引き寄せの法則には本当に効果があるのか?
効果があるのならどれくらいのものなのか?
というのは気になるところかもしれません。
ただ、どれくらいの効果を発揮するものなのかは、その人が望むものをどれくらい強くイメージしたかによるので、一概に「このくらい」とは言えません。
2人の人間が同じ「お金がほしい」という願望を持ったとしても、一方は1,000円、もう一方は1,000万円手に入れるかもしれません。
引き寄せの法則はその名の通り「法則(=一定の条件下で成立する決まり)」ですので、強弱はあれど、効果が全くないということはありません。
あとはどれだけ効率よく潜在意識に願望を伝えられるかで、効果の大小が変わってきます。
そのために意識して頂きたいことについて、今日はシェアさせて頂きます。
以前どこかで読んだブログでは「思考は実現するけれども、願望は実現しにくい」など小難しいことを言って引き寄せの法則を活用するのは難しいことのように書いてありました。
また願望を叶えるためには「~したい、~する予定だ」のような未来形ではなくて「~している、~した」など現在形や過去形で書かなければ効果がないなどと書いてあるのも、よく目にします。
私の経験から言わせて頂ければ、これらの考え方は根本的に違うかなと思います。
「願望なのか思考なのか」「未来形なのか過去形なのか」などという言葉選びの部分が重要なのではなくて、それらをイメージしたときにどれだけ強くワクワクするか、ということです。
意識を集中して頂きたいのは、今あなたの思考がどの方向に向いているかということです。
同じ「お金持ちになりたい」という願望でも、それをイメージしたときに渇望感だったり不足感だったりを感じていると、ますます「お金の足りていないあなた」を引き寄せます。
反対にワクワクしたり、幸せに感じたり興奮したりするようなら、「お金に満ち足りているあなた」を引き寄せます。
まさに「思考」が現実化するわけです。
引き寄せの法則は「言葉」が現実化するわけではありません。
この部分をはき違えてしまうと、無駄に難しく考えてしまい、元々は単純なものを自分で複雑なものにしてしまいます。
そして、自分の思考が今この瞬間どの方向に向いているのか、一発でわかる方法があります。
それは、あなたの「感情」に目を向けてみることです。
あなたが願望をイメージして、満たされない、沈んだ気分になるようなら、今あなたはその願望に対してネガティブな方向へ進んでいます。
反対に、願望をイメージしてワクワクしたり、ウキウキした気分になるようなら、あなたはその願望に対してポジティブな方向へ進んでいます。
ちょっと細かい話になりますが、心理学では感情と気分は明確に区別されています。
感情は気分に比べて一時的なもの、気分は感情がある程度の期間、同じ状態に保たれることでもたらされる心の状態のことをいいます。
しかし日常生活では、その瞬間その瞬間の感情にいちいちフォーカスしていては何もできませんので、「感情によってもたらされるもの=気分」の良し悪しによって、自分が今どんな感情を持っているのかを判断する、とここでは言わせて頂きます。
「思考は現実化するが願望は現実化しにくい」「強くイメージすれば実現するわけではない」などと言われているのは、ただ単にそう言っている人が願望をイメージしたときに、その人自身が悲壮感・不足感のようなものを感じて、その結果願望が実現しないため、そのように言っているのであって、あなたの願望実現には何ら関係のないことです。安心してください。
あなたの願望を現実化させるためには、願望をイメージして、ワクワクしたりウキウキしたり、ポジティブで興奮した気分を味わうことです。
そのためにはできるだけご自分が今どんな気分でいるのか、そして気分がよくないと感じたときにはできるだけ気分転換し、心地よい状態でいることを心がけてください。
最近引き寄せの法則関連のブログなどを見ていて、「他力本願の法則ではない」「願望は現実化しにくい」「正しいやり方でやらないとうまくいかない」などの説教臭くて勝手に自分のルールを他人にも共有させようとする記事がちらほら目についたので、「そんなことはない」とあえて言わせて頂きます。
これから引き寄せの法則を活用して、人生を変えたいとお考えのあなたは、難しいことは考えずに、まずは見よう見まねで実践して頂ければと思います。
効果を大きくするコツは、あくまで自分の気分がいいかどうか、願望をイメージしてウキウキワクワクしているかどうかです。
「法則」とはシンプルなものです。
細かいルールなんて気にしなくていいです。
というかそんなものありません。
あなたが心地いいと感じる方法で実践してみてください。