断言法とはアファメーションを日本語にしたものだという説もありますが、実際にはアファメーションと断言法は別物、または断言法はアファメーションの一種として紹介されることが多いので、ここでも別物としてご紹介させて頂きます。
断言法とは、いわば「書くアファメーション」とでも言うもので、アファメーションの要領で作成した文章を紙やノートなどに繰り返し書くことで潜在意識に願望をすり込むという方法です。
やり方としては「15回繰り返し書く」など細かい決まりを設ける場合もありますが、基本的に何回書いても構いません。
また手書きではなく、パソコンなどに打ち込むという形でも大丈夫です。
私の場合は、毎日ノート見開き1ページ書いていました。
ことさら思いを込めて書く必要はなく、また半信半疑でも構わないとされていることから、引き寄せの法則を信じられないという人でも比較的取り組みやすいのではないかと思います。
デメリットとしては、単純にそれなりに時間がかかることと手が疲れることでしょうか。
しかし上で紹介した録音アファメーションと並行して行ったりなど、工夫次第で効果倍増を狙うこともできます。
執着を生かした恋愛成就法
断言法の一つとして、作家・エッセイストの嶽本野ばらさんが著書『パッチワーク(2010/文藝春秋)』の中で紹介していた恋愛成就法をご紹介します。
この方法は、真夜中に好きな人の名前をフルネームでノートにビッシリと書くだけです。
ネット上にはこの方法で恋愛成就したという体験談がいくつもあり、嶽本野ばらさん自身も、この方法でかなり望み薄な恋愛をいくつも成就させてきたと語っています。
片思いを成就させる、無理だとわかっている相手を振り向かせる術は、
ただ、ひたすら、やみくも、一途に思い続けること。
夜中に相手の名前をノートにびっしりと書き続ける。
何度もウソのようにたやすくあっさりと無理目の恋を勝ち取ってきた。
一般的に願望成就の妨げになるとされている執着を活用する方法だと考えられます。
潜在意識で願望を叶えるために必要なことは、ほしいものに対して「強く」「何度も」思考することですが、この方法はその両方の条件を満たす方法だと言えます。
執着を捨てることができない、という人は逆にこのような方法で利用してみるのもアリかもしれません。