成功したい、幸せになりたい、そう思って潜在意識の書き換えに挑戦している人はたくさんいるかと思います。
でも同時に、多くの人がうまくできずになかなか人生を思い通りにできないでいます。
もしあなたも、いまいち潜在意識の書き換えがうまく言っていない気がする… というのなら、ここでもう一度潜在意識の特徴について確認してみましょう。
潜在意識は肯定形・否定形を区別しない
潜在意識は「したい・したくない」「ほしい・ほしくない」の違いがわかりません。
ですから、あなたがたとえば「寝坊したくない」と考えると、潜在意識は「したくない」の部分がわかりませんので、あなたに「遅刻」をプレゼントしてくれるわけです。
その他にも、プレゼンテーションなど人前で話すときに「緊張しないように」と考えているとどんどん緊張してきて、結果としてガチガチに上がってプレゼンがスタートしてしまうとか、「恋人とケンカしたくない」と考えているのに毎日のようにケンカしてしまう、というのは、すべて潜在意識があなたが思考したものを引き寄せている結果にほかなりません。
ですから、寝坊したくないのなら「朝早く起きれる」、緊張したくないのなら「堂々と自信を持って話せる」、恋人とケンカしたくないのなら「恋人といつも仲良く過ごせる」というように、ポジティブな言葉で表現するようにしましょう。
誰に向けた言葉か区別しない
いつもあなたに突っかかってきたり、何かとあなたの足を引っ張ったり、小馬鹿にしたような言動をしてくる人がいたとします。
あなたは思わず「なんて嫌な奴なんだ」「こんな奴いなくなればいいのに」と考えてしまいます。
そうすると、そういった言葉や感情はその相手に向けたものでも、潜在意識はそれが相手に向けたものだとは認識してくれません。
あなたの感情や言葉が誰に向けたものであれ、あなたが発したものである以上はあなたの人生を形作ることになります。
気の合わない人に思考を集中することにメリットは一つもありません。無視しましょう。
あなたがその相手にフォーカスしなければ、そのうち磁石のS極がN極を寄せ付けないように、その人はあなたの世界からいなくなります。
過去・現在・未来を区別しない
潜在意識は、今あなたが考えていることが過去のことなのか、現在のことなのか、未来のことなのかを区別できません、
ですから、あなたがことあるごとに過去の失敗を悔やんでくよくよしていても、潜在意識は「これは過去のことだから」とナシにしてはくれません。
しかも最悪なことに、そう何度も思い出すような過去のできごとですから、それはそれは感情を込めて思い出して(イメージ)してしまうわけです。
そうすると、潜在意識はあなたがそれを望んでいると解釈してそれに似たようなできごとを実現させてしまいます。
寝る前に今日あった嫌なことを思い出して嫌な気分になって眠りにつく、なんてことは絶対にやめてください。
やるなら、今日あったよかったことを思い出すか、今日あった嫌なことをよかったできごととして勝手にストーリーを書き換えてイメージしてから寝てください。
たとえば、夕食のために入ったレストランの店員さんが機嫌が悪かったのか、接客態度が非常に悪かったとしたら、その店員さんがニコニコしてとても親切に対応してくれて気持ちよく食事ができたとか、そんな感じです。
現実でどうであったかは問題ではありません。
潜在意識はあなたがイメージしたものを引き寄せますので、あなたが1日の最後にその日あった嫌なできごとをすべてあなたのイメージの中でいいものに書き換えていい気分を味わって眠りにつくことができれば、引き寄せの法則の観点から考えれば最高です。
以上が、潜在意識の書き換えをする際に心に留めておいて頂きたい潜在意識の3つの特徴です。
案外、今自分のやっていることが潜在意識の特徴を無視している場合もあります。
慣れにまかせず、定期的に初心に立ち返って確認してみましょう。