私たちの思考には、ルールというか「これについてはこう考える」というような思考の癖、思考の習慣のようなものがあります。
このブログではそれを「信念」と呼んでいるわけですが、その信念とは私たちの過去の記憶と、そのときに感じていた感情とが組み合わせってできています。
たとえば、子どもの頃にお年玉をたくさんもらえたのがうれしくてお札を数えていたら、父親に「そんな嬉しそうにお金を数えるな」と怒られた、そしてそのときに「自分は卑しい人間なんだ」と感じ、恥ずかしい気持ちになったとします。
そうすると、
たくさんお金があることを喜ぶのは恥ずかしいこと
という「お金に対しての信念」を作り上げてしまいます。
そういう信念があると、いくら自分では「経済的に豊かになりたい」と考えていても、お金を手に入れることに積極的になれなかったり、豊かになるチャンスを自分で遠ざけてしまったりするようになります。
今回は、こうした人生の障壁となっている信念をクリアにするために効果的な「チャクラの浄化方法」についてお伝えしていきたいと思います。
信念はチャクラとつながっている
そもそも、なぜ信念をクリアするのにチャクラの話になるのか?
ということですが、結論から言えば
からです。
私たちの身体には主に7つのチャクラがあるわけですが、それらは脊柱に沿って頭頂部まで、下から第1、第2、第3、… という感じで並んでいます。
そして、それらのチャクラはそれぞれがお金や愛、人間関係などの信念と紐づいています。
私たちの身体には血管が張り巡らされ、それによって血液が身体じゅうを巡っているわけですが、それと同じように「気」というエネルギーも身体じゅうを巡っています。
チャクラはその「気」を外部から体内に取り込み、そして排出する「気の出入り口」の役目を持っています。
これがまず一つ目の、チャクラの特徴です。
そして次に、チャクラは最下部にある第1から最上部の第7チャクラにかけて、より物質的な事象からより精神的な事象へと対応するものが違います。
たとえば第1チャクラは食事やお金などの物質的な基盤をつかさどり、全チャクラのうちで真ん中に位置する第4チャクラは愛や他人との関わり、第7チャクラは高次の自己(ハイヤーセルフ)や宇宙意識とのつながりをつかさどっています。
そのため、自分の中にある信念に対応するチャクラを浄化することで、その障壁となっている信念をクリアすることができるのです。
チャクラに働きかける危険性
ただ、チャクラはとてもデリケートなものなので、あまり強引に刺激すると壊れてしまい、結果として精神のバランスを崩す危険性があります。
そのため、基本的にはできるだけ安全で誰でも間違いなく取り組めるような方法をとっていくという考え方が大切になります。
というのも、たしかにチャクラへの働きかけは専門家の手を借りればより効果的に行えるわけですが、実際のところ誰が”本物の”専門家なのかというのは見分けるのが難しいです。
また、そもそも私たちは自分の願いを叶えたり、自分の中で障害となっている信念をクリアすることで「より幸せな人生」を手に入れることが目的であって、
チャクラを開発して霊的な力を手に入れたいというわけではありませんよね。
ですのでここでは、より安全で誰でも取り組め、かつ効果的なチャクラの浄化方法についてご紹介します。
安全・簡単で効果的なチャクラ浄化法
今回ご紹介するチャクラ浄化法は、このブログでよくご紹介している丹田呼吸瞑想法とピンク呼吸を組み合わせた方法によく似ています。
丹田呼吸瞑想法+ピンク呼吸との違いは、
- 息を出し入れするポイントが丹田ではなく各チャクラ
- ピンクではなく、白くてキラキラした空気を吸い込むイメージ
の2点です。
また、このブログでは丹田呼吸瞑想法は夜(就寝前)に行うことをおすすめしていますが、チャクラ浄化法は日中の太陽が出ている時間帯に行います。
それでは、上記を踏まえて手順をご案内します。
1.陽の当たる場所に腰掛ける
まず、日光のあたる場所で椅子などに楽な姿勢で腰かけるか、床や地面などに胡坐(あぐら)をかきます。
日光が入る場所であれば、屋外でも屋内でもかまいません。
必ずしも直射日光を浴びる必要もなく、陽の光が差し込む部屋であれば問題ないでしょう。
2.横隔膜を慣らす
目を閉じてお腹がペタンコになるまでゆっくり息を吐き出します。
息をすべて吐き切ったら、その状態で2~3秒息を止め、次にお腹がパンパンになるまでゆっくりと息を吸い込みます。
基本的に丹田呼吸と同じ要領ですが、丹田を意識しなくて構いません。
横隔膜を大きく動かすことに慣れるのを目的としてみてください。
3.白いキラキラをイメージする
呼吸に馴染んできたら、今度は息を吐くときには体内に溜まっていた黒く淀んだものを吐き出すイメージで。
息を吸うときには白くキラキラした、自分を癒してくれるものが眉間から入り込むようなイメージで呼吸を繰り返します。
身体の中のよくないものがすべて出ていき、代わりにキラキラしたきれいなものが体中に満たされていくイメージです。
4.浄化するチャクラを見つける
そのイメージができたら、しばらくは呼吸の深さよりもチャクラの位置を意識して呼吸を続けます。
そうしていると、チャクラのある部分にどよんとしたような感覚や、しこりのような感覚、ズンと重たい感覚というような感じで違和感が出てきます。
そこが浄化すべきチャクラだと思ってください。
そのため、違和感のある部位は人によって違います。
また、そのような違和感がない場合は、自分で「今回はこのチャクラを浄化する」と決めてしまっても構いません。
5.チャクラにキラキラを流し込む
違和感のあるチャクラに、白いキラキラが流れ込んでいくイメージで呼吸します。
先ほどと同様、吐き出すときには黒く淀んだ、自分にとって必要のないものが出ていくイメージです。
例えば第1チャクラであれば、会陰部に白いキラキラが滝のように流れ込んでいくような感じです。
第2チャクラは丹田にありますので、第2チャクラを浄化するときには丹田呼吸瞑想法とかなり似たような感覚になります。
6.チャクラの回転をイメージする
チャクラに白いキラキラが流れ込んでいくイメージをしつつ、そのチャクラが浄化されて程よいスピードで回転しているところをイメージします。
「程よい」というのは主観的な感覚で構いません。
自分にとって心地よいスピードでチャクラが回転しているところをイメージしてください。
なお、チャクラは時計回りに回転しているとされています。
この「時計回り」というのは”正面から見て”ということですので、自分から見ると反時計回りに回転しているということになります(文章だとちょっとややこしいですが)。
また、チャクラは前面だけでなく、背面にもあります。
そのため、喉にある第5チャクラは首の後ろにもあり、そちらも時計回りで回転しています。背面はそのまま時計回りのイメージです。
まとめと留意点
以上が、チャクラ浄化法の基本的な手順です。
なお、チャクラの位置をイメージしにくい場合は、その部分に手を当ててあげるとやりやすいです。
第2チャクラであれば丹田のあるおへその下に手を当てるような感じですね。
また、これは人によるのかもしれませんが、私の場合はチャクラの回転を風車のようなものがクルクルしているというよりも、
海に発生する渦潮のように回転して中心に吸い込まれていくようなイメージの方がやりやすいです。
渦潮が分からない人は「鳴門海峡」で調べてみてください。
上記の手順では呼吸をする中で浄化が必要なチャクラを見つけていく流れでご紹介していますが、
基本的には下位のチャクラから取り組むことをおすすめします。
チャクラは第1→第2→第3…という感じで下の方から活性化させていくのが効果的ですので。
そのため、複数のチャクラに違和感がある場合は、より下位のチャクラから浄化していくようにしましょう。