引き寄せの法則は「思考が現実化する」法則だとよく言われます。しかし、だからと言って闇雲に願望について考えれば叶うというものではありません。
引き寄せの法則をうまく活用するには、いくつかコツがあります。今日は、そのコツについて代表的なものをご紹介したいと思います。
否定形は通用しない!
前回の記事で「レモンのイメージ」についてご紹介しました。
「すっぱいレモンをイメージしてください」と言われると、口の中に唾液がいっぱい出てきます。
それでは逆に「すっぱいレモンをイメージしないようにしてください」と言われたらどうでしょう?
「イメージしてください」と言われたときと同じように口の中が唾液でじわっと出てこないでしょうか?
人間は、ある対象についてイメージしようとしてもイメージしないようにしても、ついついイメージしてしまいます。
ですから、引き寄せの法則に否定形は通用しません。
「貧乏になりたくない」と考えると、貧乏な生活をしているところをイメージしてしまいます。
そうすると、そのイメージを潜在意識が受け取って、貧乏な生活をあなたのもとに引き寄せてしまうのです。
「なりたい」ではなく「なっている」
あなたはコンフォートゾーンという言葉を言いたことがありますか?
コンフォートゾーンとは簡単に言うと、あなたを取り巻く「心地よい・当たり前」と感じる環境のことです。
そのコンフォートゾーンが、現在のあなたを形作っていると言ってもよいでしょう。
収入はこれくらいで、これくらいの金額の食事を食べ、どのような車を持ち、…
というようにあなたが普段の生活の中で違和感なく受け入れられる環境がコンフォートゾーンです。
ですから、あなたがもし今の経済状況に満足できていないとしても、そこがあなたのコンフォートゾーンなわけです。
「こんな生活はいやだ」と思いながらも、その生活を当然だと思っているのです。
アファメーションのコツとして「現在形で断言する形で願望を唱える」というものがあります。
これは断言する形で唱えることによってコンフォートゾーンを変えるためです。
たとえば「お金持ちになりたい」と考えてしまうと、実際には「お金持ちでない自分」をイメージしてしまいます。
しかし「私はお金持ちだ」と考えると「お金持ちの自分」をイメージでき、次第にコンフォートゾーンが変わっていきます。
そして「お金持ちのあなた」を当たり前だと受け入れられる頃には、すでにあなたはお金持ちになっているはずです。
いつも笑顔でいること
最後に、引き寄せの法則を活用する上でもっとも大切な「いつも笑顔でいること」です。
いつもワクワクと上機嫌でいる人のもとには、次々といいことが引き寄せられます。
反対に、いつも不機嫌だったりくよくよしていたり、愚痴や悪口ばかり言っている人のもとには、次々とイライラしたり不安になったり、心配ごとや悲しいことが引き寄せられます。
ですから、いつもニコニコ笑顔で上機嫌で過ごすように心がけましょう。… と言われると「なにも楽しいことがないのに笑顔になんてなれるか!」と思う人もいるかもしれません。
でも、実はこれが逆なのです。
楽しいことやうれしいことがあるから笑顔になるのではなく、笑顔がはじめにあって、たのしいことがあとからやってくるのです。
大切なのは、まず笑顔を作るようにすることです。
何も楽しいことがなくても、鏡の前で笑顔を作ってみましょう。
すると、不思議と気分が軽くなってきます。
引き寄せの法則は似たものを引き寄せます。
ですから、まず笑顔になれば、その笑顔がその笑顔にふさわしいものを引き寄せてくれるのです。
コツをつかんで引き寄せ上手に!
以上が、引き寄せの法則を活用する上で押さえておいてほしい3つのコツです。
今日ご紹介したことを知らないと引き寄せがうまくいかず、「引き寄せの法則なんて嘘だ!」などと言いながら今まで通りの生活を受け入れざるを得なくなってしまうかもしれません。
そうならないためにも、まずは基本となることをしっかり押さえて手に入れたい現実を引き寄せましょう。