彼氏を信じたいのに信じることができない、とお悩みの女性が世の中にはたくさんいるようです。もしかしたら、あなたもそんな女性の一人かもしれません。
その彼氏に過去に浮気されたりしたのであれば信じられないのも無理からぬことですが、きっとあなたはそうでなくても彼氏のことが信じられないのではないでしょうか? もっと言えば、現在の彼氏だけでなく、過去の彼氏に対してもどこか心から信じられない気持ちを抱えていたのではないでしょうか?
本日は、なぜあなたが彼氏を信じることができないのか、その理由と対処法についてお話しさせて頂ければと思います。
彼氏を信じれないなら信じなくてもいい
いきなり元も子もないことを言ってしまいますが、あなたが今、彼氏のことを信じることができないのであれば、無理に信じる必要はありんません。信じられないのはあなたに原因があるわけではありませんし、また、彼氏が過去に浮気をしたかしていないかに限らず彼氏のせいでもありません。
ここではまず、「信じなくてもいいんだ」ということを確認しましょう。彼氏を信じられないことで自分自身を責める必要はありませんし、むしろ自分をそうやって責め続けることで罪悪感が大きくなり、お二人の関係に影を落とすことになります。
あなたがまじめな人であればあるほど、信じられない自分自身にがっかりし、またもし彼が過去に過ちを犯してしまったのであれば、いつまでも彼のことを許せないかもしれません。
もし彼のことがどうしても許せないのであれば、別れることも選択肢のひとつです。でも彼のことが大好きで、過去の過ちを乗り越えて二人の関係をより深いものにしていきたいなら、少しこれまでと考え方を変えてみましょう。
[ad#adsense-middle]ものごとに善悪はない
そもそも、彼は悪いことなどしていないとしたら、もしくは、悪いことなどしようがないとしたら、あなたは彼のことを信じることができますか?
一般常識で考えると、彼の浮気は「悪いこと」だという人が大半でしょう。しかし実は、この世には「善いもの」も「悪いもの」も存在しないのです。善悪というものはなく、「もの」と「こと」が存在しているだけです。善悪という判断基準は、人間があとから作ったものに過ぎないのです。
私たちの住む日本では、一夫一妻制で一人の夫に一人の妻、それ以上にパートナーを持つことは倫理上問題があるとされています。しかし、他の国では一夫多妻制や一妻多夫性の国もあり、そこでは一人以上のパートナーを持つことは何ら問題になりません。
また誤解を恐れずに言うと、人に危害を加えることでさえ、平和な地域・時代では「悪」とされますが、これが戦時や紛争地帯に行けば、人をたくさん傷つけた人ほど英雄視されます。
このように、私たちの善悪の判断基準は一貫したものではなく、場所や状況に左右されるものなのです。ですから、本当の意味で彼が悪いことをすることはできないのです。なぜなら、そもそもこの世界には善も悪もないのですから。
あなたの身に起きることは、あなたの記憶の再生にすぎない
この世には善も悪もないとして、それではなぜあなたにはあなたが受け入れがたいできごとばかり起こるのか? その原因は、あなたの記憶にあります。
あなたの中にある、あなたさえ忘れているような過去の記憶があなたに愛されたいと姿を現すことで、その記憶に似たできごとが現実世界で再生されるのです。
あなたが忘れたい記憶や受け入れがたい記憶。当然あなたは、それらの記憶を愛することなど到底できないと思うでしょう。でもだからこそ、それらの愛に飢えた記憶が「愛されたい」と何度も姿を現すことになります。
たとえば、父親が浮気性だったとか、そこまでいかずともあなたにとって信頼できない存在だった場合に、あなたは無意識にそういう「信頼できない男性」を求めてしまいます。何人の男性と付き合っても、誰も信じることができなかったという場合には、この「父親の記憶」に原因があります。
ですから、どうしても「彼を信じることができない」というのであれば、彼に変わってもらうことを期待するのではなく、あなた自身を、正確にはあなたの「記憶」を愛してあげることが大切になります。
鏡の前で「愛してるよ」
彼を信じることができないことに、あなたのどの記憶が影響しているのか調べる必要はありません。そんなことをしなくてもあなたの中の「愛に飢えた記憶」に愛を届ける方法があるからです。
それはとても簡単で、鏡の前に立って、鏡の中の自分に向かって繰り返し「愛してるよ」と声を掛けてあげるという方法です。特別に心を込めるとか、瞑想して心を落ち着けるとかする必要はありません。
でも、鏡の中の自分と目をそらさずに繰り返し「愛してるよ」と言ってあげてください。それだけで、あなたの記憶は愛で満たされ、何度も再生してくることはなくなります。
「愛してるよ」と鏡に向かって言うと目をそらしたくなる、恥ずかしくて自分の顔を見れない、というのはあなたの深層意識が拗ねて愛の受け取りを拒否しているのかもしれません。そういうときこそ、目をそらさず、繰り返し「愛してるよ」と声を掛けてあげてください。
以上が、彼を信じることができない理由と、その対処法です。「愛してるよ」に心を込める必要はありません。ただの作業だと考えて淡々と行うだけで十分です。そうすることで、いつの間にか彼との関係が改善したり、または新しく心から信じられる男性が現れるでしょう。
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