性別問わず暴力は許されるものではありませんが、特に力の強い男性から力の弱い女性への殴る蹴るまたは性的暴行などは容認されるべきものではありません。
にもかかわらず、世の中には暴力をふるう彼氏と付き合い続ける女性が後を絶ちません。
またよくよく聞いてみると、その前の彼氏も、その前の前の彼氏も暴力をふるう男だったという女性もたくさんいます。
なぜ、暴力を怖れているにもかかわらず暴力をふるう男性と付き合ってしまう女性がいるのでしょうか?
本日は、過去の記憶が人生に及ぼす影響とそれから抜け出すための方法についてご一緒に考えて頂ければと思います。
人生に起こるできごとは記憶の再生
「今度こそはやさしい彼氏を見つけよう」と頑張っても、なぜだか暴力をふるう男性とばかり付き合ってしまう。
女性らは、暴力を振るわれることを自ら望んでいるのでしょうか? そんなはずはありません。だからこそ、悩み苦しんでいる女性がこんなに大勢いるわけです。
ではなぜ、彼女らの人生には望んでいないこと(男性に暴力をふるわれる)が何度も起こるのでしょうか?
『自愛メソッド』の創始者でホ・オポノポノや自愛関連の書籍を数々出版されている河合政美さんによると、私たちの人生に起こるできごとは過去の記憶(特に幼少期の両親との記憶)の再生によるものだということです。
また、河合さんは世の中の男性は自身の父親との記憶の投影で、世の中の女性は自身の母親との記憶の投影であるとも仰っています。
これらのことを踏まえて考えると、暴力をふるう男性とばかり付き合ってしまう女性は、過去に父親に暴力を振るわれたりだとか、父親が母親に暴力をふるう場面を何度も見た経験から、自分の中で男性像を作り上げてしまっている恐れがあるわけです。
両親との記憶が人生の90%に影響している
一説には、幼少期の両親との記憶は人生の90%に影響を与えていると言われています。
望んでいないことが何度も起こる場合、それを引き寄せる原因となっている記憶があなたの中にあることを疑ってみる必要があります。
両親との記憶を振り返り、そのときの自分の感情を一つずつ確認しクリーニングしていくことで、それらの記憶の再生を止めることができます。
ですから、男性に暴力を振るわれるという女性は、その原因となっている記憶(多くの場合は幼少期の父親との記憶)をクリーニングしていくことで、暴力を振るわない男性と出会い、幸せな交際ができるようになるのです。
また中には、全く覚えていないような心の奥底で眠っている記憶が何度も再生していることもあります。
それらについても、思い出せるものから順にクリーニングしていくことで、徐々に心の表層に浮かび上がってきます。
両親との記憶をクリーニングしよう
では具体的に、どのように両親(特に父親)との記憶をクリーニングしていくのか手順をご紹介しようと思います。
まずはじめに、「両親との記憶を思い出そう」と心に決めてください。
そうすると、すぐには思い出せなくても、潜在意識があなたの気づかないところで該当する記憶を検索し、あなたに思い出させてくれます。
そうして、ふと思い出される両親の記憶について、そのときのあなたの感情はどんな風だったかを思い出してください。
悲しかったり、怖かったり、腹が立ったりしたかもしれません。
それらの感情を、今現在どれくらいの強さで感じるかが、その記憶が今のあなたにどれだけ影響しているかのひとつの目安になります。
思い出すだけで当時の感情をありありと実感できるのなら、その記憶があなたの人生に大きく影響しています。
反対に「そんなこともあったな」くらいで、当時の感情をそこまで鮮明に思いさない場合は、だいぶクリーニングが進んだ記憶であると言えます。
いまだに感情をゆすられる記憶を見つけたら、そのときの感情をしっかりと受け止めます。
そのときに「怖い」という感情があったのなら、「怖かったね、もう大丈夫だよ」と自分に語りかけ、最後に「愛してるよ」と言ってあげます。
そのあとで、もう一度その記憶を思い出してみましょう。
先ほどと比べて、同じように鮮明に感情を思い出すことができるでしょうか?
先ほどよりも感情が弱まっているようであればクリーニングが進んだということです。
これを何度か繰り返していくことで、その記憶に対するクリーニングを完了することができます。
中には1回のクリーニングで済む場合もありますし、何度かクリーニングが必要なものもあります。
以上が、暴力彼氏とばかり付き合ってしまう理由とその対処法です。
特に専門家の助けが必要なわけではなく、一人で自宅でできることですので、少しずつでも記憶のクリーニングをして、本当に望む人生を手に入れて頂ければと思います。