もっとお金がほしい、素敵な恋愛がしたい、みんなに頼られるリーダーになりたい、…
あなたが思い描くような人生を手に入れるためには潜在意識に刷り込まれた信念を書き換え、行動や言葉といったあなたの習慣を変えていく必要があります。
普段の思考や行動が変わらないのに、急にお金が入ってくるようになったり、素敵な恋人ができたら、それこそ「人生とはコントロールできないものなんだ」ということになります。
また、思考や行動を変えればいいからと言って周囲の人から信頼されてもいないのに、いきなりリーダー面して上からものを言っていたらすぐに嫌われ者になります。
本日は、人生をあなたの望むように変えるための潜在意識活用法を5ステップでご紹介したいと思います。
思考が人生を作ることを知ろう
「思考は現実化する」という言葉は非常に有名なので、あなたも聞いたことがあるかもしれません。そして、その言葉の通り、思考は現実化します。しかし、このことについて、いくつか注意しておかなければいけない点があります。
お金がほしいからと言って、「お金がほしい」と考えていればお金持ちになれるかいうと、そういうわけではありません。
ここがまず勘違いしがちなことろなのですが、「お金がほしい」といつも考えていたら、いつまでも「お金がほしい(=お金が足りていない)」あなたが現実になるのです。
ですからお金がほしいのなら、「私はお金持ちだ」「私にはお金が十分にある」と考えるようにします。さらに、自分がお金持ちだと実感し(現実であなたがどうであろうと)、そのように振る舞うことで、お金持ちのあなたをグッと現実に引き寄せることができます。
しかし、リーダーになりたいからと言っていきなりリーダーのように振る舞えばリーダーになれるかといえば、それはむずかしいでしょう。なぜなら、あなたがリーダーであるかそうでないかは、あなただけでなく、周囲の人の考えがあってこそのものだからです。
「自分がリーダーだ」と言って周りにその思考を強制するような真似をすると、人間は思考を他人に強制されることを嫌いますので、十中八九周囲から嫌われます。
そうすると、たとえ形の上でリーダーになれたとしても、真に周囲から信頼されるリーダーではなく、裸の王様になってしまいます。
お金のような他人の思考を強制する必要がない願望であればシンプルなのですが、他人の思考が変わる必要がある願望、たとえば上記のような「リーダーになりたい」とか「特定の人を結ばれたい(片想い成就)」とかの場合は注意が必要です。
他人に思考を強制しない形で、あなたが思考する必要があるわけです。みんなから頼られている自分をイメージしていれば、高圧的な態度で支配するのではなく、仲間が困っているときに手を差し伸べるとか、特定の人と結ばれたいのであれば、「あの人を振り向かせる」と考えるのではなく、二人で幸せに過ごすイメージをする、という感じです。
このようにイメージの方向性を間違えなければ、自然と自分の行動が変わるため、他人に思考を変えることを強制しなくても無理のない形でそうなっていきます。
言葉が自分を作ることを知ろう
お金を持っている人をテレビなどで見て、ついつい「うらやましいなぁ」とつぶやいてしまうという人は、普段口にしている言葉が自分の人格を形作っているということを心に留めておいて頂きたいと思います。
「うらやましい=自分は持っていない」ということですので、言葉通りの自分が実現し続けてしまいます。
また、いつも愚痴や他人の悪口を言っている人は身の周りに愚痴や悪口を言いたくなるようなできごとを引き寄せたいと潜在意識に伝えているようなものです。
反対に「ありがとう」「ついてる」「たのしい」などとたくさん口にしている人には、さらに「ありがとう」とか「ついてる」とか「たのしい」とか言いたくなるようなできごとが引き寄せられてくるのです。
感情に敏感になろう
思考が現実化するのなら、つねに望むような人生が現実化するような思考をすればいい。
それはもちろんそうなのですが、人間は1日に6万回もの思考をしているため、そのすべてをいちいち監視するというのは現実的ではありません。では、どうすればいいかというと、自分の「感情」にアンテナを張っておくのです。
感情は、今あなたが何を思考しているのかを、潜在意識があなたに知らせるためものだと考えてください。毎月の支払いや仕事の納期、学校での課題の締め切りなどについて考えていると、気分がどんよりしますよね。でも次のデートのプランとかお給料日のこととか、仲のいい友人とどこかへ出かける予定のこととかを考えると、ワクワクとした気分になると思います。
あなたがワクワクとした気分のとき、潜在意識はあなたがあなたのほしいものに出会うルート上にいることを教えてくれています。反対に、あなたがどんよりとした気分だったりイライラとした気分だったりしたら、あなたがそのルート上から外れそうになっていることを教えてくれているのです。
コンフォートゾーンをはみ出そう
人間は自分の身の安全を守るため、無意識のうちに現状維持をしようとこれまでと同じ行動を取ろうとします。これまでこうやって生きてこれたのだから、これからもこうしていれば少なくとも生きていけるだろうという生存本能のようなものです。
生物としては確かに重要な本能ではありますが、こと人生を変えたいという場合には、これまでの人生で作り上げた「居心地のいい範囲」を抜け出す必要があります。この「居心地のいい範囲」のことをよく「コンフォートゾーン」といいます。
このコンフォートゾーンに身を置いている限り、あなたの人生はこれまでと何ら変わりなく続いていくでしょう。しかし、思考が変わり、思考が変わることで行動が変われば、自然とコンフォートゾーンをはみ出すチャンスがやってきます。
そのときに、尻込みをしていたら人生を変えることはできません。コンフォートゾーンをはみ出すチャンスは、インスピレーションとして潜在意識が教えてくれます。強い衝動によって突き動かされるような場合は、まさにそれです。
リーダーになりたいのなら、人前で話す機会が巡ってきたり、新しい知識を身につける必要が出てきたりするかもしれません。それらを面倒くさがっていたら、人生はかわりません。
怖れず、面倒くさがらずにいるためには、常にフットワークが軽い状態でいることが大切です。そしてフットワークが軽い(=行動的である)状態でいるためのコツは、上でご紹介したようにできるだけいい気分でいることです。
怖れの正体を知ろう
あなたは、人生においてどんなことを怖れているでしょうか? お金がなくて支払いができなくなることでしょうか。現在の恋人に別れを告げられることでしょうか。
あなたの怖れがどんなものであるにせよ、それらはあなたがただ想像しているだけのものでしかないということを知りましょう。よく「将来に対する不安」という言葉を聞きますが、そもそも将来(未来)というものは存在しません。あなたが存在しているのは、どんなときでも「今」なのです。
ですから「今」幸せでいることが、あなたが「将来」だと思っている「今」でも、あなたが幸せでいることにつながっていると考えてください。そう考えると、「将来お金がなくなるかもしれない」「将来恋人が去ってしまうかもしれない」という怖れには意味がないことが分かります。
怖れは、あなたから行動力を奪います。「今」幸せな気分でいることが、あなたが怖れている「将来の不安」を消す唯一の方法だと考えてください。
以上が、あなたの人生を変えるための潜在意識活用5ステップです。少し考え方を変えるだけで、あなたの人生が大きく変わるかもしれません。これまでの人生に満足できていないなら、変えられるところから変えてみてくださいね。