受験や仕事の失敗、容姿のコンプレックス、失恋、離婚、借金、… 自分の人生こんなはずじゃなかった、もう死んでしまいたい、と考えているあなたへ。
本日は、人生を諦めている人ほどうまくいく人生逆転法についてお伝えしたいと思います。
子どもの頃の自分を抱きしめる
人生失敗してしまった、もう死にたい、と考えてしまう人は、いわば自己評価(エフィカシー)がどん底の状態です。自分を愛せないどころか、死にたいというくらいですから、自分を殺したいくらい憎んでいる恐れさえあります。
人間とは厄介なもので、普段は他人の目ばかり気にしているように見えて、何よりも自分の自分自身に対する評価を信頼しています。だから、たとえ誰かに「あなたは素晴らしい」「あなたはかけがえのない人だ」と言われても、自分自身がそう思えなければ意味がないのです。
そして、自己評価(エフィカシー)が低い原因とはどこにあるのかを突き詰めていくと、多くの場合は幼い頃の記憶、特に両親との記憶にあると言われています。
一説では、幼少期の記憶が人生に起こるできごとの80%にも影響を及ぼしていると考えられています。自己評価の低い人は、幼少期に両親から否定されて育ったり、両親にはそんな気はなくともふとしたことで深く傷ついたりという経験をしているのです。
そのときの記憶が「自分はいてはいけない」「自分はダメな人間なんだ」という自己評価を作り上げ、その自己評価をなぞるように人生の中でさまざまなできごとに遭遇し、その結果ますますその自己評価を確固としたものにしてしまうのです。
そのため、まずは何よりも幼少期の自分(の記憶)をきれいにすることで、自己評価をリセットする必要があります。
目をつむって、子どもの頃のあなたの姿をイメージしてください。イメージとして浮かんできた幼少期のあなたは、もしかしたら俯いたり無表情だったり、泣いていたりするかもしれません。
イメージの中の子どもの頃の自分を、やさしく抱きしめてあげましょう。そして、「つらかったね、苦しかったね、もう大丈夫だよ」「愛してるよ」と何度も声をかけてあげましょう。
これを繰り返すことで、あなたの人生の障壁となっていた過去の記憶がリセットされ、あなたを苦しめていた自己評価・自分に対する信念をいうものが変わっていきます。
人間は、他の誰に愛されずとも、自分にさえ愛されていえば生きていけます。その逆に、どんなにたくさんの人に愛されたとしても自分が自分自身を愛していなければ生きていくことはできません。
とはいえ、自分自身が愛していないのに他人に愛されることも、自分が愛しているのに他人に愛されないこともありえないので意味のない話ですが。
ようするに、自分が自分自身を愛すると、他人からも愛されるようになるのです。そして、他人から愛されれば、どんな困難でさえ乗り越えていくことができます。
[ad#adsense-middle]他人の手助けをしてみよう
もう死にたいと考えてしまう人のほとんどは、自分以外のことは目に入っていません。最高に自己中心的な状態になってしまっているのです。つまり、自分というものを否定しつつ、周りから大事に扱われたい、それが当然と考えてしまっているのです。
この世界では、感謝の気持ちを失ってしまうといろいろなことがうまくいかなくなります。感謝の気持ちを失うということは、自分は一方的に愛されて、大事にされて当然、自分はそれに対して何もお返しする必要はないと思ってしまっているということです。
あなただったら、どんな人を愛おしいと思えるでしょうか? ものごとがうまくいかなくなる原因は、こういうところにあります。あの人がどうしたとか、あのときあんなことしてしまったから、というものではないのです。
ですから、人生を好転させたいのなら、感謝の気持ちを取り戻す必要があります。
些細なことでかまいません。他人の手助けをしてみましょう。電車の中で席を譲ってみたり、他人のためにドアを開けてみたり、コンビニの募金箱に小銭を入れてみたりしてください。
はじめは照れ臭かったり居心地が悪かったりするかもしれません。普段し慣れていないことをするのですから当然です。照れ臭ければ、席を譲るときにわざわざ声を掛ける必要はありません。とりあえず席を立って、そこに居づらければ他の車両に移ってもいいのです。大事なのは「この人のため」と思って行動することです。
全力で現実逃避しよう
現実世界があなたにとって受け入れがたいものなら、いっそのこと全力で現実逃避しましょう。私がおすすめするのは、イメージの世界に逃げ込むことです。
現実世界で何が起きていようと、あなたにとってはイメージの中の世界が本物です。
現実世界でどれだけ借金があろうと、イメージの中ではあなたは大金持ちです。現実世界でどれだけあなたが醜い(と思っている)としても、イメージの中のあなたは完璧な容姿をしています。現実世界で独りぼっちでも、イメージの中では素敵な恋人がいて幸せに暮らしています。
イメージは、あなたの好きなように作り上げることができます。そして、現実世界に嫌気がさしている人ほど、イメージの世界に没頭しやすい状態にあると言えます。
実はこれは、潜在意識と引き寄せの法則を使って幸せになるための方法を、少し違う角度から説明しているだけです。引き寄せの法則は、イメージしたものを現実に引き寄せるというものです。
あなたがイメージの世界に夢中になればなるほど、それは現実世界に強く引き寄せられてきます。大事なのは、現実世界のできごとに意識を集中しないこと。借金も、容姿も、恋愛も、仕事も、現実世界であなたを苦しめているものはすべて置き去りにしてイメージの世界で生きてください。
イメージとは、もう一つの現実です。中途半端に悩んでいる人、願望が弱い人はなかなか現実世界への執着を捨てることはできませんが、人生を諦めかけているあなたならば、あなただからこそイメージの世界に夢中になれる可能性は高いのです。
まずは2週間、できれば3ヶ月、イメージの世界で生きてみてください。