引き寄せの法則では、「いつもいい気分でいましょう」とか「ワクワクすることを考えましょう」というようなことが言われますよね?
でも、
- いつもいい気分でなんていられないよ…
- いいことを考えようとしても、ついつい嫌なことを考えてしまう…
という人は多いと思います。
そんな人におすすめなのが、瞑想です。
毎日の生活の中に瞑想を取り入れることで、ネガティブな気分を解消し、さらには潜在意識が活性化するため「引き寄せ体質」を作ることができます。
今回は瞑想によってなぜ引き寄せの効果を高めることができるのか?
そして引き寄せを加速させるコツについてお伝えしていきます。
瞑想がなぜ引き寄せ効果を高めるのか?
私たちの意識には、私たちが認識できる顕在意識と、そのさらに深層にある潜在意識とがあるというのは知っていますよね?
で、私たちが普段生活しているときは、顕在意識は活性化していて、潜在意識の存在を認識することはほとんどありません。
引き寄せの法則を活用するには潜在意識に働きかける必要があるのですが、この状態ではそれが効果的にはできないわけですね。
しかし瞑想をすることで、普段活発な顕在意識を鎮静化し、潜在意識を活性化することができるわけです。
私はこの状態のことを「潜在意識とコミュニケーションを取りやすい状態」とか言ったりしているわけですが、人によっては「変性意識状態」とか、ちょっとスピリチュアルな言い方をすると「宇宙の波動を受信しやすい状態」などと言ったりします。
潜在意識が活発な状態のときに引き寄せたいものごとについて思考することで、その思考が潜在意識に届きやすく、その結果引き寄せの効果が高くなるというわけです。
瞑想によってどんな効果が表れるのか?
瞑想を日々の習慣の中に取り入れることで、以下のような効果が表れるでしょう。
イライラしなくなる
現代社会に生きる私たちは、常にストレスにさらされています。
そのため、思考が乱れに乱れている状態なわけですね。
瞑想に取り組むようになると、思考が整ってイライラすることが少なくなります。
これまでの生活では他人のちょっとした言動や心ない対応などにいちいちイライラしていたとしても、「まぁそういうこともあるよね」という感じで受け流すことができるわけです。
心に余裕ができる感じですね。
不安になりづらくなる
いったん月末の支払いのことを考えだすと不安が止まらなくなる… という人もいると思います。
実は、人間は基本的にネガティブになりやすいので、心配事を見つけては積極的に不安になろうとします。
これも顕在意識が強いことが原因なのですが、とにかく私たちは常に警戒し、知らぬ間に気をが張り詰めている状態になりやすいです。
瞑想を取り入れることで心身をほぐす習慣がつき、ちょっと不安になったとしてもすぐにポジティブに切り替えられるようになります。
いいことが起こりやすくなる
瞑想に習慣的に取り組んでいると、なぜだかいいことが起こりやすくなります。
これは先に紹介したようにストレスから解放されたりポジティブ思考になるからというのが理由ですが、いろいろなことがタイミングよく起こり、人生がうまく進み出します。
直感が鋭くなる
瞑想によって潜在意識が活発になり、直感が鋭くなります。
これまではちっとも気にならなかったのに、なぜか突然やりたくなったり、どこか行ってみたくなったりします。
集中力が高まる
「思考が乱れている」という状態は、同時にいろいろな情報に反応して制御が利かなくなっている状態です。
日々の瞑想によって緊張がほぐれると、心が落ち着き、思考が整ってきます。
その結果、処理すべきことが明確になり、集中力が向上します。
睡眠の質が向上する
リラックスすることが上手になるので、自然と睡眠の質が良くなります。
それまではいくら寝ても心身の疲れが取れないとか、寝ていても途中で目が覚めてしまうというような状態だった人も、瞑想を取り入れることで朝までぐっすりと寝られることが多くなります。
人間関係の質が向上する
損得勘定とか、嫌々ながら付き合っていた人との関係に執着しなくなります。
不安感がなくなり「なんとかなるでしょ」と思うようになるのが大きいですが、一緒にいて気分がよくない人との関係が自然と薄くなっていきます。
またその場合、自分が意図して関係を切るというよりも、自然な流れで関係が終わるというようなケースが多くなります(経験談)。
科学的に見る瞑想の効果
科学的な面からも、瞑想の効果についてみていきましょう。
実験により、瞑想をすることで「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が促進されることが分かっています。
セロトニンには心のバランスを整え、ネガティブな気分を解消したり痛みを和らげたりする働きがあるため、先の紹介したような効果はセロトニンによる働きも関係していると考えられます。
またある研究では、日常的にチベット仏教の修行僧の脳波を調べたところ、瞑想に取り組む時間に比例して集中力の向上に関係しているガンマ波が増加したという結果が出ています。
さらには、創造性を担う脳の前頭前野が大きくなるという脳の構造自体にも変化が起きたことが確認されているそうです。
もっとも、チベット仏教の修行僧は1日10時間以上も瞑想しているということなので、生活の中に瞑想を取り入れるくらいでは脳の構造が変化するとまではいかないかと思われます。
とはいえ、この研究によって脳がその活動内容によって神経細胞などの構造を変化させること、そして瞑想がそれを促進させる可能性が示されています。
引き寄せ効果を加速させる瞑想のやり方
- ネガティブな気分を解消する
- 思考が整い心が安定する
- 直感が鋭くなる
など効果により、引き寄せにも是非取り入れたい瞑想。
ここではさらに引き寄せ効果を加速させるためのコツについてご紹介します。
リラックスできる環境を作る
瞑想することでリラックス状態を作ることができますが、自分から積極的にリラックスできる環境を作ることで、より効果を加速することができます。
瞑想は、できるだけ静かで騒音のない場所で行うようにしましょう。
また明るいより、部屋を暗くした方がやりやすいです。
どうしても周りの明かりや音が気になる場合には、アイマスクをしたり、ヒーリングミュージックなどをかけて気分よくいられるようアレンジしてみましょう。
好きなキャンドルやアロマなどを焚いてみるのもおすすめです。
寝る直前がもっとも効果的
潜在意識は、就寝前にもっとも活性化されると言われています。
そのため、寝る直前に瞑想するのが引き寄せ的にはもっとも効果的だと考えられます。
寝る前に30分、できるなら1時間くらい確保して瞑想に取り組んでみてください。
瞑想すると「半分寝ていて半分起きている」というような状態になりますので、多くの場合そのまま寝付くことができます。
なお、「瞑想していると気づいたら寝てしまう…」という人がいますが、それはそれで問題ありません。
瞑想は日常生活で緊張している、あなたの心身をほぐすためのものです。
そのため、知らないうちに眠ってしまうのなら、潜在意識が「今はそれがベストだ」と判断したとでも考えましょう。
それはあなたの心身を十分にほぐすのに必要な過程です。
途中で寝てしまうとしても、めげずに瞑想を続けてみてください。
そのうち、気づけば寝ずにやり切ることができるようになります。
丹田呼吸を取り入れよう
瞑想にはいろいろとやり方がありますが、私がおすすめしているのは丹田呼吸瞑想です。
丹田呼吸にはそれ自体に、幸せホルモン(セロトニン)の分泌を促す効果があります。
瞑想時の呼吸法として取り入れることで、瞑想の効果をさらに加速することが期待できますね。
詳しいやり方については、以下のページで紹介しています。
興味があったら見てみてください。
まずは5分からはじめてみましょう!
以上、瞑想が引き寄せ効果を高める理由と引き寄せを加速させるコツについてお伝えしました。
瞑想にはさまざまな効果があると言われている反面、「瞑想はこわいものだ」とか「安易に手を出してはいけない」などと言われることもあります。
しかし、そこまで構える必要はなく、ただ楽な姿勢で目をつむって、ゆっくり呼吸しながら、その呼吸に意識を集中させるだけのことです。
先に紹介したチベット仏教の修行僧のように1日10時間とか行うなら分かりませんが、日常生活に取り入れる程度であればむやみに恐れる必要はありません。
実際に私は毎日瞑想していますが、そのポジティブな効果を実感しています。
あなたも興味があるのなら、まずは5分からでいいので実践してみてください。
きっと実践後の気分のスッキリ感を分かってもらえると思います。