潜在意識を活用して願望を達成するとは、具体的にどうすればいいのでしょうか？

方法はいろいろあって、書籍やインターネットで探してみて頂ければ、本当にたくさんの情報が手に入ると思います。

その中からあなたに合ったものを実践して頂ければいいのですが、本日は私が実践している、潜在意識にイメージとして願望を伝えて叶える方法についてご紹介していきたいと思います。

恋愛関係でもお金関係でも、どんな願望でも活用できる方法ですが、今日は特にお金を引き寄せる方法について私の経験も踏まえてお伝えします。

潜在意識と顕在意識の関係

「氷山の一角」という言葉をご存知でしょうか？南極や北極などにある氷山は大きな氷のかたまりで、海に浮かんでいます。

海から突き出ている部分はとても大きくて山のようだから「氷山」というわけですが、実はその氷の山の下にはその何倍も何十倍も大きな氷のかたまりがあるのです。

わたしたち人間の精神というものもそれとよく似ていて、顕在意識の下にはもっともっと大きな潜在意識というものがあります。

顕在意識とは、今あなたがこの文章を読んでいたり、普段考えたり話したりしている意識のことです。

「自我」と表現されることもあります。

あなたが自分の意識だと認識できる部分は、この顕在意識のことです。

潜在意識とは顕在意識のさらに深層にあって、普段の生活の中ではその存在を感じることはあまりありません。

しかし潜在意識は、顕在意識よりも大きく深く、あなたの前世での記憶なども格納されている場所です。

虫の知らせとか、勘だとか嫌な予感といったものは、この潜在意識の中にある前世やあなたの覚えていないような昔の記憶があなたに危険を知らせているものだと言えます。

第六感なんていうのも、この潜在意識の働きです。

顕在意識が及ぶ範囲というのは、見えるものだとか聞こえるものなど身の回りの限られたものです。

一般的に「五感(見る・聞く・嗅ぐ・味わう・触れる)」といったことで感じ取れる範囲です。

それに対し潜在意識はもっと広い範囲にわたっているもので、私たちの潜在意識はこの宇宙のすべてのものとつながっていると言われています。

これが引き寄せの法則というものが存在する理由の一つだといえます。

潜在意識でつながっているので、すべてのものは引き寄せあったり離れたりすることができるのです。

糸電話で声が伝わったり、綱引きで相手チームに引っ張られたらそちらに動いてしまうのと同じ理屈です。

まずはイメージを鮮明に

私たちの間には、見えない糸が張りめぐらされていると考えてください。

その糸をたぐり寄せることで、ほしいものを引き寄せることができます。

では、向こう側にいる相手がはっきりしていないのに糸を引っ張ってみたらどうなるでしょう？

せっかく引き寄せても、ほしいものでない可能性が高いですよね。

引き寄せの法則がうまく活用できていない人は、これと同じようなことをしているかもしれません。

願望がはっきりしていないため、引き寄せははじまらなかったり、たとえ引き寄せたとしてもほしかったものと違ったりしてしまいます。

大金を手に入れても不幸になるなどというのは、こういったことが理由かもしれません。

そうならないためにどうすればいいのか？

それは、引き寄せの前に願望を具体的に鮮明にしておくのです。

潜在意識にイメージを伝えることで願望を叶えるのであれば、そのイメージをより鮮明なものにできればいいということになります。

紙かノートを用意して、願望をはっきりさせることからはじめてみてください。

お金を引き寄せたいのであれば、月収いくらほしいとか、お金があったらどのように過ごたいとか、どんな家に住んでいるとかどんな車を持っているとかです。

コツとしては、「月収○○万円ほしい」で終わるのではなく、月収○○万円になっている自分がどんな生活をしているかを想像することです。

実際お金がほしいと言っている人でも、お金それ自体がほしいのではなく、お金によってもたらされる豊かな生活がほしいのではないでしょうか？

目の前に積まれた札束の山を見るのが、最終目標という人は少ないはずです。

お金そのものではなく、そのお金で手に入れた豪邸や高級車、会社や人間関係に縛られず好きなときに好きなだけ旅行に行けるとか、そういった生活がほしいはずです。

潜在意識とアクセスして、イメージを伝える

潜在意識とアクセスする方法として、私は丹田呼吸瞑想法をおすすめしています。

私がこの方法で願望を叶えたというのが大きな理由ですが、そのほかにもこの方法を実践することで引き寄せの法則への理解が深まり、また自分という存在が、これまで自分が思っていたよりもさらに深くて大きい存在だということに気が付くことができるからです。

潜在意識にコンタクトすると、これまで忘れていたような過去の記憶が次々と思い出されます。

それらは普段は潜在意識にしまわれているだけで、あなたの中から完全に消えてしまったわけではないということが分かって頂けると思います。

また今世の記憶だけでなく、これまで何度も繰り返してきた前世の記憶さえもすべてそこにあります。

私の場合は、丹田呼吸瞑想法を実践すると、行った記憶もない街の風景が浮かんでくることがあります。

証明はできませんが、これらは私が前世で暮らしていたどこかの街の風景かもしれません。(今世のどこかで見たテレビの記憶かもしれませんが…)

丹田呼吸瞑想法で潜在意識にアクセスした状態で、これまでで鮮明にしてきたあなたの願望のイメージを伝えていきます。

伝えるというと分かりにくいかもしれませんが、ただその状態でイメージを思い浮かべれば大丈夫です。

お金を持ったあなたがどんな生活をしているか、そのイメージの中で手に取ったものの感触まで分かるようになるのを目標にされるといいかと思います。

そこまでにならなければ引き寄せがはじまらない、というわけではありませんので、できないからと言って不安にならないでください。

できるだけ鮮明に、できるだけ具体的に、というだけです。

また毎日続けていくうちにより鮮明になっていきますので、なにより継続して取り組まれることが大事だと思います。

技術がなければ引き寄せができない、ということは決してありません。

あなたが一生懸命伝えようとすれば、いつでもあなたの味方である潜在意識がそれに反応しないはずがありません。

潜在意識を信頼して、イメージを楽しみながら望んだ未来を引き寄せて頂ければうれしいです。