仕事も順調、プライベートも順調。傍から見れば幸せそうに見えるのに、本人は満たさない思いを抱えている。自分が恵まれていないわけではないということは分かっているけれど、人生がつまらない、生きるのに飽きた。
本日はそんな人に向けて、刺激的でスリリングな人生を手に入れる簡単な方法をお伝えしたいと思います。
会社を辞めてみよう
辞表を書いて上司に提出してみましょう。
遅くても数か月後には、運が良ければ今日にでも会社を辞めることができます。もし辞表を受け付けてもらえないというブラックな会社にお勤めの場合は、今日から会社に行くのを辞めましょう。というか、ブラックにお勤めの人はそもそも生きるのに飽きる余裕はないと思いますが。
会社を辞めてもしばらくは失業手当をもらって生活はできるでしょう。しかし問題はそのあとです。それまであなたを守ってくれていた会社はもうありません。自分の力で生きていかなくてはいけないのです。
あなたがこれまで事務の仕事をしていたとしたら、これからは自分で営業もして商品やサービスを売らなくてはなりません。そもそも何を売るかというところから考えないといけないですね。
また営業マンなら、これからは会社では事務の人に任せていた書類作成も自分でやらなければなりません。やることいっぱいです。これなら、生きるのに飽きている暇はありませんよね。
また、これまで自営業や自分で会社を経営していたのなら、事業をたたんでどこかの会社に入ってみましょう。
これまであなたの裁量で自由にやれていたことも、すべて会社のルールに則ってやらなくてはいけないことになります。何をやるにしても慣れないことの連続です。これまでは無縁だった人間関係にも悩まされるかもしれません。
いずれにせよ、飽きたときには慣れないことをやるのがおすすめです。
離婚してみよう
役所に離婚届を提出してみましょう。
詳しい流れは知りませんが、パートナーの同意が得られればそんなに苦労することなく独身に戻れるはずです。
独り身になれば、これまでパートナーがやってくれていたこともすべて自分でやらなくてはなりません。奥さんが掃除洗濯食事の支度をしてくれていたのなら、これからはすべてあなたがあるのです。家に帰ってもボーっとする時間はありません。そんなことしようものなら途端に生活は荒れ放題になってしまいます。
これまで旦那さんが外で働いてくれていたなら、これからはあなたが自分自身で稼いでいかなくてはなりません。お子さんがいるのであれば、お子さんに不自由させないくらいのお金はほしいですよね。十分なお金を手に入れるためには知恵を絞って、身を粉にして働かなくてはいけないかもしれませんね。
これまで当たり前だと思っていたものを捨ててみる。そうすることで、必然的にやることが増え、飽き飽きしている時間などなくなりますよ。
[ad#adsense-middle]飽きるのは、あなたがつまらない人間だから
人間は恵まれた環境で生きていると、自分がいかに幸せかということが見えなくなってきます。
考えなくても、動かなくても生きていける、自分の代わりに誰かがしてくれているということを想像できなくなってくるのです。想像できなくなると、感謝を忘れ、感動が薄れ、心が鈍くなってきます。そして失ってはじめて、自分がそれまでどれだけ大切な人やものに囲まれて生きていたか気づくのです。
実際に会社を辞めたり離婚してみるのも一つの手です。でも、人間はイメージすることができます。今の生活をすべて投げ出したらどうなるか、自分が今まで気にも留めていなかったところで、一体どれだけの人があなたのために働いてくれていたか。
会社のトイレ掃除をしてくれている人の顔を覚えていますか? その人と挨拶を交わしたことは、世間話をしたことはありますか? したことがないのなら、次会ったときにしてみましょう。
あなたの世界がつまらないのは、あなたが自分で世界を小さくしてしまっているからです。
今まで話したことのない人と言葉を交わし、顔を見てみましょう。それだけで、あなたの世界は大きく広がります。つまらないのは、あなた自身が変化を拒んでいるからです。あなた次第で、人生はいくらでも刺激的になります。
「人生なんて死ぬまでの暇つぶし」なんて言います。
それをどう捉えるかは人それぞれです。どうせ死ぬまでの意味のない時間と捉えるのか、どう生きてもいいのなら好きに生きようと捉えるのか。
会社帰りに駅前でナンパしてみましょう。ゴミを見るような目で見られましょう。これまで気にもしなかった、もしくは蔑んでいたナンパに励む男の子がどれだけすごい勇気の持ち主かと尊敬するようになるでしょう。
避けて通れるはずの経験を、自ら選んで体験してみましょう。勇気を出して、他人との関わりを生み出しましょう。話しかけなくてもいい人に話しかけ、しなくてもいいことをしてみましょう。自分の世界を変えるなんて、けっこう簡単なのかもしれませんよ。
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