何をするにも自信が持てず消極的になってしまう… なぜ自分はこんなに自信が持てないんだろう…?
あなたが自信を持てない原因は、あなたを取り巻く”言葉”にあるかもしれません。
「言霊」というように、言葉には強力な力があります。
ですから、言葉の力がポジティブに働けば、それは強い味方になりますが、その反面、ネガティブに働けばあなたの可能性を押し殺してしまう原因にもなります。
本日は、自信が持てない原因となる3つの言葉についてご紹介したいと思います。
自信が持てない原因1:幼い頃の両親からの言葉
生まれてから6歳くらいまでの間、人間の心は非常に無防備で、周囲の大人に言われた言葉をフィルターを通さずダイレクトに受け入れてしまいます。
大人であれば「知るか」「うるさい」と撥(は)ね退けられるような言葉も、6歳くらいまでの子どもはそのまま受け入れてしまいます。
ですから、たとえば母親に「何をやっても遅くてイライラする」などと言われようものなら、「自分はのろまで他人をイライラさせるダメな人間なんだ」という自己評価を作り上げてしまいます。
また、将来の夢を両親に話したときに、「そんな仕事では食べていけない」「そんな仕事につけるのは才能のあるほんの一握りだ」などと言われれば、「自分には好きな仕事で成功する才能はない」という信念を作り上げてしまうことになります。
このように、親は自分の能力を基準に子どもの能力を推し量り、「自分が無理だったのだからこの子も無理に決まっている」と考えてしまうことがあります。
その結果、一生のうちでもっとも心が無防備な時期に、子どもにネガティブな信念を植え付けてしまうことになるのです。
子どもの頃にそういった信念を作り上げてしまうと、なかなか自分自身に自信を持てなくなってしまいます。
「そういえば両親にあんなこと言われたな」と心当たりがある場合もありますが、小さい頃に言われた言葉は覚えていないこともあります。
厄介なのは、あなたが覚えていなくてもそれが原因となってあなたにネガティブな信念を作り上げてしまっているということです。
自信が持てない原因2:愚痴・悪口などのネガティブな言葉
学校や職場なので、上司や同僚、先生やクラスメイトの悪口を言ったり愚痴をこぼしたりしていると、それだけで自己イメージを低くしてしまう恐れがあります。
先ほども言ったように、言葉には力があります。
それに加えて、潜在意識はその言葉が誰に向けて言われたものかを区別しません。
そのため、たとえ誰かに向けて言った言葉でも、すべて自分自身に返ってくるのです。
愚痴や悪口は、ネガティブな言葉のオンパレードです。
それらすべての波動が、自分に返ってくるのです。
いくら相手に原因がある(と思っている)としても、それを口にしてはしまうことは結果としてあなた自身を苦しめることになります。
自信が持てない原因3:心の中で自分に掛けている言葉
人間は1日に6万回も思考をしていると言われています。
ということはその分だけ、心の中で自分自身に掛けている言葉があるわけです。
他人に対する悪口もそうですが、あなたは独りごとや心の中で、自分自身を悪く言ったりしていないでしょうか?
「こんなこと自分には無理だな」とか「自分なんかにふさわしくない」などと、自分の価値を否定するような言葉を自分自身に掛けていると、それは潜在意識に「自分はこの程度の人間だ」という信念を深く沈めてしまうことになります。
自分の価値を低いところに設定してしまうと、そのレベルの自信しか持てなくなってしまいます。
あなたの言葉をもっとも聞いているのは、他の誰でもなくあなた自身です。
心の中で使う言葉にも注意を払いましょう。
自信を持てるようになるにはアファメーションが効果的
アファメーションとは、受け入れたい信念をポジティブな言葉で文章化し、何度も唱えることで潜在意識に新しい信念をして刷り込んでいく方法です。
ネガティブな言葉によって自信を失ってしまったのなら、ポジティブな言葉で取り戻せばいいだけなのです。
しかしありがたいことに、アファメーションによる信念の書き換えは長期間かかるものではありません。
まずは2週間、できれば3ヶ月を目標に取り組んでみてください。
繰り返しますが、言葉の力は非常に強力です。あなたが意図してポジティブな言葉を使っていれば、必ずあなた自身に変化を起こせます。