今回は、私が引き寄せの法則と潜在意識を活用して復縁し、そして結婚した体験談をお話したいと思います。恋愛の悩みや環境は人それぞれなので参考はならないかもしれませんが、今つらい思いをされている人に、引き寄せの法則や潜在意識を活用すれば、たとえ今がどんな絶望的な状況でも、必ず願いが叶うということを伝えられたらうれしいです。
私が引き寄せの法則を知ったのは、数年前の夏だったと思います。その頃、私は勤めていた会社を辞めて独立したばかりで、いろいろな異業種交流会(自営業者や企業の営業マンが人脈を作るための交流会)に顔を出していました。
そこで知り合った一人の年配の女性と仲良くなり、ご自宅で夕食をごちそうして頂くことになりました。そのときに、その女性から「引き寄せの法則って知っていますか?」と尋ねられたのが、私の引き寄せの法則との出会いです。
当時の私は「引き寄せの法則」なんて言葉を聞いたこともありませんでした。その方は(今思えばですが)引き寄せの法則のほんのさわりの部分だけ説明してくれたのですが、そのときは「なんか胡散臭い話だな」というのが正直な印象でした。
そんなことも忘れていたその年の冬、何気なく入った古本屋で私は『ザ・シークレット』と出会います。手に取って少しだけ読み進めると、それが「引き寄せの法則」について書かれているものだと分かり、あの年配の女性の話を思い出しました。中古で安くなっていたこともあり、買って帰ることにしました。
読み終わった感想はというと、実は正直そこまで衝撃的な内容だと思ったわけではありませんでした。「まぁそういう考え方もあるんだな」「なんか宗教くさいな」というのが率直な思いでした。当時の私は朝から晩まで働いても月収15万円がやっとで、それを試してみようなんて心の余裕がなかったのかもしれません。
ということで引き寄せの法則と『ザ・シークレット』を知ってからも、私の生活は変わりませんでした。上がらない収入、先の見えない未来、30歳超えて独身と人生崖っぷちでした。
[ad#adsense-middle]そんなとき、少し遠方の新規のお客さんから仕事の依頼があり、打ち合わせのため出張することになりました。打ち合わせはスムーズに済み、久しぶりに少し単価のよい案件だったため、ホッとしたのを覚えています。
その夜、その街の近くに住んでいる学生時代の友人と会う約束をしていたので、二人でお酒を飲みに出かけました。そこは友人がよく行っているお店のようで、顔見知りの人も何人かいるようでした。
その顔見知りの中の一人の女性に、私は一目惚れをしてしまったのです。当時は自分の仕事を安定させることに精一杯で、恋愛は二の次だったのですが、そんなことも忘れてしまうくらい夢中になってしまいました。
運よく連絡先を交換でき、自分の住んでいる街に帰ってからも毎日連絡を取っていました。本当に毎日楽しかったのを覚えています。お金にも時間にも余裕はありませんでしたが、少し無理してでも彼女の街まで行き、月1回は会っていました。彼女には仕事で来ていると伝えていたのですが、彼女の予定に合わせて私の仕事の予定(嘘ですが)が変わるので、途中からは私の気持ちはばれていましたが、お互いそれについては何も言いませんでした。
彼女の方も私を拒絶するわけでもなく、少し無理してでも予定を調整してくれるときもあったりして、付き合うようになるまであと一歩… という雰囲気でした。
そんなある日、突然彼女と連絡が取れなくなりました。メールを送っても返事はなく、電話をかけても取ってくれなくなりました。急なことで動揺して、一日に何度もメールを送ったりしていました。
数日後、彼女からメールがありました。その内容は、次こっちに来る新幹線のチケットはもう買ってしまったかと尋ねるものでした。この数日のあいだに何があったのかはわかりませんが、彼女が私との関係をこれ以上続けたくないと思っていることはわかりました。私はすでにチケットを買っていましたが、「まだ買ってないよ。ちょっと忙しくなりそうだから、しばらく行くのは無理かも」みたいな返事をしたのを覚えています。
その後、ちょくちょくとメールを送ったりしましたが、当然のように返事は来ませんでした。ごはんも食べられず、仕事は山ほどあるのに彼女のことで頭がいっぱいで手につかないという最悪の状況でした。
つらくて苦しくてどうしようもなく、自分でも「どうかしてるな」と思いながら、インターネットで「復縁」「遠距離恋愛」など検索していました。そして、どうやってたどり着いたのか今では覚えていませんが、こちらのブログに出会いました。こちらのブログで、
その全ての願いは、「願望を刻めば、強制的に実現・達成してしまう」潜在意識・阿頼耶識の力で必ず叶います。
と書かれているのを見たとき、本当に救われた気持ちになったことを今でも強く覚えています。その後、数日掛けてそのブログの記事をすべて読み、重要と思ったとことはメモをとり、分からないところはさらにネットで調べたりしながら、潜在意識について学びました。
ネットで潜在意識について調べていると、自然と「引き寄せの法則」という言葉が目につきます。そこでやっと以前に『ザ・シークレット』を買ったことを思い出し、もう一度読み直してみました。潜在意識のことを学んでから読んでみると、スッとできるところがあり、また上記のブログの内容とリンクする部分もあったりして、「この引き寄せの法則と潜在意識を活用すれば、彼女が私のもとに戻ってくるかもしれない」と思うようになりました。
さらにネットで情報を集め、2ちゃんまとめブログのとある記事で『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』という本がすすめられていたので、早速買って読んでみました。『ザ・シークレット』よりもさらに引き寄せの法則について深く掘り下げて書いてあり、私の理解を深めるのを助けてくれました。
この2冊の書籍は夢中で、表紙が擦り切れるほど読み込みました。それでも、私はこちらのブログにかいてある実践法を中心にやっていこうと決めました。理由は、2冊の書籍に掛かれていた実践法は、あまりに概念的で、実践してみてもいまいちできている実感が沸かなかったからというのと、それに対して上記のブログで紹介されている丹田呼吸瞑想法は、はじめて実践したときから気持ちが落ち着くのを感じることができたからです。
何日もの間、何も手につかず本当につらい時間を過ごしていたので、本当にホッとしましたし、心からありがたいと思いました。それからは「潜在意識が主、顕在意識が従」「潜在意識で起きていることは実際に起きていること」であることを常に忘れず、毎晩ただ黙々と丹田呼吸瞑想法を実践しました。
それまで返事がないと分かっていながらもメールを送らずにはいられなかったのに、丹田呼吸瞑想法を実践するようになってからは気持ちも落ち着き、それどころか潜在意識で彼女と会えることがうれしくて、夜になるのを楽しみにしている自分がいました。
できるだけ長く瞑想できるようにと仕事も早く終わらようとするので、かえって集中することで張りが出て、すべてが好循環に転換しつつあるようにも感じました。
そして、丹田呼吸瞑想法を実践しはじめて1ヶ月ほど経ったある日の夜、携帯にメールが届きました。仕事のメールか友達からのメールかと思い見てみると、彼女からの久しぶりのメールでした。以前の状態の私であればすぐにでも返信していたと思うのですが、そのときは、そのうちメールが来るだろうと思うようになっていたのとちょっと仕事で手が離せない状況だったこともあり放置しました。
すると数十分後に「やっぱり返事もらえないよね…」という内容のメールが彼女から届きました。私はちょっと仕事が立て込んでて手が離せないことと、手が空いたら改めてメールすることを伝え、その後は彼女からのメールが来ても無視して仕事を続けました。
あれほど待ち望んでいたメールだし、そのときも彼女のことが好きで好きでしたかないのに、なんかメールが来るのを当たり前に思っている自分がいました。
その後、私が訪ねるまでもなく、彼女にこれまで何があったのか教えてくれました。私と仲良くなっていたある日(メールの返事が来なくなった日の前日)、数か月前に別れた彼氏から連絡があり、ヨリを戻そうと言われたそうです。吹っ切れたつもりでいた彼女ですが、実際に彼から連絡があると動揺してしまい、こんな状態では私と連絡を取り合えないと思いメールできなかったそうです。
それから、私とは遠距離、彼は同じ街ということもあり、彼の方に戻ることを決めたそうです。しかし、彼と一緒にいても私のことばかり考えてしまい、最近はケンカばかりで、私の声が聴きたくて連絡を取ってしまったと言われました。
そこで私はとりあえず、そんな状態では私は彼女を受け入れられないから、ちゃんと彼と話し合ってほしい、それから今後のことを考えさせてほしいと伝え、最終的に彼女は彼氏と別れて、私の街まで会いに来てくれました。その1年後には、私の仕事も大幅に上向き、現在は結婚して幸せに暮らしています。
引き寄せの法則や潜在意識の観点から言えば、私と彼女の体験も当然のことと言えば当然のことかもしれません。なにせ、私は潜在意識を通して毎日彼女と幸せに過ごし、その波動を彼女に伝えていたわけです。彼女からの連絡が途絶えてから(正確には私から彼女に一方的にメールを何通も送るのをやめてから)、私がしたことは丹田呼吸瞑想法とアファメーションだけです。一切連絡は取っていません。
これは、私が特別な人間だということは決してないです。私はどちらかというとスピリチュアル的なことには懐疑的で、感性も鈍感な方だと思っています。引き寄せの法則もはじめは信じなかったし、潜在意識に至っては、どん底のときにはじめて知ったくらいです。
私にできて、あなたにできないことはないはずです。あなたはもしかしたら今、八方塞がりで、人生に絶望しているかもしれません。でもあなたの潜在意識はあなたが思っているよりもずっと深く大きく、いつでもあなたの最強の味方です。たとえあなたがこれまでその存在を信じなくても、これまでもずっとあなたを見守っていてくれていました。
今つらいなら、あなたの潜在意識に「今まで本当にありがとう」と感謝し、助けを求めてください。あなたの幸せのイメージを、潜在意識に伝えてください。潜在意識はあなたの想像もできないほど強力な力で、それを現実のものとしてあなたのもとに引き寄せてくれますよ。