潜在意識での願望達成がうまくいかない、そんなときは多くの場合「ネガティブ思考」が原因になっています。
ネガティブ思考の原因はいくつかありますが、本日は「自分嫌い」についてお話しさせて頂きたいと思います。
謙遜=自分を侮辱することではない
私たちの社会では、謙虚でいることが美徳とされています。
自分の能力を鼻にかけず、周囲の人の助力があってこそ自分の能力が発揮できるということを忘れないでおくことは、たしかに素晴らしいことです。
何か自分のしたことをほめられたときに、「いえいえ、みなさんのおかげですよ」という謙遜の言葉や態度を周囲に示すことは人間関係を円滑にするでしょうし、その後もいろいろと周囲の人の助力を得られるでしょう。
しかし、それが行き過ぎてしまうと、謙遜を通し越して自分を侮辱することのなりかねません。
「いえいえ、私ごときが……」とか「私一人では何もできません」とか、たまにこちらが引くくらい自分を低い位置に置きたがる人がいます。
これを繰り返していると、潜在意識に「自分には能力も価値もない」という信念をすり込んでしまうことになります。
そうすると、何をするにも自信が持てず、自信が持てないため消極的になり行動に移せない、何をしても失敗してしまう。
そして失敗することでさらに自信を失い…… というように、ネガティブなスパイラルに入ってしまうのです。
自分の能力をひけらかさない、周囲の人への感謝の気持ちを忘れないのは大切なことです。
しかし、いたずらに自分を侮辱するのはもうやめましょう。
悪口はすべて自分に返ってくる
あなたの言葉を一番聞いているのは、誰あろうあなた自身です。
あなたが誰かの悪口を言ったり、自分自身を侮辱したりしていると、潜在意識はそのすべてを聞いています。
そして、潜在意識はそれが誰に向けられた言葉かを区別せず、すべて受け入れます。
そのため、あなたが言った悪口はすべて、自分に跳ね返ってきます。
悪口を言えば言うほど、それが自分自身の信念となって自分という人格を作り上げてしまうのです。
別の見方をすれば、他人の悪口ばかり言っている人は自己評価が低く自信のない人だということです。
あなたの周りにそういう人がいれば、距離を置くようにしましょう。
その人と一緒にいる時間が長ければ長いほど、あなたはその人の言葉を浴び続けることになります。
その人があなたに向けて言った悪口でなくとも、あなたの潜在意識はそれをすべて聞いています。
付き合う人には気を付けましょう。
ポジティブな言葉で話そう
繰り返しになりますが、潜在意識はあなたのことはをすべて聞いています。
そしてそれを元に、あなた自身の評価や人格、信念といったものを作っています。
ですから、ネガティブな言葉ばかり使っているとネガティブな性格の人になってしまいます。
反対にポジティブな言葉ばかり使っている人はポジティブな性格になるのです。
性格とは持って生まれたものではありません。
あなたの使う言葉によっていくらでも変えていくことができるのです。
まとめ
以上が、自分嫌いを改善するチェックポイントです。
言葉というのは、私たちの信念や人格、そして人生を形作っていると言えます。
普段使っている言葉に注意することで、根本から幸せ引き寄せ体質に変わることができますよ。