引き寄せの法則を活用し始めてものの1週間で何かしらの成果を出す人がいる一方で、何か月も取り組んでいるのに一向に変化が起きないという人もいます。
引き寄せの法則の効果が出る人と出ない人、この違いはどこにあるのでしょうか?
他人や社会の価値観が、あなたの願望にすり替わっている?
引き寄せの法則の効果が出ないという人は、願望が本当に自分自身から出たものかもう一度しっかり考えてみる必要があります。
私たちは生きていく中で、知らないうちに一般常識や社会的な価値観を受け入れています。
たとえば30歳までには結婚したほうがいいとか、年収はこれくらいあったほうがいいとか、こういう趣味はおしゃれで、こういうものが好きだとオタクだと言われる、とかですね。
自分がほしいもの、望んでいることは何かを明確にするよう日ごろから意識していないと、私たちはこういった他人からの評価とか社会の価値観などをどんどん受け入れて、それが自分のほしいもののように錯覚してしまします。
あなたは本当は結婚したいとは思っていないのに、両親があなたの結婚を望んでいるだとか、一般的には自分くらいの年齢なら結婚すべきだからとか、そういう風にして自分の願望を作ってしまうと、あなたの心はそれを望んでいないため、引き寄せはうまく働きません。
引き寄せがうまい人は、自分の心に素直な人といえるでしょう。
常識や世間の価値観に振り回されず、自分のほしいものを明確にできれば、引き寄せが働かないはずはないのです。
目に見えないものの存在を受け入れていますか?
この世界は、目に見えるものと目に見えないものでできています。
しかし引き寄せがうまくない人は、目に見えないものの存在を受け入れていない人が多いです。
私たちが普段生活している中でも、科学的に存在を証明されていながら目に見えないものがたくさんあります。
たとえば、携帯電話やテレビなどの電波、電子レンジのマイクロ波など。それらは見たり触れたりできませんが、電話で遠くの人と話せるし、レンジで食べ物が温かくなりますよね。
目に見えないからと言って、存在しないということにはならないのです。
しかし引き寄せがうまくない人は、ついついそれを忘れてしまいがちで、目に見えるものばかりに執着してしまいます。
電話や電子レンジが私たちの生活を豊かにしたように、目に見えないものを受け入れて活用するほうが、かえって目に見えるものも豊かに発展していきます。
言葉とイメージの力を確信できていますか?
目に見えない世界と目に見える世界をつなぐもの、それが言葉とイメージです。
言葉とイメージの間でもその役割に違いがあり、言葉はより見える世界寄り、イメージはより見えない世界寄りです。
しかしそのどちらも、目に見えない世界のものを目に見える世界で物質化させる力があります。
たとえばそば屋さんに入って、きつねうどんを食べたいと強くイメージしながら「たぬきそば」と声に出したら、お店の人は何を出してくれるでしょう?
間違いなく、たぬきそばですよね。
これはイメージよりも言葉の方がより目に見える世界に近いことと意味しています。
ですから、10回イメージするよりも1度言葉にした方が引き寄せの力は強力になります。
アファメーションはできるだけ声に出した方がいいというのはそういう理由からです。
しかし誤解してはいけないのは、言葉にさえすればイメージはどうでもいいわけではないということです。
イメージは言葉よりもさらに目に見えない世界と密接にかかわる場所にあります。
私たちは目に見えない世界にあるものをまずイメージとして心の中に作り出します。
そしてそれを言葉にしたり(直観による)行動に移すことで目に見える世界に作り出すのです。
イメージがなければ、そもそも言葉になりようがないということを忘れないでください。
イメージがぼんやりしているということは、何を引き寄せればいいのかがはっきりしていないということです。
具体的なイメージを持って言葉にできる人ほど、引き寄せがうまくいくでしょう。
まとめ
引き寄せの法則を活用するのに、才能は必要ありません。
なぜなら、引き寄せの法則はある特定の能力がある人にのみ働くものではなく、この世界のすべてのものに働くものだからです。
自分のほしいものを明確にして、イメージを具体的に作り上げる。
それを言葉や行動にしていくことで引き寄せが始まります。とてもシンプルですよね。
いまいち引き寄せがうまくいっていないな、という人は、もう一度イメージと言葉について確認してみましょう。