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人生に飽きたあなたに知ってほしい新しい世界の見つけ方

2016.07.12 2024.07.23 引き寄せの法則

毎日毎日同じことの繰り返し……。通勤電車でも職場でも同じ顔ぶれ、友人とはいつも同じような話ばかり。何をしても何をやっても楽しいと思えない。

毎日が平穏なのはそれはそれで素敵なことですが、また同時に人生に飽きたと感じてしまうこともあります。

本日は、そんな「人生に飽きた」「人生がつまらない」という人に知ってほしい新しい世界の見つけ方をご紹介します。

ホメオスタシスとコンフォートゾーン

まずはじめに、なぜあなたが人生に飽きてしまったのかについて、人間の仕組みの部分からお話ししたいと思います。

人間の知能は他の動物に比べて高度に発達し、高い文化レベルの社会を築いています。それでも動物である以上、生物として最も優先させるべきは「生存すること」なのです。

そのため、人間の脳は生存するために最善の選択をするようにできているのです。その機能のことを「ホメオスタシス」と言います。

心理学や自己啓発本などでよく出てくる言葉ですので、もしかしたら聞いたことがあるかもしれませんが、この「ホメオスタシス」は日本語で「恒常性」という意味です。

人間の脳は、生存するために最適な環境とは「今の環境」であると判断します。なぜなら今、生存できているからです。そのため、脳はできるだけ現状を維持しようと働きます。言い換えれば、変化を遠ざけようとするわけです。

変化をした先で生命の危機に直面することがないとは言い切れません。そのため脳は、そんなリスクを取るよりも現状を維持することを選ぶのです。この機能のことを「ホメオスタシス」といい、そのホメオスタシスにより作られる「自分が心地よいと感じる・心地よく行動できる範囲」のことを「コンフォートゾーン」といいます。

慣れないことをすると失敗する確率が増えますよね? たとえばいきなり大勢の人の前に出て話さなければならなくなったとしたら、普段それをしていない人はガチガチに緊張して頭が真っ白になるかもしれません。この状態がコンフォートゾーンを外れている状態です。

逆に、仲のいい友人たちと話していたり、自分の部屋でテレビを見ていたり、リラックスして過ごせる場所やすんなりとこなせる行為はコンフォートゾーンにあるものです。

このように、私たちはコンフォートゾーンの中で高いパフォーマンスを発揮することができ、逆にコンフォートゾーンの外では著しくパフォーマンスが下がるのです。

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コンフォートゾーンをずらしてスコトーマをはずす

ホメオスタシスとコンフォートゾーンのおかげで、私たちは生存する確率を維持することができています。また、ホメオスタシスとコンフォートゾーンは、私たちが生存するために必要な情報を取捨選択し、必要なものを私たちに認識させ、そうでないものは認識できないようにしてしまうというフィルターも持っています。

このフィルターのことを「スコトーマ(心理的盲点)」と言います。

私たちの五感から入ってくる情報が膨大なものです。そのすべてを処理しようとすると、脳は途端にパンクしてしまいます。そうならないように、スコトーマを通して必要なものだけを受け取ることができるようになっているのです。

ホメオスタシスとコンフォートゾーンとスコトーマ。この3つがあるからこそ私たちは快適に生活ができるわけですが、その反面、生存するために必要のない情報ははじかれてしまうというデメリットもあります。

「人生に飽きた」「人生がつまらない」という人は、このスコトーマによってフィルターされた情報に慣れすぎて、十分な刺激を得られなくなったということです。

であれば、コンフォートゾーンをずらし、現在のスコトーマを外すことでこれまでになかった新しい情報(刺激)を得ることができるというわけです。

とはいえ、コンフォートゾーンは生命を維持するためのものですから、それをずらすとなると意図的にはできません。無意識とか潜在意識と呼ばれる部分から変えていく必要があるのです。

人生に飽きるのがあなたの世界がせまいから

コンフォートゾーンをずらすにはどうすればいいか? ということですが、それにはあなた自身が「どう変わりたいか?」というイメージを持つことが必要になります。

とはいえ、そうやって理想の人生を描ける人はそもそも「人生に飽きた」という状態にはならないわけです。というもの、人生に飽きた・つまらないという人には、新しい世界を思い描くための材料が圧倒的に足りないからです。

人生がつまらないのは、あなたの世界がせまいからです。これはあなたに能力がないという意味ではなく、人間の生存本能からすれば当然の結果です。

いつも同じようなものごとに囲まれれば、飽きるのは当然です。でも、生物として生き残ることを考えれば最適な選択をしているとも言えるわけです。

しかし、人間は他の動物に比べはるかに高い知能を持っているため、それだけでは満足できなくなってしまうのです。「人生に飽きた」状態が、がまさにそれです。

ということで、この状況を切り拓くためには、「どう変わりたいか?」というイメージを作る材料が必要になります。

しかし、普段の生活から手に入れようとしても、スコトーマによって見えなくなってしまっているため探しようがありません。ではどうすればいいのかというと、読書をすればいいのです。

本は1000~3000円程度、安ければ数百円で手に入れることができ、スコトーマによって見えなかった情報を手に入れるための最適な方法であると言えます。

本を選ぶコツとしては、少しでも興味をひかれたものは読んでみる、その反対に、これまで全く興味のなかったジャンルの本も読んでみるという両方を試してみることです。

これまで興味のなかったジャンルの本は、もしかしたらはじめのうちは読み進めるのが苦痛に感じるかもしれません。その場合はただ文字を追うだけで大丈夫です。そうしてしばらく、同じジャンルの本を数冊読み続けていると、あるときから急に内容が入ってくるようになります。

これはあなたのなかにその新しいジャンルについての情報が十分に集まり、そのジャンルに対するあなたなりの認識が出来上がるためです。

また、これまでも興味のあったジャンルの本を読むことは無意味かと言うと、そんなことはありません。興味に任せて手あたり次第本を読んでいると、自分の興味の対象についての知識がさらに深いものになります。

このように、興味のあるジャンルと興味のないジャンルの両方の本を読んでいくことで、知識の幅と深さを急速に増やすことができるわけです。

そしてこの知識こそが、あなたが「どう変わりたいか?」をイメージするための材料となるのです。

これまで、狭い世界の中で、その中にある材料だけで人生を作ってきたため、あなたは人生に飽きてしまいました。ですから、新しい知識を手に入れて、これまでとは違った人生を自らの手で作っていってください。

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