引き寄せに効果的と言われるものは何でも試してみた。
でも、いくらやっても引き寄せできない…
きっと引き寄せなんて嘘なんだ!
引き寄せのコツをつかんでスイスイ願いを叶えていく人がいる一方で、いくら実践しても引き寄せできないと悩んでいる人もいます。
実は、引き寄せできない人にはいくつかのパターンがあります。
今回は、私がメール相談などをお受けしている中で感じた「引き寄せできない人がハマっている失敗パターン」を7つご紹介します。
同時に解消法もお伝えしますので、自分が当てはまるものがあったらヒントにしてみてください。
引き寄せ失敗パターン①:今の思考と感情に無頓着
引き寄せでは、思考が引き寄せるものを決めるとよく言われます。
言いかえれば、今思考していることが少し先の未来に起こるものごとを決定するわけですね。
ということは、幸せを引き寄せたければ今この瞬間から思考に意識を払う必要があるわけです。
これまでの人生がどれだけ望むものとかけ離れていたとしても、今この瞬間から変化を起こすことが可能なわけです。
でも引き寄せできない人は、今の気分や考えていることにまったくと言っていいほど注意を払っていないことが多いです。
だから、「思考が現実を引き寄せる」という言葉は理解していても、それを実体験する機会がなかなかやってきません。
そのため「幸せを引き寄せたい」と考えながらも、ネガティブな感情に振り回され、ネガティブな思考を増幅し続けてしまいます。
またこのパターンの厄介なのは、思考や感情が乱れた状態の人ほど、自分が今その状態であることに気付きにくいという点です。
そのため、他者からの忠告やアドバイスも耳に届きにくいのです。
ネガティブなことばかり考えているなと感じる人は是非、瞑想に取り組んでみてください。
瞑想によって自分の思考を客観的に眺められるようになり、今自分が何を考え、それによって何を感じているのかを把握できるようになります。
その結果、思考や感情に振り回されることがなくなり、思考が安定してきます。
この状態になることができれば、引き寄せできるようになるまであともう一歩です。
引き寄せ失敗パターン②:結果ではなく過程にフォーカスしている
引き寄せの法則では、願いが叶うまでの過程ではなく、願いが叶った状態(結果)をイメージすることが大切だと言われます。
過程まで細かくイメージしてしまうと、潜在意識が願望実現までに取れる選択肢を狭めてしまうことになってしまうからですね。
いろいろな方にお話をお聞きしていると、けっこうこのパターンも多い気がします。
よくあるのが「元恋人から連絡がほしい」という願望で、そのため「元恋人からの電話やメールを引き寄せるにはどうしたらいいですか?」というご相談です。
こういう人に考えてみて頂きたいのは、元恋人から連絡が来さえすればヨリは戻せなくてもいいのか、それともそれをきっかけにまた恋人関係になりたいのかということです。
もし最終的にヨリを戻したいのであれば、「元恋人から連絡が来る」というのは願望実現までの過程でしかありませんよね?
あくまでゴールは「また恋人関係になる」ことですので、関係が再開するきっかけは街でばったり会うとかでもいいわけです。
でも、ここで「元恋人からの連絡」にフォーカスすることで、潜在意識の選択肢を限定してしまっているのです。
どうも引き寄せができないという人は、「最終的に自分がどうなりたいのか?」を一度改めて考えてみた方がいいかもしれません。
引き寄せ失敗パターン③:ネガティブな言葉ばかり使っている
「言霊」という言葉があるように、言葉にはその意味に応じた力があります。
小林正観さんや斎藤一人さんが書籍の中で「ありがとう」という言葉をたくさん唱えるだけで幸せになれると仰っていますが、それはこの言葉の力(言霊)のことであるわけですね。
で、注意したいのは、「ありがとう」などのポジティブな言葉だけでなく、ネガティブな言葉も言霊を持っているということです。
いつも他人の悪口や陰口を言ったり、攻撃的な言葉ばかり口にしていると、そのネガティブな力がすべて自分に返ってきます。
引き寄せができないという人は、もしかしたら知らないうちにそうしたネガティブな言葉をたくさん使っているのかもしれません。
職場に気の合わない上司や同僚がいて、ついついその人のことを悪く言ってしまうという人もいるでしょう。
でも、その言葉はすべて自分を苦しめます。
ですので、自分のためだと思ってネガティブな言葉は口にしないようにしましょう。
とはいえ、悶々とした気持ちを溜め込むのはよくありません。
どうしても吐き出したいときには、今自分が抱えている不満や怒りなどを紙に書き出してみましょう。
そして、すべて書き出したら、それをビリビリに破って捨てるか、燃やしてしまいましょう。
また、自分が普段どんな言葉を使っているか気にしたことがないという場合には、しばらく日記をつけてみるのもおすすめです。
過去の日記を読み返し、その中にネガティブな言葉がたくさんあると感じたら、それはあなたが普段からネガティブな言葉をたくさん使っているということです。
引き寄せ失敗パターン④:セルフイメージが低い(ことに気付いていない)
セルフイメージとは、自分に対して自分が持っているイメージ(自分像)のことです。
私たちは、このセルフイメージを基準にして、自分にふさわしいものを引き寄せています。
ですので、「自分には月収30万円がふさわしい」というセルフイメージを持っている人は、それくらいの収入になります。
そして、収入がそれより低すぎても高すぎても不安になるのです。
宝くじで大金を手にした人が数年で使い果たして破産してしまうというような話を聞いたことがあるかもしれませんが、これもセルフイメージが関係しています。
例えばその人が「月収50万円」というセルフイメージを持っていたとして、何億円というお金が急に入ってくれば、自分がもっとも心地よく自然でいられる「月収50万円」の生活に必死に戻ろうとするわけです。
その結果、考えられないような散財をしてしまうわけですね。
ちょっと話が逸れましたが、つまり人間は自分のセルフイメージにふさわしい現実を引き寄せるということです。
そのため、根本にあるセルフイメージが低ければ、いくら引き寄せに取り組んでも思い描くような幸せを引き寄せることが難しくなります。
「どうせ私なんて…」と考えてしまいがちな人は、セルフイメージが低く設定されている可能性がありますので、そこから修正していく必要があるでしょう。
また、他人に恋人ができたりお金を手にするのを見て妬んだり、「(人生うまくいっている)あなたには分からないでしょうね」というようなことを言ってしまう人も要注意です。
これは裏を返せば、「自分は手に入れることができない」という信念の表れです。
セルフイメージを上げていく方法はいくつかありますが、もっとも簡単に取り組めるのはアファメーションです。
シンプルに「俺(私)はすごい」というような感じで何度も繰り返すだけでもセルフイメージに働きかけることができます。
毎朝の駅までの道やちょっとした空き時間などにブツブツ唱えるようにしましょう。声に出すのが難しいときは心の中で唱えるだけでも大丈夫です。
引き寄せ失敗パターン⑤:被害者意識が強い
被害者意識の強い人は、ある意味で幸せの引き寄せからもっとも遠いところにいる人です。
なぜなら、他人を攻撃することに価値を見出してしまっているからです。
誰かに何かをしてもらったりして、それが自分の期待にそぐわないものであれば「裏切られた!」「だまされた!」と騒ぐような人はこれに当てはまります。
またこういう人は、他者にプレッシャーをかけて自分の思い通りに事を運ばせようとします。
なぜこういう振る舞いをするかと言えば、突き詰めれば「傷ついている自分は他人に施しを受けて当然」という信念を持っているからです。
こうした信念を持つきっかけとしてはいろいろ考えられますが、一つは幼少期の経験が挙げられます。
子どもの頃に誰かにひどいことをされて泣いていたら、親や周囲の人にやさしくされた、そしてそのときに心地よさを感じたとします。
すると、その経験がその人の中で「ひどいことをされる⇒なぐさめられる⇒気持ちいい」という図式を作り上げます。
その結果、その人は積極的に「誰かにひどいことをされる」という経験を求めるようになるわけですね。
これが、被害者意識の強い人が出来上がる一つのパターンです。
このタイプは幸せの引き寄せにもっとも遠いということをお話ししましたが、それがなぜかと言えば「他者の言動ありき」で自分の思考や行動を決めざるをえないからです。
「誰々に何々をされた(言われた)」というできごとを受け取って、はじめて自分の反応が決まるわけです。
しかも多くの場合、その反応は「相手を非難すること」になるので、先に紹介したネガティブな言葉を使いまくりますし、他人に何かをされるという経験を積み重ねることでどんどんセルフイメージも低くなるという複合技になってしまうわけです。
被害者意識は潜在意識に刷り込まれている信念が関係していることが多いので、やはり瞑想をして自分の思考を客観的に眺めてみることから始めるのかいいでしょう。
そして自分の中にある信念(被害者意識)に気が付いてはじめて、幸せの引き寄せをスタートできます。
とはいえ残念ながら、このパターンの人は他者を非難するものの、自分が行動するのは何かと言い訳をつけて避けようとする人が多いです。
そのため、瞑想やアファメーションなどに実際に取り組む人は少ないです(取り組んでもすぐやめてしまいます)。
そういう意味でも、幸せの引き寄せからもっとも遠いパターンと言えます。
また最終的に「引き寄せなんて嘘だ!」となってしまうのが多いのもこのパターンでしょう。
このパターンの人が幸せの引き寄せをできるようになるには、根気強く自分の根本から見直していく必要があります。
引き寄せ失敗パターン⑥:スピリチュアルマニア
スピリチュアルを過剰にありがたがったり、崇高なものとして捉えているパターンです。
このタイプの人は精神世界のものに価値を重く置き、物質世界のものを軽視する傾向があります。
しかし忘れてはいけないのは、私たちは精神世界に存在しつつも、同時に物質世界に存在しているということです。
ですから、物質世界のルールを無視して生きることはできません。
引き寄せの法則では「イメージしたことが少し遅れて現実になる」ということが言われますが、この「少し遅れる」理由こそが精神世界で創造されたものが物質世界で表現されるまでのタイムラグです。
そうした仕組みを無視してしまうと、「イメージングしているのに現実が変わりません…」とガッカリしてしまうことになるわけです。
見えないところで潜在意識がちゃんと働いているのに、その結果が自分の元に届く前にそれを拒絶するので現実が変わっていないように見えるのです。
またこのタイプの人は「○○(占いで有名な芸能人)さんが言うには…」という感じで、スピリチュアル業界で有名な人の言葉を頭から妄信してしまいがちです。
そのため、そこで思考停止してしまうわけですね。
「その人が言っているのだからそうなのだろう」というところで止まってしまうので、自分で実践して本質をつかもうという気持ちが起きづらくなります。
そうなると、引き寄せや潜在意識の働きを肌で感じるという実体験をする機会が奪われてしまうため、なかなか引き寄せのコツがつかめなくなってしまいます。
スピリチュアルという目に見えないものに魅力を感じるのも分からなくはないですが、やはり引き寄せは活用してナンボというのが私の考えです。
他人の意見を鵜呑みにするのではなく、やはり自分で実践したりいろいろな書籍を読んだりして自分なりに理解を深めていくのがいいでしょう。
引き寄せ失敗パターン⑦:完璧主義
何でも完璧にこなそうとする完璧主義の人も、実は引き寄せができないことが多いです。
例えばイメージングをしたときでも「このイメージでちゃんと潜在意識に伝わっているんだろうか?」と考えてしまったり、アファメーションをするにしても「この言葉遣いでいいんだろうか?」と悩んでしまって、実践できなくなってしまうわけですね。
一般的に完璧主義は「信頼できる」などポジティブに捉えられることも多いですが、実際には「行動に移せない」「度量が狭い」などネガティブに働くことが多いです。
ハッキリ言って完璧主義にいいことはありません。
また、何事もはじめていきなり完璧にできることはありません。
それなのに完璧主義の人は、その最初の結果だけ見て落胆し、「自分には無理だ…」となってしまうケースがあります。
でも引き寄せの実践は、継続が大事です。
はじめはぼやけていた願望のイメージも、日々繰り返していくことで精度が高くなります。
アファメーションの言葉だって、繰り返し唱えることでよりしっくりくる表現が見つかります。
まずは60点を合格ラインとして取り組んでみてください。
「このくらいでいいか」と思えると、行動力が増してどんどんものごとが進むことに快感を感じるでしょう。
その結果、成功体験が積み重なったり、「できる自分」というセルフイメージが出来上がることでどんどん引き寄せしやすくなります。
まとめ
以上、引き寄せできない人がハマっている失敗7パターンでした。
ちょっとキツイ言い方になったところもありましたが、ここでご紹介した失敗パターンはすべて私が過去にご相談を受けた経験から書いたものです。
「自分はこれかも…」というのがあったら、一緒に書いた対処法を試してみてください。
また、失敗パターンにハマる人もいれば、反対にすぐにコツをつかんでどんどん引き寄せを加速させる人もいます。
そうした人に共通して言えるのは、「素直」ということです。
私のブログに限らず、引き寄せの方法として書かれていることを素直に実践している人ほど人生にポジティブな変化を起こしているというのが率直な印象です。
反対に独自の解釈をして自己流で実践している人ほど、「引き寄せできない…」という状況に陥っているように思います。
自己流にアレンジするのは悪いことではありません。
でもそれは、まず書かれている通りに素直に実践する過程があってこそです。
それがあってはじめて何が重要なのかが分かります。それもなしにいきなり自己流に走れば、せっかくの引き寄せワークも台無しになってしまいます。
ということで、ここでご紹介した失敗パターンをあなたの「幸せ引き寄せ」のヒントにして頂けたらと思います。