引き寄せの法則を実践しようと、アファメーションや瞑想などに取り組んでいても、いまいち効果が実感できない… そんなときにはあなた自身の引き寄せの準備ができていないことを疑ってみる必要があるかもしれません。
あなた自身が「引き寄せ体質」になっていないと、いくらアファメーションなどを熱心におこなっても引き寄せはうまくいきません。このブログでもこれまで何度も言っていますが、引き寄せの法則とは、思考に似たものを引き寄せる法則です。
ですから、ネガティブな思考でいれば、ネガティブなものを引き寄せてしまいます。その状態でアファメーションや瞑想を繰り返しても、効果がないどころか、場合によっては逆効果にもなりかねません。
引き寄せの法則で幸せを引き寄せるには、1日のうちできるだけたくさんの時間をいい気分で過ごすことが重要です。
言葉が持つパワー
これまでに「言霊」という言葉を聞いたことがないでしょうか? 言霊とはいわば言葉が持つパワーのようなもので、いい言葉はいいパワーを、悪い言葉は悪いパワーを持っていると考えてください。
「ありがとう」「愛している」「ついてる」などの言葉には、幸せを引き寄せるパワーがあり、「嫌い」「ついてない」「ざまぁみろ」などの言葉には、不幸を引き寄せるパワーがあります。
ですから、「どうせ自分はダメな人間だ」「あいつは性格が最悪だ」などと日頃から自分や他人の悪口を言っている人には、その言葉に似たものが現実になります。たとえ他人に対して言った悪口でも、自分に返ってきます。
作家で人生や宇宙の法則についてたくさんの著書を残された小林正観さんという方は、「ありがとうを1万回言うと幸せになることができ、5万回言うと奇跡が起きる」と著書の中で書いています。
しかし、5万回言うまでの過程で不平不満、愚痴、悪口などを言ってしまうと、その数はリセットされてしまうそうです。たとえ4万9000回言っていても、その時点で不平不満を言ってしまえば0からやり直しになってしまいます。
これこそが、幸せになれない人がたくさんいる理由ではないかと思います。人間ですから、ついつい不平不満や愚痴を言ってしまうときはあると思います。ですから、いくら思考に気を付けて毎日生活していても、ちょっとこぼした愚痴で逆戻りしてしまうのです。
それなら、いくら頑張っても幸せにはなれないじゃないか… とがっかりするかもしれませんが、心配いりません。もしぽろっと愚痴や不満を漏らしてしまったときは、10秒以内に
「今のはナシ、間違いです。」
というようにしてください。言葉は、最後に発せられたものによってポジティブなものかネガティブなものか判断されます。「あなたはすぐクヨクヨして気が弱いけど、いつも人に優しくできる素晴らしい人間だ」と言われると、どう感じるでしょうか? おそらく「クヨクヨして気が弱い」という部分より、「いつも人に優しくできる素晴らしい人間だ」という方が心に残るのではないでしょうか?
このように、言葉は後に言った言葉によってパワーの質が変わります。ですから、愚痴や不平不満を言ってしまったときには、セットで「今のはナシ、間違いです」とか「でも幸せです、ありがとう」などと言うように習慣づけるといいでしょう。
[ad#adsense-middle]祝福神と天国言葉
先ほどご紹介した小林正観さんは、
「嬉しい、楽しい、幸せ、愛している、大好き、ありがとう、ツイてる」の7つの言葉、七福神ならぬ「祝福神」
として、幸せなるために日頃から口にした方がよい言葉を紹介されています。また、人気ダイエット食品の「スリムドカン」を販売する銀座まるかんという会社の創業者で、人生やビジネスの成功法則について数々の書籍を出版されている斎藤一人さんという方は、
- 愛してます
- ついてる
- うれしい
- たのしい
- 感謝してます
- しあわせ
- ありがとう
- ゆるします
という8つの言葉を「天国言葉」として、日頃から唱えることをすすめています。祝福神と天国言葉を見比べてみて頂ければ分かりますが、「大好き」「感謝してます」「ゆるします」などの違いはありますが、大部分は同じ言葉です。
これらの言葉からしっくりくるものをチョイスして日頃から唱えてみるのもいいでしょう。
10日間で引き寄せ体質になる方法
さて、長くなりましたが、いよいよ本日の本題です。上記のことを踏まえて、10日間で幸せ引き寄せ体質になるワークをご紹介します。
小林正観さんは「ありがとう1万回で幸せになれる」と言っています。このため、このワークでは10日間かけて10000回ありがとうを唱えまることを目標としています。
まず、道路の交通量を調べる人が持っているようなカウンターを用意します。カチカチとボタンを押して数をかぞえるアレです。最近ではスマホのアプリでも無料でありますので、探してみてください。
カウンターを手にもって、「ありがとう、ありがとう、…」と1日1000回唱えます。ことさら心を込めて唱える必要はありませんが、あまり早口になって何を言っているのか分からない、という風にはならないでください。
なお、「ありがとう」は心の中で思うよりも、口に出した方が何倍ものパワーを発揮しますので、できるだけ声に出して「ありがとう」と言いましょう。
このワークに取り組んでいる10日間の間、不平不満・愚痴・悪口などを口にしないように気を付けます。もし言ってしまったら、10秒以内に「今のはナシ、間違いです」と言うようにしましょう。そうしないと、せっかく唱えた「ありがとう」がリセットされて0からやり直しになってしまいます。
以上が、10日間で幸せ引き寄せ体質になるためのワークです。
また、小林正観さんは「ありがとう2万5千回で涙があふれ、5万回で奇跡が起こる」とも言っています。10日間で「ありがとう」を1万回唱えて、まだ余裕があるようでしたら次は2万5千回、5万回を目標に取り組んでみてください。1か月半後、奇跡が起こるかもしれませんよ。
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