潜在意識で、なぜ願望が実現するのか?~潜在意識を使いこなす方法・活用法を徹底解説

「引き寄せの法則を活用して願望を叶える」という話になると、必ずと言っていいほど「潜在意識」の話が出てきます。

実際のところ、潜在意識の働きと引き寄せの法則とは切っても切れない関係にあります。

潜在意識について理解を深めていくことで、引き寄せの法則をうまく活用できるようになり、ひいては願望を叶えることができるというわけです。

ここでは、

  • なぜ願望を叶える上で潜在意識が重要なのか?
  • 潜在意識によって現実が作り上げられるプロセス
  • 願望を叶えるための潜在意識との向き合い方

などについてお伝えしていきたいと思います。

潜在意識とは?

「潜在意識」という言葉自体はよく耳にしますが、それがどんなものなのか知る機会が意外に少ないかもしれません。

中にはスピリチュアルなイメージが先行して、拒絶反応を示す人もいるかもしれません。

ここではまず、潜在意識とはどんなものなのか? について大まかにお話ししたいと思います。

潜在意識と顕在意識

潜在意識と顕在意識。

私たちの「意識」は、大きくこの2つに分けられます。

顕在意識とは、私たちが「自分」だと認識している意識のこと。

今この瞬間も思考したり、何かを感じたりしているのは、顕在意識で行われていることです。

「意識を失う」という場合の意識は、この顕在意識のことですね。

対して潜在意識とは、顕在意識のさらに深層にある、深くて大きな領域のことです。

「潜在意識と顕在意識」というように対(つい)で語られることが多いため、そのバランスは50:50くらいだと思っている人もいるかもしれません。

しかし実際には、潜在意識は顕在意識とは比べ物にならないほど大きく、それに比例して処理能力も高いと考えられています。

スカンジナビアを代表する科学評論家のトール・ノーレットランダーシュは、その著書『ユーザーイリュージョン』のなかで、顕在意識が処理できるデータの情報量が毎秒1~16ビットであるのに対し、潜在意識が処理できるデータの情報量は毎秒1100万ビットに達していると述べています。実に、顕在意識の100万倍のことが潜在意識のなかで起きているわけです。

『自分自身を生きる! 人生を創造する自愛メソッド』より

数字が大きくていまいちピンと来ないかもしれませんが、そこまででなくとも「人間の脳は10%しか活動していない」と言われたりするのを聞いたことがあるかもしれません。

その他にも、「虫の知らせ」とか「第六感」とか、およそ一般常識では説明のつかないことがあるということも、昔の人は経験を通して知っていました。

つまり、私たちには

自分が認識している以上に、はかり知れない大きな力がある

ということ。

潜在意識とは、私たちの持つその領域のことだと考えて頂ければと思います。

個人的無意識と集合的無意識

さらに潜在意識には、「個人的無意識」と呼ばれる領域と「集合的無意識」と呼ばれる領域があります。

個人的無意識には、私たちの過去の記憶・経験などの個人的なデータが格納されています。

後ほどお話しする「信念」も、この個人的無意識にあると考えてください。

次に集合的無意識ですが、ここには私たちがさまざまな規模のコミュニティ、たとえば家族や親族、居住地、民族や国民などの集合体として共有している記憶や知識、価値観などにアクセスできる領域です。

クラウドコンピューティングとか、最近では仮想通貨などで利用されている「ブロックチェーン」という技術などをイメージして頂けると分かりやすいかもしれませんが、私たちはみな集合的無意識でつながっており、それぞれに共通する知識や価値観などを共有しているというわけです。

国民性とか風土というのは、この集合的無意識によるものだと考えることができます。

以上のことをまとめると、私たちは

  • 自分が認識している以上の、とてつもなく大きな力がある
  • すべての人と常に、今この瞬間もつながっている

ということになります。

私たちは「個にして全」

人気漫画『鋼の錬金術師』に以下のような言葉が出てきます。

一は全、全は一

表現は若干異なりますが、これは仏教やキリスト教などの宗教、社会心理学などでも度々紹介される概念です。

はじめて『鋼の錬金術師』と読んだとき、私はまだ引き寄せの法則とか潜在意識というものに興味がなく、この言葉を目にしたときも「なんか難しい内容になってきたな」としか思いませんでした。

しかし、潜在意識というものについて理解を深めていくにつれ、この言葉が世界(宇宙)の仕組みを的確に表した言葉だと思うようになりました。

私たちは「自分」という個人でありながら、同時にこの世界に存在するすべての人(正確には人だけではありませんが)とつながっている。

もしかしたら、つながっているどころか「ひとつの存在」であるかもしれないわけです。

そう考えると、なにやら不思議な気分になってきませんか?

もしあなたがそうなったとしたら、あなたはもう潜在意識の力を信じ始めたということ。

つまりは、願望実現のスタートラインに立てたと考えてください。

潜在意識の力を信頼すること

それが、潜在意識を活用する上でとても大事なことですので。

なぜ、潜在意識で願望が叶うのか?

それでは、なぜ潜在意識の力で願望を叶えることができるのか?

その仕組みについてお話ししていきたいと思います。

ですがその前に、まずは「願望」というものについて、私たちと潜在意識との間で認識のズレがあるかもしれないというお話からしたいと思います。

潜在意識の考える「あなたの願望」とは?

潜在意識の考える「願望」、それは結論から言えば、私たちが「より多く・より強く考えること」です。

それに対し、私たちが考える「願望」とは、「~したい」「~なりたい」というようなものです。

もしかしたらこの違いがよく分からないかもしれませんが、実のところこの2つには大きな違いがあります。

私たちが願望を持つとき、

  • お金持ちになりたい
  • 素敵な恋人がほしい

というような形で言葉にし、神さまや星に願ったりします。

しかし重要なのは、私たちがそのような形で願いを持ったとしても、それについて四六時中考えるとは限らないということです。

人によっては「お金持ちになりたい」という願望を持ちつつも、月末の支払いのことを考えて憂鬱になったり、一向に上がらない給料にガッカリして、一日の大半をネガティブな気分で過ごしている人もいるでしょう。

そうでなくとも、毎日の慌ただしい生活に流され、なかなか願望についてじっくりと考える時間を持てないという人は多いかもしれません。

しかしさっきも言ったように、潜在意識が「あなたの願望」だと認識するのは、あなたが「より多く・強く」考えていることなわけです。

このズレを解消しないことには、潜在意識の力を借りて願望を実現するのは難しいでしょう。

とはいえ、「私の願望は『~したい』という形ですよ」と言ったところで、潜在意識がそれに合わせてくれるわけではありません。

ですので、潜在意識の性質や仕組みを私たちが理解して、潜在意識に分かる形で願望を伝えてあげるという作業が必要になってくるわけです。

潜在意識とのコミュニケーション手段は「イメージ」

「~したい」「~になりたい」という願望が、なぜ私たちの意図通りに潜在意識に伝わらないのか?

それにはちゃんと理由があります。

それは、潜在意識のコミュニケーション手段が「イメージ」だからです。

たとえば、あなたが「遅刻したくない」と考えたとします。

そのときあなたの頭の中には、どのようなイメージが浮かぶでしょうか?

きっと、遅刻しそうになって焦っているような場面が浮かんでくるのではないでしょうか?

つまり、「遅刻」という「イメージ」をしてしまっていることになります。

そのために、イメージをコミュニケーション手段とする潜在意識は、あなたが「遅刻」を欲しがっていると解釈して、現実に「あなたが遅刻する」という場面を引き寄せてしまうというわけです。

言いかえれば、私たちの「ほしい・ほしくない」にかかわらず、私たちが頭の中でイメージしたものを潜在意識は実現しているのです。

次にお話しする潜在意識の3つの特徴も、実はこれが理由になっています。

意外と不器用?!願いを叶えるためにおさえておきたい潜在意識の3つの特徴

潜在意識のコミュニケーション手段は「イメージ」であるというお話をしました。

それでは次に、そのために潜在意識が持っている3つの特徴についてお話ししていきたいと思います。

これらの特徴を理解することで潜在意識とのコミュニケーションがスムーズになり、ひいては願望の実現を引き寄せます。

是非、ここでしっかりと確認してほしいと思います。

肯定・否定の概念がない

潜在意識には、肯定・否定の概念がありません。

これは先ほどご紹介した「遅刻」の話ですでにお伝えしましたが、潜在意識のコミュニケーション手段が「イメージ」であるためです。

「チョコレートが好き」でも「チョコレートが嫌い」でも、頭に浮かぶイメージは「チョコレート」です。

そのために、潜在意識はあなたのもとにチョコレートを引き寄せるように働くわけです。

現在・過去・未来を区別しない

潜在意識は、現在・過去・未来を区別しません。

言いかえれば、潜在意識は常に今現在の「イメージ」に働くということです。

そのため、あなたが過去のことを思い出してクヨクヨしていたり、未来のことを考えて不安になっていたとしても、それをあなたが今現在ほしがっているものと解釈します。

過去の失敗や後悔していること、他人にされて嫌だったことなどを思い出して嫌な気分になっていると、その思考(=イメージ)に潜在意識が反応します。

誰に向けた言葉か区別しない

潜在意識は、あなたの言葉が誰に向けられたものなのか区別しません。

そのため、他人に向けて悪口を言ったとしても、あなたがそれを欲しがっていると解釈して引き寄せようとします。

これについても、潜在意識のコミュニケーション手段が「イメージ」であることが理由です。

誰かについて悪口、たとえば「あの人はデブだ」などと言ってしまうと、そのとき私たちの頭の中には「デブ」というイメージが浮かびます。

潜在意識はイメージに反応しますから、その「デブ」というイメージをあなたがほしいものだと解釈して、あなたの現実に引き寄せてしまうというわけです。

ネガティブな言葉は、誰に向けられものであろうと自分に返ってきます。

イメージが大事なら、「アファメーション」は無意味?

しつこいくらい言っていますが、潜在意識のコミュニケーション手段は「イメージ」です。

そのため、イメージの使い方がうまくなれば、潜在意識を味方につけられるというわけです。

言ってしまえば、潜在意識の活用はこれがすべてです。

世の中には潜在意識活用のメソッドとしてさまざまなものが紹介されていますが、突き詰めればイメージの使い方の訓練法、またはイメージの使い方それ自体について書かれているものがほとんどです。

と言うと、鋭い人は「ではアファメーションは潜在意識活用法ではないのか?」と思われるかもしれません。

アファメーションは願望を言葉で何度も繰り返し唱えることで引き寄せるという方法ですので、そのような疑問を持つのはもっともです。

しかし、私たちの思考、そして潜在意識とのコミュニケーション手段はいつだって「イメージ」です。

そして、イメージとは言葉の先にあるものだということを忘れないでほしいと思います。

当たり前ですが、イメージには実体があるわけではありません。言葉もその点では同じですが、「音」という形で現実世界(物質世界)に存在します。

言いかえれば、言葉というのは目に見える世界(物質世界)と目に見えない世界(潜在意識の世界)との間に存在するものであり、言葉を活用することでイメージと、その先にある潜在意識にアクセスできるのです。

つまり、私たちがアファメーションなど言葉を用いて願望を潜在意識に伝えようとするのは、言葉によってイメージを作り上げ、そのイメージを潜在意識に届けるためというわけです。

潜在意識に植え付けられている「信念」とは?

さて、ここまで潜在意識とはどんなもので、活用することでなぜ願望実現が可能なのか? についてお話ししてきました。

ここからはさらに掘り下げて、潜在意識がどのように私たちの思考(=イメージ)に反応して働くのかについてお伝えしていきたいと思います。

信念=思考の習慣

潜在意識の働きをお話しする上で絶対外せないのは「信念」の存在です。

ある事象,命題,言説などを適切なものとして,ないしは真実のものとして承認し,受容する心的態度。目標到達のための特定の行動選択を含む積極的な活動の可能性をもつ。

コトバンク

信念とは、あるものごと・できごとに対して人それぞれが「正しい」と信じている考え方・価値観のようなものです。

たとえば、お金に対して次のような信念を持っている人がいたとします。

  • お金は人を不幸にするもの
  • 金持ちは人を騙して儲けている
  • お金は人間関係を悪くする

この人にとって、お金とは自分に不幸をもたらすものであるわけです。

そうすると、その信念に則ってお金を遠ざける行動を自然と取るようになってしまうわけです。

そのため、いくら「お金持ちになりたい」と考えていても、それが信念と矛盾する以上はそれが実現することは非常に困難です。

対して、お金に対して以下のようなポジティブな信念を持っている人はどうでしょう?

  • お金は人を幸せにするもの
  • お金持ちは人の役に立つことでお金を儲けている
  • お金があると周囲の人を助けることができる

この人にとって、お金を持つことは「心地よい」ことですので、無理に行動を起こしたり苦痛を伴うような努力をしなくとも、自然とお金が流れ込んでくる現実が引き寄せられます。

身体を壊すほど必死に働いても経済的に苦労している人がいる一方で、人生を楽しみながらどんどん豊かになっている人がいるのは、その人の生まれ持った才能や環境が原因ではなく、上記のような違いがあるためです。

簡単に言えば、信念とはそれぞれが持っている「思考習慣」「思考の癖」のようなもの。

そのため、一言で「お金」といっても、それに対して持っている信念は人それぞれ。

そして、それぞれの人の現実は、その人が持っている信念をもとにして作られているというわけです。

信念とは、記憶と感情の組み合わせ

それでは、信念とはどのようにして作られるのでしょう?

結論から言えば、その人の「過去の記憶」とその経験をしたときに感じていた「感情」によって作られています。

たとえば、両親が経済的に苦労していた、それが原因で両親の喧嘩が絶えなかったという場合、それを見て育った人はその記憶とそのときに感じていたネガティブな感情とが組み合わさって、

  • お金を稼ぐのは大変なこと
  • お金は争いの原因になる

というような信念を作り上げてしまいます。

そして、その信念に沿って思考することがその人にとって自然なことになるため、お金とは縁遠い人生を送ることになってしまうわけです。

お金に対する信念だけでなく、たとえば父親が浮気ばかりしていて母親がいつも悲しんでいたというような家庭で育った場合、

  • 男女関係とは苦痛の伴うもの
  • 男女は傷つけあうもの

というような信念を作り上げるため、その信念が自身の異性関係に影を落とすことになります。

以上のように、私たちは自分を取り巻くすべてのものに対して信念を持ち、その存在に気付いていようといなくとも潜在意識にセットされています。

そして、私たちの思考はその信念を土台として、ある意味で「様式化」しているとも言えるわけです。

なぜ、あなたの願望が叶わないのか?

以上のことが分かると、なぜこれまであなたの願望が叶わなかったのかが見えてくるでしょう。

つまりは、あなたが持っている願望と、あなたの潜在意識に植え付けられている信念との間に矛盾があるために、たとえあなたが必死に努力しようとも、潜在意識が「それはあなたの望みと違う」と判断して、元いた場所に引き戻そうとするからです。

潜在意識があなたの現実を作り出すプロセス

「潜在意識が引き戻そうとする」というと、潜在意識があなたの幸せを邪魔しているように思えるかもしれませんが、そうではありません。

むしろ、「あなたを守るため」に潜在意識がそのように働いていると言えます。

ここについては脳科学の観点から考えてみると分かりやすいかと思いますので、その切り口から「潜在意識が現実を作り出すプロセス」についてお伝えしていきたいと思います。

まず潜在意識が現実を作り出す上で重要になるのが、以下の3つの機能です。

  • ホメオスタシス
  • コンフォートゾーン
  • スコトーマ

それでは、順番に見ていきたいと思います。

ホメオスタシス

ホメオスタシスとは、日本語で「恒常性」というような意味があり、認知科学や脳科学の書籍などでは「恒常性維持機能」などという言葉で紹介されることが多いです。

当たり前ですが、私たちは呼吸や体温調節などを無意識に行っていますよね?

「忘れずに呼吸しなきゃ」とか「体温を36.5度にキープしなきゃ」と考えて毎日過ごしている人はいないと思います。

つまり、私たちには意識しなくとも心身を一定に保とうとする機能が備わっているというわけです。

人間がまだ文明を持たず、「動物」として暮らしていた頃、最重要課題は「生き残る」ことでした。

そして、生存確率をもっとも高める選択、それは「現状を維持する」ことだったわけです。

そのため、私たちにはこの「ホメオスタシス」という機能が備わっているのです。

生命の維持に必要不可欠のホメオスタシスですが、文明が発達した現代では、ときとして願望実現の障壁になってしまうことがあります。

文明社会で生きている私たちにとって、命の危険にさらされる場面は多くありません。それどころか、現状を維持することで機会を逸してしまう場面というのもよくあるわけです。

「願望を実現する」というのは、言いかえれば「現状に変化を起こすこと」ですよね?

そのため、「現状を変えたい」というあなたと、「現状を維持したい」という潜在意識との間でギャップが生まれ、なかなか願望が実現しないということになってしまうのです。

コンフォートゾーン

コンフォートゾーンとは、直訳すると「心地よい領域」というような意味です。

つまり、あなたが心身共にストレスを感じず、最高のパフォーマンスを発揮できる領域のことを言います。

親しい人に囲まれているときにはリラックスできるが、初対面の人と話すのには緊張する
初めて訪れた場所で、普段ではありえないような失敗をしてしまう

というような経験があなたにもあるかもしれませんが、これはコンフォートゾーンが関係しているためです。

「ホメオスタシス」の項でも言いましたが、願望を実現するとは「現状を変える」ことです。

そのため、願望を実現するどこかの過程でコンフォートゾーンを外れ、そして新しいコンフォートゾーンを形成するプロセス(多くの場合「行動する」こと)が必要になります。

コンフォートゾーンを外れる、新しいコンフォートゾーンを形成する際に、不安や恐怖を感じるケースがあります。

一見するとそうした不安や恐怖は潜在意識がストップをかけているように思うかもしれませんが、注意してほしいのは「恐怖・不安」という感情と「やりたくない」という感情は別物の可能性があるということです。

新しい人に会う機会があったとして、あなたが「やりたくない」と思ったとします。

しかしそれが「新しい人に会うのは怖い」「初対面の人にどう思われるのか不安」など、尻込みしてしまうのはコンフォートゾーンを外れることが原因かもしれません。

つまり、行動を起こす必要があるケースです。

対して、会う予定の人がどれだけ実績があったりしても「この人はなぜか信用できない」「信頼する気になれない」という場合には、願望実現までのルートから外れているのかもしれません。

自分としては気が進まないけど、周りの人がすすめるから、この人の評判にあやかりたいから… というような動機ですね。

こういうケースでは、多くの場合いい結果にはつながりません。

もっとも状況や環境は人それぞれですので一概には言えませんが、お伝えしたいのは

  • コンフォートゾーンを外れるときには、心地悪さを感じる
  • 願望を実現するには、コンフォートゾーンを外れる必要がある
  • コンフォートゾーンを外れるには、多くの場合行動が必要になる

ということです。

では、コンフォートゾーンを外れる際に必要な行動とそうでない行動とをどのように見分けるのか?

という点が気になるかもしれません。

これについては後ほどお話ししますので、ここでは上記3点についておさえておいて頂ければと思います。

スコトーマ

そして最後にスコトーマについてです。

スコトーマとは「心理的盲点」というような意味で、簡単に言えばコンフォートゾーンから外れる情報を、脳が勝手に見えなくさせるフィルターのようなものです。

私たちの脳は非常に高い機能を持っていますが、同時にかなりの「怠け者」です。

そのため、現状維持に必要のない情報はあらかじめ認識されないようにフィルターをかけてしまいます。

そして、何を以てして要・不要を判断しているかと言えば、コンフォートゾーンなわけです。

現在のコンフォートゾーンを維持するために必要な情報はあなたが認識できるようにし、そうでないものはスコトーマに隠して見えなくしてしまうのです。

例を挙げれば、現在年収300万円の人が年収1000万になりたいと考えたとき、「どのようにすればそれが実現できるか?」というのがいまいち見えないということがあります。

これは、その人のコンフォートゾーンが「年収300万円」というところにあるため、年収1000万円になるための情報がスコトーマに隠れてしまうために起こるわけです。

スコトーマに隠れているものは、いくら目を凝らしたところで見えません。

つまり、いくら頭をひねったところで年収1000万円になるためのアイディアは浮かんでこないというわけです。

ですので、そうしたアイディアに出会うためには、まずはコンフォートゾーンを「年収1000万円」のところに移してやる必要があるわけです。

そして、コンフォートゾーンを移すには、ホメオスタシスが作用する「現状」に対する認識を変えてやる必要が出てくるわけです。

潜在意識が強い味方になる理由

以上のように、

  • ホメオスタシスにより現状認識がされる
  • 現状認識によりコンフォートゾーンが形成される
  • コンフォートゾーンを外れた情報はスコトーマに隠れる

という感じで、潜在意識はあなたの現実を作り出しているわけです。

この3つは、それぞれが独立しているわけではなく、お互いに作用しあっていると考えてください。

ホメオスタシスが元となってコンフォートゾーンやスコトーマを形成しているわけですが、いったんホメオスタシスによる現状認識が変わりだすと、コンフォートゾーンが変わり、スコトーマが作用する対象も変わる。

そして、スコトーマにより見えるもの・見えないものが変わってくるから、ホメオスタシスによる現状認識が変わり、それによってコンフォートゾーンが移り、スコトーマが変わり…… というような仕組みになっています。

つまり、きっかけとしてホメオスタシスによる現状認識を変えていく必要がありますが、現状認識が変わってコンフォートゾーンやスコトーマが変わりだすと相乗効果が得られるというわけです。

これは言いかえれば、(ホメオスタシスによる現状認識を変えるのに必要となる)潜在意識とのコミュニケーションさえうまくできるようになれば(=その方法さえ知ってしまえば)、潜在意識はあなたの強い味方になってくれるというわけです。

従来の願望実現プロセスの問題点

夢は、必死に努力してつかみ取るもの
願望を実現するには、人一倍頑張らなくてはいけない

これが、一般的な願望実現に対する考え方です。

一般常識としての願望実現プロセスは、

  1. 願望実現の障壁となっている問題を把握する
  2. それに対してできる対処法(=取れる行動)を考える
  3. 問題を解決できるまで必死に行動する

というようなものですが、潜在意識活用という観点から考えれば、

  1. 願望実現の障壁となっている問題を把握する
  2. 把握した問題をもとに自分の望むものを明確にする
  3. 自分の望むものをイメージし、潜在意識に伝える
  4. 潜在意識によって取るべき行動を取らされる

というプロセスになります。

従来の願望実現プロセスの問題点は、今ある現実を土台として次の現実を引き寄せる行動を起こしてしまうということです。

今ある現実というのは、これまでのあなたの思考(=イメージ)に反応して潜在意識が引き寄せた結果です。

それを土台にして行動を起こすということは、これまでの望まない現実の延長線上にさらに似たような現実を作り出そうとする作業です。

願望実現には行動が必要

これはよく言われることですし、私もそう考えています。

しかし、だからと言って闇雲に行動を起こしても願望実現は難しいですし、たとえ実現できたとしてもそれまでにとてつもないストレスが掛かります。

潜在意識を味方につけることができれば、願望実現までの行動にストレスがかかったり、無理に行動を起こすなどの必要はありません。

必要な場面、必要なタイミングで行動を起こすように、ある意味で潜在意識に行動を「取らされる」と言ってもいいかもしれません。

そのため、本来的には引き寄せるために行動するのではなく、「受け取るために」行動するわけです。

「行動が大事」と言われると、ついつい焦って動き回った方がいいのかな?

と思われるかもしれませんが、行動の前に

  • 潜在意識に願望を伝えること
  • 願望と矛盾しない信念を作り上げること
  • 願望と矛盾しないように思考を整えること

がとても大事です。

それができていれば、取るべき行動は「強い衝動」という形で潜在意識が教えてくれます。

先ほど「コンフォートゾーンを外れる際に必要な行動とそうでない行動とをどのように見分けるのか?」ということについて触れましたが、つまりはその行動が「強い衝動を伴うか?」が判断基準になるというわけです。

もちろんそのためには潜在意識とのコミュニケーションが円滑になっていることが不可欠ですが、その上で

  • 損得勘定抜きで「やりたい」と感じること
  • 時間を忘れて没頭できること
  • 夢中になって取り組んでしまうもの

などは、願望実現を強く推し進める強力な「創造」であるといえます。

逆に、

  • ストレスを感じながら嫌々やっていること
  • 他人に急かされたり命令されてやっていること
  • 「これをしなきゃ夢は叶わないから…」と考えてしていること

などが願望実現につながることはありません。

仮にそれらの行動によって願望を実現できたとしても、そこには多大なストレスと膨大な労力が伴います。

そうした苦しみを感じながら願望を実現することにやりがいを感じるというのであれば止めはしませんが、そうでない方法(=潜在意識を味方につける方法)もあるということを、是非知って頂きたいと思います。

信念を書き換えることで願望が叶う!

さてここまで、

  • 潜在意識とはどんなものなのか?
  • なぜ潜在意識で願望が実現するのか?
  • どんな仕組みで願望が実現するのか?

などについてお話ししてきました。

それでは、潜在意識を活用して願望を実現するには、具体的にまず何をすればいいのか?

それは

潜在意識にセットされている信念を書き換えること

です。

おさらいになりますが、信念とは「思考の習慣」とか「思考の癖」のようなもので、過去の記憶と感情が組み合わさってできたものでしたね。

現在もし願望が叶っていないのであれば、それは願望と信念との間に矛盾とかギャップがある状態だと言えます。

そのため、今ある信念、つまり記憶と感情の組み合わせをリセットして、新しい組み合わせを意図的に作ってあげる必要があるわけです。

そして、そのための方法として効果的なのがイメージングやアファメーションというようなものであるわけです。

もしかしたら「願望実現にはイメージングやアファメーションが効果的」という話を聞いて実践してみたという人もいるかもしれません。

しかし、なぜそれらを実践したにもかかわらず効果的を感じられない人がいるのか?

それは、潜在意識の特徴や引き寄せの法則の本質を理解しないまま取り組んでしまうと、遠回りになったり、場合によっては逆効果になってしまいかねない場合もあるからです。

余談ですが、たまに「潜在意識を書き換える」というように表現されることがありますが、「潜在意識に植え付けられている『信念』を書き換える」という方が適切です。

この2つは微妙な違いに思われるかもしれませんが、実のところ大きく違います。

潜在意識とは「高次の自分」とか「ハイヤーセルフ」、「内なる存在」などと表現されるように、物質世界にいる私たちよりもさらに大きく深い領域にあるものです。

別の言い方をすれば、私たちは潜在意識の領域にいる自分の「一部」として、物質世界に焦点を合わせて存在しているわけです。

ですので、潜在意識を書き換えるということは、自分自身を書き換えるのと同じこと。

そうではなく、潜在意識を活用して願望を叶えるために必要なのは「信念」、つまりは物質世界の私たちと潜在意識とが協力して現実を作っていくための取り決め(ルール)を書き換えるということなのです。

それでは次に、潜在意識に新しい信念をセットするうえでおさえておきたいポイントをお伝えします。

記憶とはひとつの「イメージ」に過ぎない

信念を書き換える上で一番先にお伝えしたいことは、「記憶とは『イメージ』である」ということ。

試しに、何でもいいので過去のできごとを思い出してみてください。

きっと、そのときの場面・情景が映像(イメージ)として思い出されますよね?

作文みたいに文章として頭の中で再生されるという人はいないと思います。

つまり、記憶とはひとつのイメージに過ぎないということです。

言いかえれば、それが過去に現実にあったことであろうがなかろうが、今現在は一つのイメージでしかなく、あなたが「こうであったらいいな」と想像するイメージなどと同等のものにすぎないということです。

さらに言えば、あなたの理想のイメージや願望が実現したイメージと「嬉しい」「楽しい」「ワクワク」「リラックス」などのポジティブな感情と組み合わせることで、新しい信念を作り上げることが可能というわけです。

だからこそ、イメージングが願望実現に効果的な方法だと言われているわけですね。

信念をリセットするには?

理想のイメージと感情を組み合わせることで、潜在意識に新しく、そして願望と矛盾しない信念をセットすることができるという話をしました。

それと同時に、これまでの(望まない)現実を作り出してきた信念をリセットすることで、願望実現を強力にすることができます。

つまり、過去の記憶と感情の組み合わせを解消するということですね。

方法としては自愛とかクリーニングというような方法がよく紹介されます。

また、個人的におすすめしたいのが瞑想です。

瞑想というと宗教的な印象が強く敬遠される人もいるかもしれませんが、私の経験では敬遠するにはもったいないほど大きな効果が期待できます。

実際、松下幸之助やビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズなどの著名な経営者をはじめ、有名スポーツ選手や俳優などにも瞑想を習慣としている人がたくさんいます。

一般的に成功をおさめているとされる人の中に、瞑想を実践している人が多いという事実には、やはり注目すべきではないかと思います。

ここで瞑想をおすすめする最大の理由は、瞑想することで自分の思考・感情を一歩引いたところから眺めることができるようになることです。

瞑想としていると、忘れていたような過去の記憶が浮かび上がってくることがあります。

自分の思考・感情との距離感をつかめていると、「その記憶とどんな感情が組み合わせになっているか?」が分かるようになります。

つまり、

  • 今の自分がどんな信念を持っているのか?
  • それによってどんな現実を引き寄せているのか?

ということが分かるわけですね。

そうして「自分という存在」を客観的に見ることができるようになると、自分の思考や感情に振り回されることがなくなり、それどころか、自分で思考や感情をコントロールできるようになってきます。

そうなれば、願望実現の障壁になっている信念(メンタルブロックと言ったりします)を解消したり、引き寄せたいイメージと感情を組み合わせて意図的に信念を作り上げるというようなこともできるようになるわけです。

言葉は強力なツール

先ほどもお伝えしましたが、言葉とは目に見える世界(物質世界)と目に見えない世界(潜在意識の世界)との間に存在するものです。

そのため、言葉を上手に活用することで潜在意識に働きかけることができます。

「言霊」という言葉があることからも分かるように、昔の人は「言葉には力がある」ということを経験の中で知っていました。

しかし文明が発達するにつれ、人間は物質(形のあるもの)の価値に重きを置くようになり、目に見えないものを軽視するようになりました。

「言葉には力がある」と言われても、にわかには受け入れられない人も多いかもしれません。

でも実際、言葉による自己暗示はスポーツやビジネスの世界では取り入れている人も大勢いますし、もっと身近なところでは、好きなアーティストやバンドの歌に勇気づけられたり、小説や漫画の中で出てくる言葉に感動したりということもあるわけです。

このように言葉には、私たちの心を揺り動かす何かがあるわけです。

言葉を潜在意識活用のツールと考えたときに、とても重要なことが一つあります。

それは、自分の言葉を一番身近で聞いているのは、自分の潜在意識だということ。

潜在意識は常にあなたと共にあるわけですので、あなたの発する一言一句を余さず聞いています。

そして先ほども言ったように、潜在意識はあなたの発した言葉が誰に向けられたものかを区別しませんし、それが過去や未来に向けられたものであっても、「今」あなたが望んでいるものと解釈します。

誰かの悪口を言ったり、過去の失敗を思い返してネガティブな言葉を発すると、潜在意識はそれを現実に引き寄せようとしてしまいます。

願望実現のための日記のすすめ

世の中のほとんどの人は、普段自分がどんな言葉を遣っているのか気にも留めていないでしょう。

それはつまり、自分がどんな現実を引き寄せているのかに注意を払っていないということ。

ですので、まずは自分が普段どんな言葉を使っているのか知るために、日記をつけてみることをおすすめします。

はじめのうちは、今日あったこととか、そのときに感じたことなどを思いつくままに書いてみましょう。

そうすることで、自分の言葉にどんな傾向があるのかつかむことができます。

中にはネガティブな言葉ばかり遣っていた自分に気付いて、ビックリする人もいるかもしれません。

自分の言葉遣いの傾向がつかめてきたら、今度はできるだけ、その日にあったよかったこと、できたこと、感謝したいことなどを中心に日記を書くようにしてみましょう。

実際、それだけでも幸せを引き寄せる効果がありますので、しばらく続けていれば現実に何かしらいい変化が起こってくると思います。

興味のある人は試してみてください。

イメージで潜在意識を味方につける

潜在意識とのコミュニケーション手段は「イメージ」です。

ですから、イメージング(イメージの使い方)が上達すればするほど、潜在意識とのコミュニケーションがうまくなり、ひいては願望が叶いやすくなります。

とはいえ、イメージングがうまくなければ願いが叶わないのかと言えば、そんなことはありません。

大切なのは、うまくやることよりも「楽しむ」ことです。

イメージとして想い描く自分の理想の世界を楽しみ、ワクワクしたり喜びを感じたり、ゆったりとした気持ちになったりしてください。

強い感情を伴うほど、イメージは強力になります。

また、楽しんでイメージングに取り組むことができれば、自然とイメージの使い方がうまくなりますし、一日のうちでイメージしている時間も長くなります。

そうなれば、より急速に願望実現へと動き出すでしょう。

注意して頂きたいのは、今現実としてある問題や課題を矯正する目的でイメージングに取り組まないことです。

今ある問題・課題などのネガティブなものに焦点を合わせてイメージングするということは、より大きなネガティブなもの引き寄せてしまうことになります。

あなたもきっと、子どもの頃には「こうだったらいいな」というようにいろいろを夢のようなことを空想したと思います。

そのときのように、ワクワクしながらイメージの世界を楽しんでみてください。

なおこのブログでは、丹田呼吸瞑想法で潜在意識を活性化させた状態でイメージングを行う方法をおすすめしています。

詳しいやり方は以下のページでご紹介していますので、よかったら見てみてください。

この方法はバキュさんという方のブログ『潜在意識で願望を達成しよう』で紹介されている方法を元に、少しだけアレンジを加えた(というか簡略化した)ものです。

ちなみに私は潜在意識について勉強を始めた頃、バキュさんのブログを何度も読み返し、すべてのページに目を通しました。とても価値のある情報を発信されていますので、本気で願望を叶えたい人には是非読んで頂きたいと思います。

まとめ

以上、潜在意識について、「願望を実現するためには?」という視点を中心に要点をお伝えしてきました。

ひとつひとつ見ていくと、まだまだお伝えしたいことはありますが、これ以上まとまりがなくなるのもまずいので、様子を見ながら少しずつ追記していきたいと思います。

何はともあれ、潜在意識を活用する上で押さえておいて頂きたいポイントとしては、

  • 潜在意識とのコミュニケーション手段は「イメージ」
  • 私たちは潜在意識を通して、すべての人とつながっている
  • 思考・感情をコントロールできるようになると、願望実現が近づく
  • 言葉は潜在意識活用の強力なツール
  • 潜在意識にある信念を書き換えることが、願望実現への近道
  • イメージングをマスターすることで、潜在意識を味方につけることができる

ということです。

引き寄せの法則や潜在意識を活用して願いを叶えようとされている人の中には、

どうしても現実に引き戻されてしまう
いくらやっても現実が変わらない

というようなお悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。

しかし、それらの原因を突き詰めていけば、潜在意識にセットされている「信念」に問題があることがほとんどです。

根本的な問題、つまり願望と信念とのギャップを解消しない限り、いくら上澄みの部分で手をこまねいてもなかなか兆しは現れません。

この機会に、一度本腰を入れてご自身の潜在意識と向き合って見て頂ければと思います。


【おすすめ記事】引き寄せの法則徹底解説!引き寄せの法則の本質もやり方もこの記事で完璧に

電子書籍、販売してます。今まで、なぜ引き寄せがうまくいかなかったのか?その理由が分かります。


あなたの好きな人は本当に運命の人?

97%の人が当たっていると実感!
その中でも恋愛運が女性から大人気!

片思い中の人も、いまお付き合いしている人も、自分の本当の運命の人は誰なのか知ってみたくないですか?

あなたが直感で選んだカラー波動の情報を元に導き出される『カラー波動診断』が大好評です!

もしかしたら別れた彼かもしれないし、いま付き合ってる人かもしれませんし、
いつ、どこで運命の人と会えるのかも今なら『初回限定無料』で鑑定してもらえます。

恋愛運が気になる方は、是非お試しを!

玉野 虎

玉野 虎

月収12万円・独身・彼女ナシの状態から、潜在意識と引き寄せの法則を活用して開始から3か月で復縁、6か月で月収100万円突破、1年半で結婚と人生を大きく変えました。