引き寄せの法則を活用してお金を引き寄せることは、ある人にとっては簡単、ある人にとっては難しいようです。
結局のところ、人それぞれということですね。
しかし、それで話を終わらせてしまってはもったいないので、なぜある人にとってはお金を引き寄せるのが難しく、またある人にとっては簡単であるのか、私なりにお伝えしたいと思います。
引き寄せの法則でお金を引き寄せる方法についてインターネットで調べていると、「お金は物質としてこの世にあるものだから、人の感情などの目に見えないものよりも引き寄せるのは比較的簡単」だとか、反対に「恋愛関係の引き寄せはうまくいくのに、お金だけはなかなか引き寄せられない」だとかいろいろな人が言っているのを目にすると思います。
引き寄せの法則とはこの世のすべてに共通して働く法則なのに、なぜ人によってお金を引き寄せるのが簡単だったりむずかしかったりするのでしょうか?
まずは、引き寄せの法則とはそもそもどんなものだったか思い出してみたいと思います。
引き寄せの法則とは「思考が現実化する」「イメージしたものが引き寄せられる」法則です。
こう言っただけでは、じゃあお金をイメージしたらお金が引き寄せられるんじゃないの?と考えてしまいがちです。
しかし、引き寄せの法則とはただ単に物質だけを引き寄せるものではありません。
イメージしたときの思考が、さらに似た思考(また似た思考をあなたにさせるもの)を引き寄せると言った方が適切かもしれません。
悲しい気持ちでいると、あなたをさらに悲しくさせる何かを引き寄せます。
あなたがうれしい気持ちでいると、あなたをさらに喜ばせることが引き寄せられます。
引き寄せの法則とは似た者同士が引き寄せあう法則のことだということもできます。
そのため、あなたがお金についてイメージしたときに、「お金を稼ぐのはとても苦しいこと」「お金がなくて毎日つらい」「お金をほしがるのは悪いこと(私たちは小さいころから、周りの大人にこう言われて育つ頃が多いので、こう考える人が非常に多いように思います)」「大金を手に入れたら、泥棒に狙われそうで怖い」などよくない思考をしてしまうと、その思考に似たものが引き寄せられます。
反対に、お金持ちになって親孝行している自分をイメージしたり、理想の家で理想の恋人と過ごしている自分をイメージしたりしていると、その思考に似たものが引き寄せられてくるというわけです。
少し話は逸れますが、よくない思考をしていてもお金がやってくることはあります。
しかし引き寄せの法則は常に「あなたの思考に似たものを引き寄せる」ものですので、そういう風にあなたのもとにお金がやってきたとしても、あなたが幸せになれるかは怪しいとことです。
お金に対していやなイメージを持っている人のもとにお金がやってきても、そのお金はその人を幸せにしてはくれません。
あなたはこれまでに、宝くじを当てた人が、その後に破産して不幸になってしまうという話を聞いたことがあるかもしれません。
これは、お金に対してよいイメージを持っていないのにお金を引き寄せてしまったことが理由かもしれません。
お金を悪者と考えている人のものにやってきたお金が、その人に悪さをしないはずがありません。
引き寄せの法則が働いた結果、お金を引き寄せて終わり、というわけではありません。
お金を手に入れたときの感情(感情は思考がどの方向に向いているかを知らせるバロメーター)が、引き寄せられたものの正体です。
人間は、そのお金で自分や周りの人を幸せにしたいと考えているからこそ、引き寄せの法則を活用してお金を引き寄せたいと考えるはずです。
ですから、お金に対して自分がどのようなイメージを持っているのか、もう一度自分に問いかけてみてください。
上で言ったようにお金に対してよくないイメージを持っていると、お金のことをイメージしたときに、枯渇感だったり恐怖感だったりといった心地の悪い感情が沸いてくるはずです。
逆にお金をイメージしたときに、あれをしたいこれをしたいとワクワクしたり、お金に対して「自分のところに来てくれてありがとう」と感謝する気持ちでいると、お金はあなたのもとにやってきて、あなたを幸せにしてくれるでしょう。