「人生につまらない」というは、言い換えれば人生に慣れて新鮮味を感じられなくなってしまったということです。
子どもの頃のことを思い出してみてください。毎日がはじめてのものばかりで、つまらないなんて感じる暇もなかったはず。
それがいつしか、身の周りはすべていつかどこかで見たことがあるものばかりになり、自分なりの処理の仕方も身に付いてしまった。
慣れとは、生物としての能力が上がったということですので、本来であれば喜ぶべきことかもしれません。
しかしそれと引き換えに、私たちは刺激を失ってしまうのです。その結果、人生に対して「つまらない」と感じてしまうようになります。
本日は、「人生がつまらない」と感じる人へ、なぜそう感じるのかという原因と、つまらない人生をワクワクとエキサイティングなものに変えていく方法について、引き寄せの法則の考え方も交えながら考えていければと思います。
人生がつまらないのは、この世界を知らないだけ
これまでに経験したことをデータとして、脳が処理の仕方を覚えることで人間は慣れていきます。
そしてこの「慣れ」こそが人生がつまらなくなる原因であるわけです。
それでは、つまらない人生をワクワクとするものに変えていくには一体どうすればいいのか考えてみましょう。
「慣れ」とは、同じことの繰り返しから生まれるものです。
であれば、人生の中で起こるできごとがこれまでとは違うものになれば、必然的に新しい刺激を受けることになります。
その結果、脳が「慣れ」による処理をできなくなり、「つまらない」と感じることはなくなるのではないでしょうか。
ということは、人生から「慣れ」を排除するには、新しいものを引き寄せることができればいいということになります。
そこで活用できるのが、「引き寄せの法則」というわけです。
引き寄せの法則は、「思考(イメージ)したものを現実化する」法則です。
この法則を活用してあなたの人生に新しいものごとを引き寄せれば、あなたの人生をより刺激的でワクワクするものに変えることができます。
引き寄せの法則を活用するのは簡単です。
リラックスして、これまでの人生で経験したことのないことをイメージしてみてください。
「引き寄せるぞ!」と力まない方がいいです。
軽い気持ちで、今まで経験したことのないできごとをあなたの中で映像化するのです。
そうすることで、その思考(イメージ)が現実世界に引き寄せられてきます。
知らないことは、イメージできない
これまでの人生で、あまりに現実離れしすぎて「こんなことあるわけない」とあきらめてしまったことはないですか?
そういうものほど、頭の中で何度も、楽しみながらイメージしてみてください。
イメージするときのコツは、お金や時間や距離などの制限を一切気にしないことです。
「お金がないから…」「もう年だから…」「遠距離恋愛だから…」などと、現在の人生を基準に考えてしまうと、結局はつまらない人生から抜け出すことはできなくなってしまいます。
そうではなくて、これまでの人生と比べると突拍子もないこと、これまでの人生ではありえないことを自由にイメージしましょう。
ただ一点だけ注意してほしいのは、「こんな風になったらいいな」というできごとが現実になるまでの「過程」までイメージしないようにすることです。
たとえば外国に住むというイメージをするのなら、外国まで行くお金をどのように手に入れて、永住権を取得して… などと、外国に住むようになるまでのストーリーを自分で決めてしまわないことです。
引き寄せの法則では、イメージしたものを引き寄せる過程は私たちが予想もしなかったような展開であることがほとんどです。
しかしそこで過程までイメージしてしまうと、引き寄せの法則がうまく作用しなくなってしまいます。
せっかく刺激的なワクワクとした人生を手に入れるのです。
どうせですからその予想外の展開まで楽しんでしまいましょう。
とはいえ、このイメージには一つだけ弱点(?)があります。
それは、「自分が知らないことはイメージできない」ということです。
これまでの人生で一度も聞いたことのない街の風景をイメージできますか?
行ったことがなくても知っていれば、これまでの人生で得た様々な情報をもとにイメージを作り出すことはできるでしょう。
しかし、私たちは知らないことはイメージできないのです。
いろいろな本を読んで世界を広げよう
しかし、これまでのつまらない人生を抜け出して、ワクワクするような刺激的な人生を手に入れるには、これまでの人生では想像もつかなかったようなまったく新しい世界こそ引き寄せたいですよね。
では、そのためにはどうすればいいのでしょうか?
実は、とても簡単で効果的な方法があります。
それは、「本を読むこと」です。
この世界には、日本語で書かれたものだけでも様々な情報の書かれた本がたくさんあります。
そしてその情報の多くは、私たちが普通に人生を送っていれば触れることのない、言い換えれば生物として生きるだけなら必要のない情報であるわけです。
しかし、だからこそ新しい世界をイメージするのにはもってこいの材料なわけです。
本を読んで、そこで得た情報をもとにあなたが経験したい人生をデザインしましょう。
本を選ぶときのコツは、普段あなたが興味のないジャンルほど積極的に、かつ幅広いジャンルの本を読むことです。
それこそ、古典からライトノベル、自己啓発本や実用書、なんでも読みましょう。ただこの場合、漫画は避けましょう。
漫画は絵のインパクトが強すぎて、あなた自身がイメージをするのには不向きです。
娯楽として楽しむのはいいですが、イメージを作る材料としては考えないようにしてください。
そうして本を読んでいくだけでも、あなたの世界が広がるのを感じるかもしれません。
ことさらにイメージをしなくても、一度頭の中に入ったイメージがこれまでの人生の中で今まで見えていなかったものをあなたに気づかせてくれるかもしれません。
「本を読む時間なんてない」と思う人もいるかもしれません。
しかしそれは、工夫次第でどうとでもなります。通勤電車での移動中、お昼の休憩などは読書にもってこいですし、1日のうちのちょっとした隙間時間を合計すれば、実は2~3時間になったりします。
また、会社が終わったら飲みに行かずまっすぐ家に帰り、寝るまでの時間を読書にあてましょう。
会社帰りの息抜きなんて必要ありません。
その時間がつまらないから、あなたはモヤモヤしているのです。
だったらその時間を、新しい世界を手に入れるために使いましょう。
つまらない人生はちょっとした変化を作り出すことで簡単に変わります。
これまでの人生で慣れでしてしまっていることを見直し、新しい情報を手に入れることに努めてみてください。
きっと今は想像もつかないようなワクワクした世界に出会えますよ。