引き寄せの法則に興味があるけどよく知らない、引き寄せの法則を実践しはじめたけどうまくいかないという人に、今日はそもそも引き寄せの法則とは一体どんな法則なのかということについてご紹介したいと思います。
また、うまくいかないという人のほとんどがしてしまっている勘違いと、知らないと引き寄せがまずうまくいかないであろう3つのことについても知ってもらえたらと思います。
「思考が現実化する」という言葉が導く勘違い
引き寄せの法則を紹介する場合、「思考が現実化する」法則だと言われることが多いです。
この言葉は正しいといえば正しいのですが、少し(というかたいぶ)言葉足らずなため、この言葉が原因で勘違いする人が多いようです。
「思考が現実化する」からと言って、たとえば「お金がほしい」と願えばお金が手に入る、というわけではありません。
「素敵な恋人がほしい」と言っても、一向に出会いは訪れないでしょう。
引き寄せの法則は、たしかに「思考が現実化する」わけですが、もっと正確に表現するとすれば「思考に似たものを引き寄せる」法則なのです。
「~がほしい」と考える場合、そのほしいものが「現在は手に入っていない」という事実に意識が向いてしまっています。
そのとき、ほとんどの場合は渇望感や不足感を感じるでしょう。
引き寄せの法則は思考に働くため、あなたが思考した対象(お金や恋人など)ではなく、この場合は「渇望感や不足感」の方に働くわけです。
ですから、あなたに渇望感や不足感を感じさせるようなものをさらに引き寄せる結果になるわけです。
このようなことにならないためには、思考する際にすこしコツがあります。
それは「○○がほしい」と願うのではなく「○○を手に入れて幸せを感じている自分」をイメージすることです。
引き寄せがうまくいくために必要なこと
上記のよくある勘違いを踏まえた上で、引き寄せの法則を実践する上でもっとも大切になることをご紹介いたします。
それは、「心の持ち方」です。
もうお分かりかと思いますが、現在の状況に不満があるからと言って、いつもくよくよしていたり落ち込んだりしていると、その沈んだ気持ちに引き寄せの法則が働いて、あなたをさらに落ち込ませるようなできごとを引き寄せ続けます。
そうならないために、以下の3つのことに気を付けて生活をしてみましょう。
いつも上機嫌でいる
落ち込んでいればさらに落ち込むのですから、反対にいつも上機嫌でいればさらに上機嫌になることができます。
いつも上機嫌でいるにはどうすればいいのか? というと、まずは嘘でも笑顔を作ることです。
少し古いですが、Mr.Childrenの『PUDDLE』という曲に、以下のような一節があります。
これは本当に引き寄せの法則の本質がよく表現されている言葉です。
引き寄せの法則を知らないと、いいことがあるからこそ笑顔になれると思いがちですが、実は笑顔でいるからこそいいことがあるのです。
この違いを理解して普段の生活にまで落とし込むことができれば、間違いなく引き寄せの法則を活用して幸せになることができます。
感謝の気持ちを持つ
普段、不平不満や愚痴、悪口を言って毎日を送っている人は、幸せを引き寄せることはまずできません。
上で書いたように、感謝の気持ちを持つと感謝したくなるようなことをどんどん引き寄せることができるということもありますが、それに加えて、感謝の気持ちは引き寄せの法則を実践する上でとても重要なものだからです。
この世界は、人間よりも高次の存在がコントロールしています。
人によってその高次の存在を神様とか宇宙といったりするわけですが、その神様とか宇宙を味方につけるには、この世界に感謝することが大切になります。
あなたは感謝の気持ちを表すとき、どうしますか?
そうです、「ありがとう」と声に出して相手に伝えますよね。
この「ありがとう」の語源は「有り難し」。
もともとこの「ありがとう」という言葉は、ありえないできごと(奇跡)を起こしてくれた神様をたたえるための言葉だったわけです。
ですから「ありがとう」をたくさん使っていると、神様はその分だけあなたが神様を称賛していると受け取ります。
そんな人を、神様が放っておくわけはありません。
あなたを応援し、あなたの味方になってくれるわけです。
ですから、1日1000回「ありがとう」を言うように心がけましょう。
はじめのうちは心がこもっていなくても問題ありません。
ただ繰り返し「ありがとう」と唱えてください。
繰り返し唱えているうちに、自然と心のこもった「ありがとう」が口から出てくるようになります。
心のこもった「ありがとう」が言えるようになる頃には、あなたの周りで奇跡が次々と起こるようになっているでしょう。
「今」を生きる
あなたは過去や未来を生きることはできません。
あなたが生きているのは、いつだって今なわけです。
「あのときこうだったらな」「いつかああなりたいな」といつも心が過去や未来にある状態では引き寄せはうまくいきません。
引き寄せの法則は今この瞬間の思考に作用します。
ですから今、幸せでいることがとても大切なわけです。
過去や未来に思いをはせるということは、今に不満があることの表れでもあります。
でも、あなたが今生きていられるのは奇跡以外の何ものでもありません。
考えてみてください。
あなたがこれまで生きてこられたのは、たくさんのものが犠牲になってくれたからです。
あなたが命をつなぐために食べてきた肉や野菜、それらはすべて他の命です。
あなたが身につけている服だって、誰かの時間や労力があったからこそ今あなたのもとに来ているわけです。
このように、今あなたがいられるのは、たくさんの犠牲があったからです。
それらのすべてに感謝し「ありがとう」と言い、今この瞬間に笑顔でいられることをいつも心がけてください。
過去も未来も存在しません。あるのはいつだって「今」だけです。
ですから「今」が幸せであれば、あなたはいつでも幸せなわけです。
「今」に「感謝」して「上機嫌」で生きる
以上が、引き寄せの法則によくある勘違いと、実践するには知らないとまずい3つのことです。
引き寄せの法則を実践するのは難しいことのように思っているかもしれませんが、要するにやることは「今」に「感謝」して「上機嫌」で生きるということです。
お金がほしいのなら、今満足できるだけのお金がないことを嘆くのではなく、今生きていられるだけの十分なお金があることに感謝して幸せを感じてください。
引き寄せの法則がその思考に作用して、あなたのもとにはさらにお金が引き寄せられてくるでしょう。