引き寄せの法則って本当なの？　と興味を持ってチャレンジしてみたけど全然願いなんて叶わない、引き寄せの法則なんて嘘だ！　という人がいます。

私個人的には、その人が引き寄せの法則を信じようが信じまいがどちらでもいいと思っています。引き寄せの法則を信じなくても知らなくても生きていくことはできますし、幸せになることだってできます。引き寄せの法則を”意図的に”活用できなければ幸せになれないなんてことはないのです。

それでも、叶えたい願望があって、それを引き寄せの法則を活用して叶えたいのにコツを知らないためにうまくいかないというのならもったいないですよね。引き寄せの法則を活用するのは難しいことではないですが、勘違いしたまま実践してもなかなかうまくいきません。

本日は引き寄せの法則を知ったばかりの人が勘違いしがちな点とその対処法についてお話ししたいと思います。

「お金持ちになりたい」ではお金持ちになれない

引き寄せの法則がうまくいかないという人は、たとえばお金持ちになりたいという願いがあるときに「お金持ちになりたい」、素敵な恋人がほしいという願いの場合はそのまま「素敵な恋人がほしい」というふうに、七夕や神社でお願いごとをするときのような感覚で考えてしまっていないでしょうか？

引き寄せの法則は簡単に言うと「思考に似たものごとを引き寄せる」法則です。

ここがもっとも勘違いしやすい部分だと思うのですが、「お金持ちになりたい」という思考を持ったとしても、引き寄せられるのは「お金持ちになりたい自分＝お金を持っていない自分」なのです。同様に素敵な「恋人がほしい」という思考は「素敵な恋人がほしい自分＝恋人がいない自分」を引き寄せてしまうのです。

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叶ったあとの自分をイメージする

引き寄せの法則を意図的に活用して、望んだものを手に入れたいのなら「手に入れたあとの自分」「叶ったあとの自分」をイメージすることが重要です。

お金を手にした自分、素敵な恋人と過ごしている自分を臨場感を持って、具体的に・鮮明にイメージできればできるほど引き寄せはうまくいきます。

大学受験を控えた受験生が、大学の資料を取り寄せて眺めたり、実際に大学のキャンパスを歩いて入学後の生活をイメージするなんていうのは引き寄せの法則の考え方からするととても効果的です。

お金持ちになりたいのなら、高級マンションのモデルルームを見に行ったりパンフレットを見たり、高級車の試乗をしたりすることで「お金持ちになった自分」をイメージしやすくなるかもしれません。

素敵な恋人がほしいのなら、街中で仲良く過ごしている恋人を眺めたり、ハッピーエンドのラブストーリーを観たり読んだりして自分と恋人のイメージを作り上げるのもいいでしょう。くれぐれも幸せそうなカップルを見て嫉妬したりしないでくださいね。先ほども言ったように、引き寄せの法則は思考したものを引き寄せます。嫉妬すればさらに嫉妬したくなるようなできごとを引き寄せてしまいます。

イメージと言葉が引き寄せのカギ

引き寄せの法則をうまく活用するカギは「イメージ」と「言葉」にあります。

引き寄せの法則は「思考に似たものを引き寄せる」と言いましたが、思考というのは「イメージ」と言い換えることができます。そして、このイメージ(思考)をコントロールするためにとても重要な役割を果たしてくれるのが「言葉」なのです。

自分の願望を声に出して何度も唱えることで願望達成するという「アファメーション」という方法があります。このアファメーションはこの言葉とイメージの関係を利用した方法で、何度も言葉にして言ったり、その自分の声を聞いたりすることでイメージを具体化したり、またはイメージを具体化するための情報を視覚や聴覚などをフル回転して探し始めたりします。

そうやって臨場感を持ってイメージを映像化できるようになると、あなたの潜在意識がそれを「リアル」だと認識するようになります。なぜなら、潜在意識はそれがイメージであろうと現実世界のできごとであろうと、あなたが臨場感を持ってイメージしたものを「現実」だと捉えるからです。

そして、もし潜在意識が「リアル」だと認識したイメージと現実世界にギャップがある場合には、そのギャップを埋めるために潜在意識が動き始めます。この仕組みを「引き寄せの法則」と言っているわけです。

「願望」というとどうしても子供の頃からの刷り込みで「お金持ちになれますように」と神様にお願いするような形で言葉にしてしまいがちですが、引き寄せの法則を活用するには「私はお金持ちだ」と願いが叶ったあとの自分を言葉で表現したりイメージしたりすることが重要です。

ちょっとした違いですが、ここが引き寄せがうまくいくか行かないかの大きな違いになります。引き寄せがうまくいかないという人はこのポイントを確認してみてくださいね。

photo credit: Ensaio 15 anos – Aline via photopin (license)