「感謝」の気持ちが大事
ということは、いろんなところで言われていますよね。
でも、普段から感謝の気持ちを持って過ごしているのに、なかなか引き寄せが起こらない… という人もいるかもしれません。
今回は、感謝しても引き寄せが起こらないときに確認したい、その原因と感謝の意味についてお話ししていきたいと思います。
感謝で引き寄せが起こる理由
感謝をすることで引き寄せが起こる理由をできるだけシンプルに言うならば、「感謝をすることで、より感謝したくなることが引き寄せられてくる」ということです。
引き寄せの法則は、「似たもの同士が引き寄せ合う」という法則です。
ですので、「感謝の波動が~」と難しく考えなくても、日頃から感謝をしていれば感謝したくなるようなものごとを、どんどん引き寄せられるようになるわけですね。
感謝をしたくなるようなことというのは、つまり「あなたを幸せにしてくれること」なわけですから、
幸せになれる
ということなんですね。
「~してくれたから」感謝は現実に反応しているだけ
でも、うれしいことも起こっていないのに感謝なんかできない… と思われる人もいるかもしれません。
でも実は、
- こんなことがあったから感謝する
- 誰かがこんなことをしてくれたから感謝する
というのは、感謝のほんの入り口に過ぎません。
そもそも、「~してくれたから感謝する」というのはただ現実に反応しているだけで、自分自身で思考をコントロールしているものではありません。
引き寄せの法則を活用するには、現実(=過去の思考の結果)に振り回されず、願望(=引き寄せたいもの)に思考を集中させることがポイントです。
そのため、何か嬉しいことがあったから感謝するというのは、
引き寄せの本質的な部分から外れてしまっている考え方なのです。
引き寄せを起こすための「感謝」とは?
それでは、そうした表面的な感謝ではなく、より根源的な「感謝」とはどういうことなのでしょうか?
それは、直接的に自分に何かしてくれたからなどの理由のない、
その存在自体にありがたさを感じるというような「無条件の感謝」です。
たとえば、友人があなたの行きたかったレストランの予約を取ってくれたとします。
そこで「友人が予約を取ってくれた」ということに対して感謝をするというのが、表面的な感謝です。
より根源的な感謝に行き着くためには、そこからさらにイメージを膨らませていく必要があります。
具体的には、その友人は今回のことだけではなく、日頃からあなたの友人としてあなたと共に時間を過ごし、いいこともよくないことも共有して気持ちを分かち合ってくれます。
そして、その友人のさらに先には、その友人を生んでくれたご両親、その友人とこれまでの時間を共有してくれた「友だちの友だち」という存在がいます。
その人たちがいなければ、そもそもあなたは友人と出会うこともなかったですし、今こうして一緒に過ごすこともなかったわけです。
また、行きたかったレストランにしてもそうですよね。
あなたが魅力を感じるようなお店の雰囲気だったり、料理だったり、それをつくり出しているお店の人たちのこれまでの努力があってこそ、あなたはそのお店と出会うことができたわけです。
さらには、そのお店で提供される料理にしたって、その材料の向こうには、生産者の営みがあるわけです。
お肉でも野菜でも、あなたの目の前に現れるまでには、いろいろな人の手によって現実に創造されているのです。
また、お肉も野菜も生き物です。
私たちは命を頂くことで、精神的にも肉体的にも満たされ、今日もこの世界に存在していられるわけです。
そうした、自分と直接的に触れ合う部分ではない部分に思いを馳せることで、私たちはこの世界に「生かされている」ということが分かります。
たとえ今、孤独を感じているという人でも、今この瞬間でさえ独りで生きているわけではありません。
私たちを取り巻くすべてのものは、みなこの世界の誰かや何かのおかげでそこにあるのです。
そうしたすべてに対する感謝というのが、引き寄せを起こすために効果的な「感謝」というわけです。
まとめ
日頃忙しく過ごしていると、どうしても目の前のことにばかり囚われてしまい、感謝をするどころか不満ばかり溜まってしまいやすいでしょう。
でも、少しだけイメージを膨らませていくことで、自分と直接触れ合っている人やモノの先にあるものの存在に気づき、この世界は感謝にあふれているということを実感できます。
そうした見方を心がけるだけでも、あなたの引き寄せにもきっと変化が起こりますよ。