「引き寄せの法則で幸せを引き寄せる」って言いますよね?
では、「幸せ」ってどんなことでしょうか?
- お金がたくさんあること?
- 理想の恋人がいること?
- たくさんの異性にモテること?
- 有名になってたくさんの人に支持されること?
幸せの形は人それぞれですが、すべての人に共通することがあります。
それは、幸せを感じているときの「感情」です。
今回は、引き寄せの法則においてとても重要な感情についてのお話です。
感情は引き寄せの結果であり潜在意識からのメッセージでもある
お金がいくらあっても沈んだ気分だったら、理想の恋人がいても不安やストレスを感じていたら、それは幸せと言えるでしょうか?
おそらくほとんどの人は、その状態を「幸せ」とは表現しないでしょう。
つまり、幸せとは「○○があるから」という外的要因ではなく、あなたが「どう感じているか?」という内的要因によって決まるというわけですよね。
そして、この内的要因というのが「感情」なのです。
この「感情」というのは、実は引き寄せの法則においてとても重要で、もしかしたら感情こそが引き寄せのすべてと言ってしまってもいいかもしれません。
なぜなら、感情とは引き寄せの法則が働いた結果として受け取るものであると同時に、今現在あなたが何を引き寄せているかを潜在意識が教えてくれるメッセージでもあるからです。
今あなたが、お金や恋人を引き寄せたいと考えているとして、それを受け取ったときにどんな気分になりたいですか?
きっと安心やワクワク、幸せなどのポジティブな感情ではないでしょうか?
誰もそれを受け取ったときに不安や恐怖、怒りなどのネガティブな感情を味わいたいと思う人はいないはずです。
言いかえれば、私たちは感情を味わうために引き寄せているとも言えるわけですね。
そして感情のもう一つの側面として大切なのが、感情は思考に反応して湧き起こるものだということです。
いいことを考えていればいい気分になるし、嫌なことを考えていれば嫌な気分になる。
とてもシンプルな仕組みです。
そして、思考によって引き寄せが起こるわけなので、感情とは今あなたが何を引き寄せているのかを教えてくれる潜在意識からのメッセージだと考えることができるわけです。
そのため、いい気分のときはさらにいいものごとを引き寄せている、反対に嫌な気分のときはさらに嫌なものごとを引き寄せているわけです。
ということは、嫌な気分のときにいい気分に切り替えることができれば、いい引き寄せを起こし続けることができるというわけですよね。
感情をコントロールするコツ
それでは、嫌な気分のときにいい気分に切り替えたり、感情をコントロールするにはどうすればいいのでしょう?
ここではちょっとしたコツをご紹介します。
イメージしてみてほしいのですが、あなたが自動車や自転車に乗っていたとして、急にハンドルを切ったらどうなりますか?
多くの場合、横転したり転んだりしてしまいますよね?
それと同じで、感情も急にポジティブな方向へ進めようとしてもうまくいきません。
自動車と同じで、少しずつ進みたい方向へハンドルを切るのが一番安全で確実な方法なのです。
そのためにおすすめしたいのが、「感情の橋渡し」です。
偉そうに話してますが、これは私が考えたことではなく、エイブラハムが書籍の中でよく言っている方法です。
例えば今、月末の支払いについて考え、「お金が足りるだろうか?」「こんなことではいつまでも貯金できない…」という感じで嫌な気分になっているとします。
そういう気分のときは、つまりはネガティブな感情が湧き上がっているというシグナルです。
その気分を放っておけば、その分だけ嫌なものごとをさらに引き寄せてしまいますので、一刻も早く気分を切り替えることが大切です。
でも、焦ってはいけません。
さっきも言ったように、急にハンドルを切れば十中八九コケてしまいます。
まずは、お金の心配にあたっている思考のフォーカスを少しだけずらすことから始めてみましょう。
例えば、
- でも、少なくとも今日は生活できている
- でも、少なくとも今日食べるためのお金がある
- でも、少なくとも今は雨風をしのげる家がある
ずらせましたね。
そして次は、その現状(今はあるという現実)がなぜあなたの手にあるのかに意識を向けてみましょう。
- 今これがあるのは、自分が仕事をして他人の役に立ったからだ
- 人の役に立てるのは、自分にそれだけの能力があるからだ
- 人の役に立てる能力がある自分には、それだけの価値がある
- 能力と価値のある自分には、お金が入ってくるのが自然なことだ
理想としては「無条件にお金が入って来る」というところまで自分の価値を確信できることですが、いきなりは難しいかもしれませんので、こんな感じで少しずつ「お金が入ってくるのが自然な状態」というところまで思考を持っていきましょう。
人間は約1分以上、一定の思考を維持することで波動が変わる(=引き寄せるものが変わる)と言われています。
つまり、上のような要領で感情の橋渡しをして、ポジティブな気分になったところで1分以上その気分をキープすれば、あなたはもうポジティブな引き寄せの中にいるというわけです。
この話をすると、たまに「そうやってもすぐにネガティブな気分になってしまう…」という人がいます。
そういう人への答えはものすごくシンプルです。
それは、「ネガティブな気分になるたび、何十回でも何百回でもやってください」というものです。
すぐにネガティブな気分になってしまう人は、言うなれば「ネガティブ癖」がついている状態です。
その状態を脱するまで、根気よく「感情の橋渡し」を実践してください。
ネガティブ癖は、何度もネガティブな感情の橋渡しをした結果として身に付いたものです。
ですから反対に、今度はポジティブな感情の橋渡しでポジティブ癖をつけていくわけです。
ポジティブな感情を手に入れるもっとも簡単な方法
ついでにもう一つ、ポジティブな感情を手に入れるためのとても簡単な方法をお伝えしておきます。
それは、「幸せのハードルを下げる」ということ。
これ実は、ものすごく簡単かつ効果的なので是非やってみてほしいのですが、つまりはあなたが幸せを感じる条件を低く設定するわけです。
例えば、
- 今日はいい天気だな
- 今日は雨が降っていて外が静かだな
- お風呂がとても気持ちいいな
- コーヒーがおいしいな
- 今日もお腹がすいたな
という感じで、日常の何気ないことで幸せを感じるようにしておくことで、簡単にポジティブスイッチが入るわけですね。
例で挙げた「いい天気」と「雨で外が静か」は、できごととしては正反対ですが、どちらでもポジティブな気分になることができます。
このようにどんなことにでもポジティブな面を見つける癖をつけることで、より効率的にポジティブ癖をつけることができます。
またコーヒーを飲む習慣のある人は、「コーヒー=いい気分」という公式を自分の中で作り上げることができれば、コーヒーを飲むことでポジティブスイッチを入れることができるようになります。
人それぞれ工夫できるところですので、あなたなりのポジティブスイッチを探してみてください。