと恋人関係になるにはネガティブにならないといけないのか?
と考えてしまうかもしれませんよね。
結論から言えば、そうではありません。
理由は、
人間が本能的に快に引き寄せられ、不快から遠ざかろうとする
ということ。
そして、
波動が共鳴することで、AさんとBさんは影響しあっている
からです。
予定外に話が長くなってしまいましたが、つまりはあなたが片思いの相手にとって心地よい波動を発し続けていれば、相手がどんな状態でも(ネガティブでも)、引き寄せは起こるということです。
とはいえ、繰り返しになりますが、大事なのは「相手にとって心地よい波動」です。
- なんで振り向いてくれないの!
- なんでそんな人と一緒にいるの!
というような相手に強制する思考(エゴ)が元になって発生する波動は、いつまでたっても相手を引き寄せることはありません。
片思いの相手以上に、自分のことを大切にする
これまでお話した内容と矛盾するようですが、片思いの相手以上に自分のことを大切にしてください。
男女問わず、片思いをしている人にありがちなのが、相手の好みの合わせて自分を変えようとしたり、「相手に振り向いてもらえない自分=価値のない存在」と考えてしまい、セルフイメージを著しく下げてしまうケースです。
セルフイメージが下がってしまうことのもっとも大きなデメリットは、「受け取ることを拒否してしまう」ということでしょう。
つまり、たとえ片思いの相手が引き寄せられてきたとしても、「あんな素敵な人にはもっとふさわしい人がいる」というように考えて、自分から恋人関係になることを避けてしまうのです。
片思いを成就させたければ、その相手と結ばれようと結ばれなかろうと、あなたはあなたのままで素晴らしいということを忘れないでください。
あなたという存在は片思いの相手と結ばれてはじめて価値を持つというものではなく、あなたはそのままで、すでに完璧なのです。
あなたはあなたで素晴らしいし、相手は相手のままで素晴らしい。
だから、自分の価値を否定する必要はないですし、相手の思考や行動(つまりどんな人を恋人に選ぶとか)を尊重してあげてください。
そしてその上で、相手の幸せを心から願うのです。
引き寄せの法則で片思いの恋愛を成就させるための3ステップ
ここまで、片思いの恋愛を成就させるために大切な考え方、心の在り方についてお伝えしてきました。
それでは次に、上記を踏まえつつ、引き寄せの法則で幸せを引き寄せるために実践したいことを3ステップで見ていきましょう。
片想いの人と出会えたことを感謝する
あなたが片想いの人と職場で出会ったとしたら、あなたが片想いの人に出会えたのは、会社が二人を雇ってくれたからです。
会社が二人を雇ってくれたのは、二人が会社で働くのに十分な教育を学校で受けられたからです。
学校へ行けたのは、二人のご両親が働いて育ててくれたからです。
もっと言えば、ご両親が二人を生んでくれたからです。
そう考えていくと、あなたと片想いの人が出会えたことに対して、とても多くの人やものに感謝すべきということに気づくと思います。
まずは、その一つ一つを頭に思い浮かべ、こころから感謝しましょう。
- 上司の○○さん、ありがとうございます
- ○○(片想いの相手)のご両親、ありがとうございます
と、できれば声に出して言ってみてください。
感謝の気持ちとは、引き寄せの法則を活用する上でもっとも大事なものです。
感謝の気持ちを持って、その波動を発していると、さらに感謝したくなるようなことがあなたのもとに引き寄せられてきます。
反対に、
- 今、自分は片想いの人と一緒にいられない
- 片想いの人には別の恋人がいる
と、足りていないものや欠乏感に意識を集めていると、さらにあなたをそう感じさせるものが引き寄せられてきます。
多くの人が片思いでつらい気持ちになっているのは、このためです。
メールなどでメッセージを送って反応に一喜一憂したり、片想いの人と恋人の噂を耳にして落ち込んだりしていると、さらにそういったものがあなたの周りに引き寄せられます。
私も経験がありますのでよくわかります。
ですが、片想いの人をあなたのもとへ引き寄せるには、今考えていることを変えなければなりません。
その手始めとして、まずはあなたと片想いの人の周りのものごとに感謝しましょう。
また、今現在、片想いの人が幸せでいられるのは、現在の恋人のおかげです。
「あなたのおかげで、○○(片想いの人)は幸せです、ありがとう」と感謝しましょう。
ここでその恋人の存在を恨んだりすると、その思考が潜在意識に伝わってしまい逆効果です。
もしかしたら、これはとても難しいことのように感じるかもしれません。
しかし繰り返し言葉にしていくことで、次第に気持ちが変わってきます。
まずは焦らず、「片想いの人の恋人にさえ感謝する」気持ちになるということに思考を方向づけてください。
片想いの人と幸せに過ごしている場面をイメージする
次に、片想いの人とあなたが過ごす理想の一日をイメージしてみてください。
現在相手に恋人がいるとかそんなことは一切忘れて、片想いの人とデートするなら何をしたいですか?
映画を観に行ったりディズニーランドに行ったり、友達おすすめのレストランに行くかもしれません。
どんなに欲張っても構いませんので、あなたの理想とする一日を、できるだけ詳細にイメージしてください。
このイメージは一度作って終わりというわけではなく、日々の暮らしの中で「あ、こんなことしたいな」「ここに行ったら楽しいだろうな」と思ったことを盛り込んで、どんどん磨き上げていってください。
より具体的・鮮明であるほど、引き寄せは加速します。
ただし、鬱々と沈んだ感情でイメージするのは逆効果です。
現状がどうであれ、それは一旦置いておいて、ワクワクしながらあなたと片想いの相手とのイメージを楽しんでください。
すべての人間は、潜在意識と通してつながっていると言われています。
ですから、あなたが潜在意識で片想いの相手と楽しく幸せに過ごしていると、その波動が潜在意識を通して相手にも伝わります。
すると、あなたが発している心地よい波動に引き寄せられ、顕在意識(現実世界)でも片想いの人があなたに引き寄せられてきます。
また現在、片想いの相手に恋人がいる場合は、イメージを潜在意識に伝えるときにその恋人にも新しく相手ができて、あなたの片想いの相手と円満に別れたというイメージを伝えてあげてください。
その人は、現在あなたの片想いの人を幸せにしてくれている感謝すべき相手です。
ですから、あなたが片想いの相手と幸せになったときは、その人も幸せでいられるように願って下さい。
片想いの人とのイメージを言葉にしてみる
片思いの相手との幸せなイメージが形になってきたら、次はそれを言葉(文章)で表現してみましょう。
ポイントはネガティブな意味の言葉を使わず、ポジティブな言葉で作ることです。
頭の中で考えるのではなく、実際に書き出してみることをおすすめします。
そうすると、知らないうちにネガティブな言葉を使っていたりしても気づくことができますので。
文章ができたら、それを何度も唱えてみたり、ノートに繰り返し書いてみたりしましょう。
この文章も上記のイメージと同じで、一度で作り上げなくても大丈夫です。
日々の生活の中でよりしっくりくる表現や、より気持ちがワクワクするようなフレーズが見つかったら、積極的に盛り込んでいきましょう。
文章の表現が変わったからって、そこで引き寄せの効果がリセットされるなんてことはありません。
また唱えるときにはできるだけ声に出して唱えるようにしましょう。
そうすることで、自分の願望を自分の声で聞くことになり、潜在意識により届きやすくなります。
空き時間などに繰り返し唱えたり書いたりすることで、ジワジワと潜在意識に願望を刷り込んでいきます。
あなたの願望を受け取った潜在意識は、この世界のあらゆるものをアレンジしてそれを実現させます。
だから、あなたが「どうやって実現するか?」を考える必要はありません。
片思い成就までの過程は潜在意識に任せて、自分は心の在り方を整えて、自分の直感に素直に生活をすることが大切です。
そうやって暮らしていると、あなたは無理なく、自然な形で片思い成就につながる行動を取るようになります。
妙な駆け引きや、相手に合わせて自分の在り方を歪める必要はなく、理想的な形で幸せを引き寄せることができるわけです。
まとめ
以上、片思いを叶えるための引き寄せの法則的アプローチでした。
大切なのは「心の在り方」と、それを維持できるような「引き寄せ習慣」を身につけることです。
私自身、引き寄せを実践し始めた頃は、それこそ仕事以外のほとんどの時間をここでご紹介したようなことをして過ごしていました。
最近の引き寄せって「念じて入ればスルスル叶う」みたいなニュアンスで語られることが多いですが、潜在意識にある観念・信念を変えるには、ある程度の根気が必要になります。
でも一度に変えようとすると心のバランスが崩れてしまうことにもなりかねないので、イメージや言葉の力を借りて、ジワジワと書き換えていきましょう。
何事もそうかもしれませんが、日々の積み重ねが大事です。
とはいえ、願望が叶うまでに何年も時間が必要というわけではないようです。
あくまで参考ですが、私自身の体験や過去にご相談を受けた方の話から考えるに、数週間~3ヶ月ほどで何らかの変化を感じることが多いようです。
早い人だと、ほんの数日という人もいますので、ワクワクしながら取り組んでみてはいかがでしょうか?