いつもブログを拝見させて頂いております。
私は、復縁を目指しています。
3ヶ月ほど前に別れ、丹田呼吸法、瞑想に取り掛かってから2週間です。心穏やかに過ごせていた矢先、彼の近況を知ることがあり、彼に連絡してしまい、結果、彼を傷つけるようなことを言ってしまい、連絡が返ってこない状況となりました。謝罪のライン、電話もしましたが、返事はありません。
明らかに私が悪いのですが、このような場合でも、丹田呼吸法、瞑想を継続して、復縁するところまで辿り着けるでしょうか、、、
傷つけてしまい、信用も失いかなり絶望です。可能でしたら助言を頂きたいと思い、連絡致しました。
メールありがとうございます。
丹田呼吸瞑想法を実践されると、思考が整って普段の生活でも心が穏やかになりますよね。はじめられて2週間でそれが実感できたのであれば、とてもいい状態で取り組めていたのだと思います。
文面から判断するに、せっかく思考が整ってきたところで不意に彼の近況を知ってしまいこれまでの思考の仕方に引き戻されてしまったという感じかと思います。
ご相談内容を読んでいて気になったのは、以下の3点です。
- なぜ、傷つけるようなこと言ってしまったのか?
- なぜ、明らかにあなたが悪いと思うのか?
- なぜ、絶望的な状況だと復縁できないと思うのか?
なぜ、傷つけるようなこと言ってしまったのか?
あなたは彼の近況を知り、いてもたってもいられなくなり連絡してしまったのだと思います。
少し思い返してみてほしいのですが、彼に連絡しようと思ったとき、あなたは彼を傷つけるようなことを言うつもりで行動を起こしたのでしょうか?
きっと違いますよね。彼が今どんな状況にあるのかは私にはわかりませんが、あなたは少なくとも元気づけたり応援したり支えたりしたい、というような気持から連絡を取ったのではないかと思います。にもかかわらず、結果は彼を不快にさせてしまった。
あなたは、自ら関係を壊すような行動を無意識に取っているように見えます。もしかしたらあなたは、これまでの人生で男性との交際に対してネガティブな信念を作り上げてしまっているのかもしれません。
過去にお付き合いした男性とは、どのような関係だったかを思い返してみてください。自ら関係を壊すような考え方・行動をしていたというようなことはないでしょうか?
異性関係がうまくいかない根本的な原因は、異性の親(つまりあなたにとっての父親)との記憶にある場合が多いです。父親との記憶で特に心に残っている感情や情景はないでしょうか?
たとえばですが、幼い頃に父親と母親の関係を見て「男女の関係は窮屈だ」という信念を持ったとすると、男性と深い関係になるたびに自ら関係を壊すようになるでしょう。
または、大好きだった父親が両親の離婚や単身赴任など何らかの理由で突然いなくなったというような場合も、幼い心に大きなショックを受けるでしょう。
そして、「どうせいなくなるのなら、はじめからいなければいい」という信念を持ってしまい、無意識に男性と深い関係になることを拒絶するということもあり得ます。
もしかしたら、幼い頃の記憶が引き金となって、あなたの中に男性に対するネガティブな信念が刷り込まれているかもしれません。もしそうであれば、たとえ復縁できたとしてまた同じことを繰り返してしまいます。
あなたの幸せを邪魔している信念を書き換えるには、記憶のクリーニングが効果的ですので、ぜひ試してみてください。
信念とは、記憶と感情がセットになったものです。
記憶のクリーニングをすることで、その記憶と感情のセットを解消することができます。つまり、その記憶を思い出してもそれまで感じていた感情を思い出さなくなるということです。
この状態になれば、あなたの信念がリセットされ、新たな信念を受け入れる準備ができたということになります。そのうえで受け入れたい信念をアファメーションするなどして潜在意識に刷り込んでいきましょう。
なお、記憶のクリーニングについては自愛について書いたこちらの記事で紹介していますので読んでみてください。
なぜ、明らかにあなたが悪いと思うのか?
あなたはなぜ、明らかに自分が悪いと言い切れるのでしょうか?
少なくとも、彼に連絡しようと思ったときには彼を傷つけるつもりはなかったはず。彼を元気づけたい・励ましたいというポジティブな思い、もしくは彼の声が聴きたいという純粋な思いから取った行動なのではないでしょうか?
それらを無視して「自分が悪い」と言ってしまうのは、あなたがかわいそうではないですか?
私たちの住む社会では、我慢すること、自己犠牲の精神を美徳とする文化があります。しかしこれが行き過ぎると、むやみに自分を否定したり、自分の価値を見出せなくなってしまうことになりかねません。
あなたからはもう何度かメールを頂いていますが、とても礼儀正しく思いやりのある方だなと感じています。しかしそれゆえに、自分に過度の我慢を強いてきてしまっているのではと思ってしまいます。
「自分が悪い」と考えることで、誰かを責めないようにする。これも自己犠牲の精神の1つですが、それをやる度にあなた自身を傷つけているということに気づいて頂きたいです。
あなたは他人へ気遣いのできる素晴らしい人だと思います。ですから、その気遣いを少しずつ自分にも向けていけるように意識してみてください。
なぜ、絶望的な状況だと復縁できないと思うのか?
連絡しても返事がない、信用を失って絶望的な状況、これらはすべて「顕在意識」で見た「現実」です。
返事をくれない彼が今何を考えているのか、あなたは本当に分かりますか? 「自分の言葉に傷ついて自分のことを嫌いになった」というのは、彼ではなくあなたの考えです。
またあなたは、彼があなたを信用できなくなっているのか本当に分かりますか? 「彼の信用を失ってしまった」というのは、彼ではなくあなたの考えです。
私たちは、本当の意味で他人の気持ちを理解することはできません。だからこそ、自分のこれまでの経験やそこで感じた感情から相手の気持ちを推し量るのです。でもそれはあくまでも推測で、本当に相手がどのような気持ちなのか分かりようがありませんよね。
しかし私たちはこのような手順で相手の気持ちを想像することに慣れてしまっているので、自分が考え出した相手の気持ちを、あたかも本物の相手の気持ちだと勘違いしてしまうことがあります。
そして、重要なのは今現在の現実がどうであれ、あなたが考えたことが現実になるということです。
ですから、あなたが考え出した彼の気持ちと、彼の本当の気持ちが別のものだったとしても、あなたが「彼はこう思っている」と思考を続けることによって、それを現実に引き寄せてしまうのです。
あなたが彼の信用を失ったと考えれば、あなたは彼の信用を失います。あなたが絶望的な状況だと考えれば、あなたは絶望的な状況を引き寄せます。
そしてこのことを逆に捉えれば、「復縁するところまで辿り着けるか?」という相談の回答になります。
あなたが彼との幸せをイメージし続ければ、あなたは彼との幸せを引き寄せるのです。あなたから見て今現在の現実がどれだけ絶望的に見えても、潜在意識にとってそれは関係ありません。
あなたがイメージしたことが現実になる。これだけです。至ってシンプルですよね。
「でも今こういう状況だから…」と言ってシンプルな法則を勝手に難しくしてしまうのはいつも私たちです。現実は、イメージ(思考)の結果です。思考が先、現実が後です。
だから、現実に反応して思考するという習慣を断ち切りましょう。
「今の状況から復縁までたどり着けるのか?」という疑問が出てきてしまうことこそ、現実に反応して思考させられている証拠にほかなりません。
今の現実がどうであれ、そこに執着せずにあなたの理想をイメージしてください。現実世界に執着していると、顕在意識で無理に行動を起こしてしまいさらに状況を悪くしてしまいます。
そうではなく、まずは何よりもイメージを具体的に・鮮明に作り上げることに専念して頂ければと思います。