プラス思考とかポジティブシンキングという言葉があります。
本日はこのプラス思考と潜在意識の関係についてご一緒に考えていければと思います。
人はなぜプラス思考になりたがるのか?
「プラス思考になりたい…」「自分の後ろ向きな考え方が嫌になる…」とお悩みの人が多いようです。
なぜ彼らは、プラス思考になりたいのでしょうか?
マイナス思考でいてはなぜいけないのでしょうか?
これに関しては、「プラス思考が善でマイナス思考が悪」という信念を知らず知らずのうちに刷り込まれているということもありますが、単純に「プラス思考でいた方が気分がいい」ということを知っているからではないでしょうか?
もしくは、自分の周りのプラス思考の人を見てみるといつもキラキラを輝いていて、「自分もああなりたい」と考えるのかもしれません。
引き寄せの法則を知っている人からすると、プラス思考でいる方がいいことを引き寄せられることを言っていますので、ある意味で損得勘定から考えても「プラス思考でいる方が得」なわけです。
しかし、引き寄せの法則を知らない、または興味がない人でも多くの人が「プラス思考がいい」と考えるのは、人間は感覚でプラス思考のすばらしさを知っているということなのかもしれません。
コップに半分入った水の話
そもそも、プラス思考って何でしょうか?
プラス思考を説明するときによく例えに出されるのが、「コップに半分入った水の話」です。
半分入った水を「半分しか入っていない」と考えるか「半分も入っている」と考えるかというやつです。
しかしこれは、本当の意味でプラス思考を説明できているのか疑問が残ります。
本当にプラス思考の人は「水が入っていること」それ自体を喜びます。
半分なのかそうでないのかは問題ではありません。
コップに入っている量にこだわるということは、条件付きでそれをポジティブなことかネガティブなことかを判断しているということです。
コップに半分入っている水を見て「半分も入っている」と考える人もコップに10分の1入っている水を見たときには「10分の1しか入っていない」と考えるのかもしれません。
これは、「ある事象を条件付きで受け入れる」という考え方で、「年収1000万円だからあの男性が好き」「モデルのようなスタイルだからあの女性が好き」というような考え方と同じです。
ですから、その条件が消えたときには、受け入れる感情も消え失せるのです。
こういった考え方は、一見プラス思考のように見えますが、いつでもマイナス思考に転換するおそれがあるのです。
対して、水が入っていること自体を喜ぶ考え方は、水の量は問題になりません。
年収300万だろうが胴長短足だろうが無条件で好きなのです。
こうやって水の存在自体を喜べる考え方であれば、マイナス思考に陥る危険はなくなります。
このように、プラス思考になろうと思ったら「無条件で受け入れる」姿勢が重要になるのです。
プラス思考で新しい信念を作り上げよう
ものごとを無条件で受け入れる姿勢でいると、どんなことが起こるか想像してみてください。
水がコップに入っていることがうれしい、その人がいてくれるだけでうれしいと考えると、自然と感謝の気持ちが沸いてくるのではないでしょうか?
勘のいい人ならもうお気づきと思いますが、プラス思考になるためには「感謝の気持ち」を持つようにすればいいのです。
心身一体というように、身体の調子が悪ければ気分も落ち込む、気分が落ち込んでいると体調まで悪くなってくるというように心と身体には相互に影響しあう関係があります。
これと同じように「感謝の気持ち」と「プラス思考」もお互いに影響しあう関係にあります。
どちらが先というわけではなく、感謝の気持ちを持っていると気づけばプラス思考に、プラス思考でいれば自然と感謝の気持ちが沸いてくるのです。
ですから、プラス思考になりたいのなら、まずは周りの人やものに感謝の気持ちを持つことから始めてみましょう。
そして、プラス思考でいることの最大の利点は、潜在意識に刷り込んでしまったあなたの人生を邪魔している「信念」を書き換えることができるということです。
すべてのことを無条件で受け入れ、自分にかかわるすべてのものに感謝の気持ちを持ち、プラス思考でいることで、どんどん感謝したくなるようなできごとを引き寄せることができます。
そういうことが続けば、たとえそれまで「自分はツイてない」という信念を持っていたとしても、たとえば「自分は運がいい」「自分はツイている」というように人生に対して前向きな信念を作り上げることができるのです。
そうした信念を作り上げることができれば、あとはポジティブな引き寄せの波に乗っているだけで人生を楽しむことができるようになります。
まずは「感謝の気持ち」から。プラス思考になりたい人は試してみてくださいね。