いま現在、好きな人と会えない、連絡が取れない、嫌われてしまっているというような状況にある人もいるかもしれません。
その他にも、好きな人に自分以外のパートナーがいる、好きな人が浮気性で不特定多数の異性と関係を持っている、復縁を願っているけど相手からは避けられている、など手の打ちようがない状況に打ちひしがれている人もいるでしょう。
安心してください。潜在意識の力を借りれば、現実世界でどうしようもない状況でさえ変えることができます。本日は、潜在意識を繋がることができる瞑想方法と、それによって好きな人との関係を改善させる方法についてご紹介したいと思います。
潜在意識はすべての人とつながっている
まず大前提となる、潜在意識はすべての人とつながっているというお話からしたいと思います。
すでにご存じの人もいると思いますが、私たちの意識には大きく分けて顕在意識と潜在意識があります。
顕在意識とは、私たちが見たり聞いたり話したり、五感を使って認識するものを処理している、私たちが「ある」と知っている意識のことです。
たいして潜在意識は、顕在意識のさらに深層にあり、顕在意識の100万倍以上とも言われる大きさがあります。普段その存在を感じることはありませんが、そこには私たちがこれまで生きてきた人生の記憶が格納されています。(一説には前世の記憶もそこにしまわれていると言われます)
また潜在意識から、私たち人類が様々な規模のコミュニティで培ってきた風土や知識、文化などを共有する場所にアクセスすることができるようになっています。ちょうど公共の図書館やクラウドのようなものでしょうか。
そこにアクセスすることで、私たちは自身が経験していないようなことでも、自分の住む国や地域の風土や文化に照らし合わせて考えたり行動することができます。
このように、私たちの潜在意識は私たち個人の境界線を越えて、他者とのつながりを持っているのです。普段意識していようといなくとも、私たちはこの宇宙のすべての人と潜在意識を通してつながっているのです。
ですから、たとえ今は一切連絡が取れない状態だとしても、あなたと好きな人はこの瞬間もつながっているのです。現実世界でどうしようもなくても、潜在意識を通して思いを伝えることができます。
瞑想することでよりダイレクトに潜在意識に働きかける
潜在意識を通して、好きな人に思いを伝えるにはどうしたらいいのでしょうか?
普段潜在意識の存在を認識していない私たちが、自分の思いを潜在意識を通して誰かに伝えるためには、まずは潜在意識とのコミュニケーションをとらなくてはなりません。
そのためには、顕在意識の活動を抑え、潜在意識とコンタクトしやすい状態になる必要があります。そのために効果的なのが、「瞑想」なのです。
私の実践している丹田呼吸瞑想法は、丹田呼吸を繰り返すことで潜在意識を活性化させ、その状態でイメージを介して潜在意識とコミュニケーションをとることで、望むものを引き寄せてもらうというものです。
普段私は、この丹田呼吸瞑想法を願望実現法のひとつとして紹介していますが、潜在意識はなにも私たちの願望を叶えるためだけに存在しているわけではありません。先ほども言ったように、私たちは潜在意識を通してつながっています。ですから、あなたの好きな人への気持ちをイメージとして潜在意識に伝えることで、それを好きな人に届けることもできるというわけです。
潜在意識からどんな思いを好きな人に伝えるか?
あなたは、もし今好きな人と話せたら、何を話したいですか?
「なんで振り向いてくれないの?」「なんで別れたの?」「なんで他の人とばかり仲良くするの?」というような、相手を責めるようなことを考えているとしたら、どんなに潜在意識を活用できても好きな人との関係は進展しないでしょう。
あなたが好きな人と現実世界で関係がこじれてしまったときのままの思考では、さらに好きな人を苦しめ、その結果さらに避けられたり遠ざけられたりするだけです。
もし好きな人への「裏切られた」とか「ひどい仕打ちをされた」などの悪い感情がぬぐいきれないのなら、この機会に「本当にその人と一緒にいたいのか」をじっくり考えてみてください。
うまくいかない人と関係を続けたいという場合、自分のプライドを傷つけられたとか、周りの目や噂話が気になるとか、自分の気持ちとは別のところにその人に執着してしまう理由があることがあります。
相手のことを好きと言いつつ、大切に思えない場合は、たいていはそういった自分本位の考えが隠れています。そうであれば、あなたと関係を持つことは好きな人からするとあなたの利己的な欲求を満たすためだけのものなので、あなたのもとへやってくるわけがないのです。
好きな人を潜在意識で引き寄せるコツは、その人を自分よりも大切だと思えるようになることです。いつどんな瞬間も、好きな人が幸せでいてほしい。そこに自分の姿はなくても、その人が笑っていてくれさえずればいい。
もし好きな人に今、あなた以外のパートナーがいるのなら、少なくとも今はそのパートナーが好きな人を幸せにしてくれているのです。そう考えると、自然とそのパートナーに感謝の気持ちが沸いてきます。
好きな人を、ただ無条件に好きでいるのです。そこにこれまでされてきた仕打ちを恨む気持ちや、なかなか思い通りにならず苛立つ気持ちなどを持ち込んでしまうと、その人との関係は発展しないでしょう。
ですから、好きな人は幸せそうに笑っているイメージを潜在意識に伝えましょう。そして、好きな人がそうやって生きていられることに感謝しましょう。そうすると、その思いが心地のいい波動となって好きな人に伝わります。
そうなれば、好きな人は無意識にあなたに対して心地よさを感じるようになります。たとえこれまで大きなケンカを繰り返してきたような仲でもです。
自分の欲を満たすために潜在意識を利用しようとするか、好きな人が生きていることに感謝し無条件で愛するか。その違いで未来は変わってきますよ。