瞑想がなぜ引き寄せに効果的なのか?理由とやり方についてのお話

2018.07.19 2022.08.14 引き寄せの法則

引き寄せの法則を活用して願いを叶えようとしているあなたなら、「瞑想が引き寄せに効果的」という話を聞いたことがあるかもしれません。

でも、なぜ瞑想することで引き寄せ効果が増すのか、その理由についてはいまいちよく分からないという人もいるかと思います。

今回は、瞑想がなぜ引き寄せに効果的なのか? その理由と効果的なやり方について一緒に考えていければと思います。

瞑想を続けるとあなたに起こる変化とは?

瞑想を続けることで、一体あなたにどんな変化が起こるのか?

結論から言えば、

思考が整うことで、むやみに取り乱したり不安になったりしなくなる
自我を離れ、自分の思考を俯瞰(ふかん)して眺められるようになる

ということです。

今日の夕食は何を食べようか?
週末までまだ3日もあるよ…
好きな人に連絡してみようかな?でも無視されたら…

などなど、私たちが普段ひっきりなしにアレコレ考えている意識は、「顕在意識」とか「自我」と呼ばれるものです(以降、ここでは「自我」で統一します)。

そして自我の大きな特徴は、「外からの刺激に反応して思考を垂れ流す」というものです。

そうすると何が起こるかというと、嫌なことが身に降りかかればネガティブな思考を、いいことが起こればポジティブな思考をするという感じで、思考がフラフラと不安定になってしまうのです。

つまり、嫌なことが起こればネガティブな思考によってより嫌なことを引き寄せ、いいことが起こればポジティブな思考でよりいいことを引き寄せるわけです。

言いかえれば、自我のみでものごとに対処しようとすることは、自分の思考の主導権を手放すことと同じということなのです。

そしてもう一つ忘れてはいけないのが、「人間は基本的にネガティブになりやすい」ということ。

私たち人間は、野生の時代から生き残るために「自己防衛本能」を発達させてきました。

物陰から猛獣が飛び出てくるかもしれない
足元の崖が崩れ落ちて谷底へ転落するかもしれない

五感から入ってくる情報によって、そうしたネガティブな要素をピックアップして危険に備えておく。そうすることで「生き残る可能性」を高めてきました。

これは生きるためには必要なものですが、同時に私たちの思考をネガティブ優勢の状態にキープしやすくしている要因でもあります。

そして、ネガティブ優勢の状態で、外的刺激が大好きな自我で対処しようとすれば…… どうなるか分かりますよね?

つまり、引き寄せの法則を活用してほしいものを引き寄せるには、自我から思考の主導権を取り戻すこと、もっと言えば、自分が今「自我に囚われている」ということを認識するところから始めなくてはならないということです。

瞑想がなぜ引き寄せに効果的なのか?

瞑想により心の波風を静めることで、自我から距離を置き、一段高いところから自分の思考を眺めることができるようになります。

瞑想をしていると、忘れていたような過去の記憶や、ときには嫌な思い出なんかも浮かんできます。

普段のように自我とベッタリくっついている状態であれば、嫌なことを思い出せば当然、嫌な気分になります。

しかし、自我から距離を取っていると、落ち着いた気持ちのまま「あ、この記憶は、こんな感情と紐づいているんだな」ということが分かるようになります。

つまり、

自分がある事柄について、どのような信念を持っているのか?

というのが見えてくるわけですね。

そうなれば、あとはその信念を書き換えていくことで、引き寄せやすい状態を作り出していけるというわけです。

ちなみに、信念とは思考のルール・思考の習慣のようなもの。

私たちは思考によってさまざまなものを引き寄せているわけですから、引き寄せの法則において信念がどれほど重要な役割を担っているかは想像に難くないですよね。

自我に囚われている状態だと、そもそも自分がどんな信念を持っているのかにも気づけないですし、外からの刺激、たとえば他人にこんなことを言われた・されたというようなことにいちいち心を乱すことになってしまいます。

瞑想をすることで自我と距離を置き、安定した思考状態を作り出す。そして、自分がどんな信念を持っているのかを知ることができる。

これが、瞑想が引き寄せの法則においてとても効果的だとされている理由です。

瞑想のやり方と注意点

では、肝心の瞑想のやり方ですが、私はバキュさんのブログ『潜在意識で願望を達成しよう』で紹介されている丹田呼吸瞑想法をおすすめしています。

具体的な方法は以下のページでご紹介していますのでご覧ください。

上記のページに少し補足すると、自分という存在の「核」が丹田にあり、息を吐くときに自分の中に溜まった淀んだものを解き放つイメージで、息を吸うときには丹田にエネルギーを送り込むようなイメージで取り組むといいでしょう。

いい状態で実践できているかどうかは、自分の身体が空気に溶け出しているような、大気と自分との境目が曖昧になるような感覚になっているかを目安にしてみてください。

また、瞑想をする上でいくつか注意点のようなものもありますので、お伝えしておきます。

はじめから完璧にやろうとしない

私は丹田呼吸瞑想法をおすすめしていますが、瞑想にはその他にもいろいろなやり方があり、細かい手順まで完璧にやろうとすればそれだけで手いっぱいになってしまいます。

ここで瞑想をご紹介しているのはあくまでも引き寄せの法則のためですので、それでは本末転倒ですよね。

ですので、はじめから完璧にやる必要はありません。

もちろん、手順を把握して少しずつ上達しようという気持ちは大切ですが、それより重要なのは実際に取り組むことです。

サッカーでも、ドリブルがうまくなくてもボールを前に蹴り出せば進むことはできますよね?

それと同じように瞑想も、テクニック的な部分にこだわらずとも効果は期待できます。

雑念を抑えつける必要はない

「瞑想中は何も考えてはいけない」と言われることが多いため、瞑想中に浮かんでくるさまざまな雑念を抑えつけようとしてしまうかもしれません。

しかし、抑えつけようとすればするほど、それに対して集中することになりますので、結果としてその雑念をどんどん大きくしてしまいます。

抑えつけるのではなく、「眺める」ことを意識して取り組んでみてください。

そうすることで、自分が持っている信念やメンタルブロックの正体が見えてきますので。

しばらくは継続して取り組んでみる

いくら瞑想に効果があると言っても、1ヶ月に1回とか思いだしたときにやる程度ではあまり期待できません。

是非、しばらくの間は継続して取り組んでみてください。ひとまずの目安として2週間やってみましょう。

きっとその間に、自分の中に起こる変化に気がつくはずです。

瞑想をすることで、自分の中にある「今まで知らなかった自分」の存在を感じるでしょう。

そうしたものへの好奇心が生まれると、瞑想を継続しやすくなります。

まとめ

以上、瞑想が引き寄せの法則に効果的な理由と、丹田呼吸瞑想法のやり方についてのお話でした。

瞑想と言うと仏教の修行のようなイメージがあるかもしれませんが、私の考えではもっと生活に密着した習慣として根付いてもいいくらい効果の高いものです。

是非、楽しみながら取り組んで頂ければと思います。

PS:このブログでは引き寄せ初心者の方に向けて、引き寄せの法則を分かりやすくお伝えしています。「引き寄せについてもっと知りたい」「引き寄せるための思考・習慣を身につけたい」という方に向けた情報は、noteで発信しています。マガジンでは過去の有料記事もすべて読めるようにしています。