毎日毎日、寝る前や起床後に「私は○○です、私は○○です、…」とアファメーションを繰り返しているのに、一向に変化が起きない… アファメーションなんて嘘なんだ、とがっかりしている人もいるかもしれません。
本日は、そういう人が陥ってしまっているかもしれないアファメーション、潜在意識に対する勘違いについてご一緒に考えて頂ければと思います。
アファメーションは決まった時間だけやればいい?
「1日に数分やればいい」という考えているのなら、まずその認識を変えていきましょう。
たとえアファメーションで1日に数分間だけ思考を願望にフォーカスしても、それ以外の時間のほとんどを否定的な思考で過ごしていたら効果などあるはずがありません。
あなたの現実やあなた自身は、あなたの思考・言葉のすべてが作り上げているものです。ですから、1日のうち決まった時間アファメーションに取り組むのはもちろんですが、それ以外の時間にしている思考や発している言葉にも注意を払うべきなのです。
[ad#adsense-middle]感情は人生のナビゲーター
とは言え、1日に6万回もしている思考のすべてを監視するのは現実的に不可能です。ではどうすればいいのかというと、「思考」ではなく「感情」に注意を払えばいいのです。
感情とは、簡単に言えば「あなたが今、何を思考しているかを知らせるもの」です。あなたが嫌な気分でいるのなら、あなたが今考えていることがあなたを幸せから遠ざけるものです。逆にあなたがいい気分でいるのなら、その思考はあなたを幸せへと導くものです。
もしいい気分なら、どうぞ今考えていることをそのまま続けてください。でも、気分が悪いようならすぐにその思考をやめ、何か別の楽しいことを考えるようにしてください。
「これについて考えるといつも楽しい気分になれる」というものを持っておくといいと思います。たとえばペットのこととか、趣味のこととか。
暇があればアファメーション!
いずれにせよ、人間は何もせずボーっとしている時間があると、否定的な感情や将来に対する心配などについて考えてしまうものです。これは、将来的な危険を事前に察知しようとする生き物としての本能のようなものなので、上手に対処していくしかないです。
しかし、ほとんどの人は「対処しなくてはいけない」とさえ知らないので、ただダラダラと思考を垂れ流しているのです。これでは、人生が思うようにならないのも当然と言えば当然です。
しかしあなたは、こうした人間の習性を対処法を知っているわけです。自分の感情に耳を傾け、いい気分でないと分かったらいち早く思考を切り替えるのです。
暇さえあればアファメーションするように習慣づければ、願望実現に大変効果的なのは言うまでもありません。言葉とは大変強力なものです。何度も繰り返し唱えていれば、はじめのうち「そんなはずない!」と理性が反発したとしても、そのうち大人しくなります。
これも勘違いしている人が多いですが、アファメーションして理性が反発するから方法が間違っているとか効果がない、ということではありません。むしろ、人生を今までとは変えようとしているのだから、反発があるのが当たり前なのです。
要は、それらを凌ぐほど新しい信念を言葉で、イメージで潜在意識に刷り込んでいくことが重要なわけです。船だって車だって、方向を変えるときには大きな抵抗があります。私たちの人生だって同じことなのです。
私たちは、特別な才能や能力がなくても、言葉で人生を変えることができます。足りないのは、ただ単純に「量」なだけかもしれません。まずは2週間、ひたすらアファメーションをする期間を作ってみてください。
photo credit: Wayne Dyer If you change the way you look at things, the things you look at change via photopin (license)