メールありがとうございます。

ご自身も結婚されていて、復縁したい相手も結婚しているということですね。

この場合、ご自身の潜在意識に刷り込まれている信念を書き換えることができるかどうか、そしてエゴを手放すことができるかどうかがポイントになります。

まず、復縁教材というものがどういうものか分かりませんが、潜在意識を活用するうえでは関係がないので、その教材に書かれていたことやそこで受けたアドバイスも含めて一旦忘れてください。

そのうえで考えてみて頂きたいのは、

• 相手が結婚していれば復縁はほぼ不可能
• 相手が結婚したばかりだと復縁成就までに時間がかかってしまう

というのは真実ではなく、社会的な通念に過ぎないということです。

ちょっと考えてみただけでも、お互い離婚すれば復縁に関して何の障害もなくなりますし、夫婦双方の合意があれば離婚の手続き自体もそこまで時間はかかりません。

また、お互いが恋人を作ることを認めている、いわゆる「オープンな関係」の夫婦だって世の中にはいます。

このようなことからも、上記の2点を気にしてしまうのは、社会常識として浸透している通念をあなた自身が信念として受け入れているからだと考えられます。

次に、メールからは判断できなかったのですが、今後あなた自身がどうなりたいのかというイメージは明確になっているでしょうか？

たとえば、あなたもお相手も離婚した上で復縁し、幸せな関係を築きたいと考えておられるのか、それともお互いの結婚関係を維持したままで復縁したいのか、などです。

また、「大人としての責任はとるように」と仰っていますが、この言葉からはあなた自身が「後ろめたいことをしていると感じている」「罪悪感を持っている」ということを感じます。

後ろめたく感じたり罪悪感を持ってしまうのは、ご自分の信念に反することをしている現れですので、そういう場合はなかなか潜在意識による引き寄せはうまくいかないでしょう。

「大人としての責任」という考えも、あなたの心から来るものではなく、社会通念や一般常識を受け入れた結果として「大人とはこうあるべき」「やりたいことをやるには代償が伴う」という信念を持っているからこそ出てくるものです。

こういう信念を持つこと自体は悪いとは一概に言えませんが、問題はその信念によってあなた自身が「よくないことをしている」と考えていることにあります。

自分がよくないと感じていることに対しては、潜在意識は本来の力を発揮できません。なぜなら「よくないと感じる＝信念に反している」ということだからです。

復縁したい相手に別のパートナーがいるケースでよく言われることですが、復縁成就に欠かせないことは「関係するすべての人の幸せを願う」ことです。

相手の現在のパートナーに嫉妬したり恨んだりしているというのは、「私はもっと嫉妬したい」「私はもっと恨みたい」という思考を潜在意識に伝えてしまうことになります。

そうなれば、潜在意識はよりあなたが嫉妬したくなるような、他人を恨みたくなるような状況をあなたに引き寄せます。

こういった思考に支配されないためには、復縁したい相手、相手の奥様、あなたのご主人、そしてあなた自身の幸せを願い、そのうえであなたとお相手が二人で幸せに過ごしているイメージを育てていくことが重要です。

そしてそれと同時に、相手の奥様、あなたのご主人も幸せに暮らしているイメージを持ちましょう。もし「自分が幸せなら他の人がどうなっても構わない」と考えてしまえば、その思考が自分に跳ね返ってきてしまいます。

今、あなたの好きな人を幸せにしてくれているのはその人の奥様です。そばにいられないあなたに代わって、あなたの好きな人がさみしくないようそばにいてくれるのです。

好きな人の幸せを本当に願っているのならば、今現在あなたに代わって彼を幸せにしてくれている奥様に感謝の気持ちさえ沸いてくるはずです。そうではなく嫉妬に囚われてしまうのは、あなたのエゴばかりが大きくなっているからかもしれません。

「復縁は不可能」「時間が掛かる」と思っていれば、潜在意識はその通りの現実を引き寄せるために働きます。

ネガティブな感情が沸いてきたときこそ、あなたと好きな人が幸せに暮らしているイメージをするようにしましょう。そして同時に、相手の奥様とあなたのご主人もそれぞれに幸せを見つけて歩き出しているイメージを持つようにしてみてください。

あなたの信念が書き換わり、自分だけでなく関わる人すべての幸せを願うことができるようになれば、やがて現実にも変化が訪れるのではないかと思います。