やりたいことがあるのにできない…
夢や目標達成のため、
やりたいことがあるのに、
趣味を楽しむ時間がほしいのに、
仕事や勉強などの
“やらなければいけないこと”を
片付けたときには
疲れ果ててしまっていた…
そんなときって、
焦ったりイライラしたりしますよね。
中には
「自分はダメな奴なんじゃ…」
と落ち込む人もいるかもしれません。
しかし、
やりたいことができないのは
あなたがダメなわけじゃなく、
他に理由があります。
今回は、
やりたいことができない原因と
その状況から脱け出すための方法
についてお伝えしたいと思います。
やりたいことができない原因
なぜ、
やりたいことができないのか?
その原因は、たったひとつ。
セルフイメージです。
セルフイメージが低い状態だと、
あなたがやりたいことを
やろうとするとき、
さまざまな妨害が
出てくるのです。
何のことだかさっぱり
かもしれませんので、
順番に説明していきます。
やりたいことをやろうとすると湧いてくる罪悪感
いざやりたいことをやろうとすると、
「こんなことしていていいんだろうか?」
「こんなこと自分には贅沢なんじゃないか?」
というように、
罪悪感が頭をもたげることがありますよね。
あなたは、なぜこんな風に
罪悪感が湧いてくるのか分かるでしょうか?
答えを言ってしまえば、
これはその、
今やっている”やりたいこと”が
現在の
あなたのセルフイメージに
そぐわない、
言いかえれば、
“やりたいことをやる”というのは、
あなたが「理想の自分」に
近づくための行動であるからです。
潜在意識が現状を維持しようとする機能
潜在意識には
現状を維持しようとする機能である
「ホメオスタシス」というものがあります。
人間をはじめ、
すべての生物にとっての
最優先事項は「生存すること」です。
そして、
生き残ることを考えた場合、
もっとも確率が高いのは
「現状を維持すること」なわけです。
たとえば、
あなたが熊だったとしましょう。
「熊だったとしましょう」と言っても
無理があるかもしれませんが、
要は野生で暮らしているとして、
今生息している山は
そこまで豊富に食べ物が
あるわけではないけど、
生きていくのには困らない程度は
食べ物が手に入るとします。
そして、隣の山には
今いる山とは比べ物にならないくらい
食べ物がたくさんあるかもしれない。
でも、ここが楽園に思えるくらい
食べ物もなく強い敵もいて
生きていくには過酷な場所かもしれない。
だったら
今の状況を維持しよう。
というのが、
生物の本能としての
考え方です。
これが、
文明が発達した今でも
人間の深い部分に
埋め込まれているわけです。
創造的逃避(クリエイティブ・アボイダンス)
このホメオスタシス、つまり
現状を維持しようとする機能があるために
私たちが現状から外れようとする
思考や行動を取ったとき、
潜在意識が現状に留まるように
罪悪感を感じさせたり、
他のことに注意を逸らせたりして
ある意味、妨害してくるわけです。
試験勉強をしなければならないのに、
無性に部屋の掃除がしたくなった
という経験はありませんか?
試験でいい成績を取れば、
何かとメリットはあります。
それが分かっているけれど、
ものすごくめんどくさかったり、
他のこと、たとえば
マンガや部屋が汚れが気になったりして、
試験勉強がはかどらないわけです。
でも思い出してほしいのは、
試験勉強を
しなければならない状況になるまで、
マンガも部屋の汚れも
対して気にしていなかったということです。
つまり潜在意識は、
あなたが現状を変えようとしたとき、
あなたがそれをできない理由を
創り出すのです。
これを、
創造的逃避とか
クリエイティブ・アボイダンス
(Creative Aviodance)
と呼んだりします。
やりたいことができないと何が起きる?
やりたいことができないできないのは、
- セルフイメージが低い状態だから
- ホメオスタシスによって創造的逃避が行われるから
という話をしました。
やりたいことができないと
ストレスが溜まったり、
目標に近づけず焦ったりすると思いますが、
実はもっと
マズいことになってしまうのです。
それは、
どんどん幸せから遠ざかる
ということ。
セルフイメージは、
私たちが同じような
思考と経験を繰り返すことで、
より強固になっていきます。
つまり、
「やりたいことができない」という経験、
そしてそれに伴う
焦りやイライラという感情によって、
自分は「やりたいことができない」
というセルフイメージをより強くしてしまうのです。
そうなると、どんどんと
やりたくないこと・いらないものばかりが
引き寄せられてくることになってしまいます。
たとえば、
- 陰口や愚痴ばかりで向上心のない友人
- 裕福な人を妬んだりお金を毛嫌いする知り合い
- 参加しなくないがしなくてはいけない飲み会
- 一般常識や世間体を気にする思考
など、理想の自分に近づくためには
邪魔となるものや考えが
自分の元にやってくるわけです。
やりたいことができない状況から脱け出すためには?
やりたいことができない状況から
脱け出すためには、
“理想の自分”を
セルフイメージとして
設定してしまうことです。
実は、多くの人が
現状に不満を持ちつつも
理想の自分や、
身を置きたい状況については
イメージが漠然としています。
これでは、
潜在意識は何を引き寄せればいいのか
分かりませんよね?
そのため、あなたが
より強い臨場感を抱いている現実、
つまり現状を
維持し続けるわけです。
理想のセルフイメージを設定するには、
まず自分にとっての理想を
書き出してみることです。
- 収入面
- 異性関係
- 健康
- 振舞いや考え方
- 人間関係
- 仕事
- 容姿
など、
理想の自分がどんなものか
箇条書きにしてみます。
それができたら、
できればいつも持ち歩いて
一日に何度も
見返してみてください。
そうすることで、
だんだんとセルフイメージが
書き換わってきます。
まとめ
以上、
やりたいことができない原因と
そこから脱け出す方法についてでした。
セルフイメージが変わると、
自然と、無理せずに
やりたいことができるように
生活環境や状況が変わってきます。
必死になって時間を作ろうとしなくても
自分の思考が変わり、
それによって行動が変わります。
すると、
それまで難しいと思っていたこと、
たとえば、
気の乗らない飲み会を断るとか
足の引っ張り合いばかりの
友人関係から離れたりとか、
そういうことがストレスなく
できるようになります。
やりたいことができないと、
どうしても気持ちばかり
焦ってしまうこともあるでしょう。
でもそんなときは、
遠回りなようですが、
無理に行動を起こして
状況を変えようとする前に、
自分の内面、
つまりセルフイメージに
働きかけてみてください。
それが結局は
一番の近道です。